東日本大震災以降から、ちょうど5年。
まちの抱える防災の課題をみんなで考えるワークショップ「DEPminato」
1月30、31日の2日間開催されたワークショップ「DEP(Disaster Education Program)minato」。
開催場所の名古屋市港区・築地口エリアは、60年ほど前の伊勢湾台風で大きな被害を受けた場所でもあります。
このワークショップでは、この街の「町内会の皆さん」「青年会の皆さん」「幼稚園の園長さん」が、それぞれ抱えている防災に対する課題を、参加者全員でアイデアを出し合うというものでした。
2日間で持ち寄ったアイデアが、これからの防災を生み出すきっかけに
たった2日間のワークショップでしたが、どの課題に対しても白熱した議論が交わされました!
例えば、
町内会さんの皆さんの課題:防災意識が低い人も参加できる防災プログラムを作りたい!
この課題には、まずは街の人たちに町内会との接点ができるような接点を作ろう!と、港まつりとコラボレーションしたイベントを提案したり、
青年会の皆さんの課題:防災を楽しく体験できる子ども向けキャンプをつくりたい!
この課題には、地域全体をフィールドにしたキャンプを企画してみたり。(2日目には、実際にデモンストレーションをしてみました!)
また、
幼稚園の園長さんの課題:季節・学期ならではの防災訓練をしたい!
この課題には、これまでの訓練にはなかった新しいプログラムを考案。先日3月3日には、この時に考えられたアイデアを含めた防災訓練が実際に行われました!
それぞれが持ち寄ったアイデアは、どれも短時間で考えたとは思えないくらいの完成度!まちの人たちだけでは解決できなかった課題も、いろんな人の力を合わせることで、新しい解決策が生まれる瞬間を見ることができました。
自分のまちの、明日からの防災を考えてみる。
このワークショップを企画したのは、「yamory ボウサイ」。
避難所体験キャンプや、防災を知るためのゲーム開発など、「防災」をより身近に気軽に考えることができるサービスを提供しています。防災に関することって、なかなか意識しづらいもの。楽しくみんなで共有出来る防災の知識やアイデアというのは、これから来るだろう大震災に向けて、大事ではないでしょうか。
今後30年の間に南海トラフ地震が発生する確率は70パーセントとも予測されおり、私たち名古屋圏内に暮らす人たちには他人事とは言えない課題です。
そんな場所に住む私たちだからこそ、今、改めて、自分の住む街の防災に関して、目を向けて考えてみる必要があるのでは。
皆さんも、まずは自分の住む場所についての「防災(ボウサイ)」について、考えてみませんか?
DEP(Disaster Education Program)
yamoryボウサイについてはコチラ
DEPminato開催場所:港まちづくり協議会
※なお、港まちづくり協議会では、3月11日に「アートが社会にもたらす新たな可能性―クリエイティブ×防災―」と題したスクールを開催予定です。
POTLUCK SCHOOL(ポットラック・スクール)についてはコチラ