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2017.11.14 eco

地元から世界を目指そう。「がブリチキン。」社長の思いとは。加藤弘康氏インタビュー

名古屋市西区にある上小田井周辺エリアを「三ツ川タウン」と名付け、住んでも遊びにきても楽しい町にすべく、有志が集まって様々なイベントや店作り・場づくりに取り組んでいます。IDENTITY名古屋でもそんな三ツ川タウンの魅力をご紹介していきます。

名古屋で誕生し現在全国に60店舗以上展開する人気バル居酒屋「がブリチキン。」。連日たくさんのお客様と、活気ある店員さんで大賑いです。

そんな「がブリチキン。」を運営するのが今回ご紹介する株式会社ブルームダイニングサービス。ヒット業態の「がブリチキン。」をはじめ、カフェ業態の「THE BROOKLYN CAFE」や、バルダイニング業態の「BOCOCA」など、合計15もの業態を展開している企業です。

そんな「ブルームダイニングサービス」、実は三ツ川タウン発祥ということはご存じでしたか?今回は上小田井にある「カラオケTRAX」2階の本社オフィスにお邪魔し、創業者の加藤弘康さんにお話を伺ってきました。

Profile―
加藤弘康 1977年3月20日愛知県生まれ。40歳。
トライデントスクールオブマネジメントを卒業後、サラリーマンになるが1年半で退職し、独立を目指して22歳で飲食店(Bar)での修業をはじめる。
その後、名古屋の飲食企業(居酒屋)へ再就職をし、店長、統轄店長を経て取締役に就任。会社の成長に貢献。
そして2006年11月、29歳の時に株式会社ブルームダイニングサービスを設立し、代表取締役就任。現在に至る。

地元で創業、名古屋で展開、全国、世界へ

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僕は地元愛が半端じゃなかったので

―加藤社長にとって1店舗目となった「小田井ホルモン」を開業するまでの経緯について教えてください。

僕が飲食の道に入ったきっかけは、いつか地元でバーを開こうと、友人たちと語りあった夢があったからです。22歳の時に飲食の道に入り、29歳で「小田井ホルモン」をオープンさせました。

―初めから店舗を拡大していきたいという思いがあったのでしょうか?

僕は平田小、平田中と平田の町で育ったので、地元で創業したいという想いがありました。ただ、居酒屋の修行時代に10店舗のマネジメントを経験させてもらったこともあり、店舗を展開させることも同時に考えていました。そのため創業当初から、5年で10店舗作るという目標を掲げました。

―ブルームダイニングサービスと言えば「がブリチキン。」が有名ですが、他にも様々な業態のお店を展開されているのはなぜでしょうか?

様々な業態を展開しているのは、“社内で夢を描ける会社にしたい”という想いがあるから。それを形にするためには何がベストか、を考え続ける中で、様々な業態を試しているんです。

社名にある、「ブルーム」は花が咲くという意味で、幸せの花を咲かせるという理念を表しています。飲食に携わる人は「マネジメントをできるようになりたい」「料理人になりたい」「ソムリエになりたい」と志は人それぞれです。

うちの会社は社員ひとりひとりの人生開花に繋がるよう、様々な経験を提供したい。そのために、お店を展開しているのです。

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―たくさんの業態の中には飲食店だけではなく、カラオケまであります。それもこの三ツ川エリアに。「カラオケTRAX」はどのような経緯で生まれたのでしょうか。

「カラオケTRAX」は、昔からこの場所にあったお店を継がせてもらったものです。
実は僕が18,19歳の時にアルバイトさせていただいたお店でした。当時は家族経営で、自分の子供のように可愛がってくれまして。アルバイトをやめた後も、成人式や結婚、子供が生まれた時にはご挨拶に訪れていました。僕が飲食業を始めたこともご存じで、たまにお店に食べに来てくれていました。

そんな中、オーナーがお年を召してお店を続けるのが難しくなってきたときに、「テナントで飲食店をやってくれないか」というお誘いを受けたんです。

正直なところ、駐車場もないですし飲食店にしてはどうも成功イメージがわきませんでした。ただ、思い入れのあるカラオケ屋だからこそ、なんとか継承できないかと考え、数字なども入念に調べました。その結果、まだまだ戦える可能性を見つけ、屋号もそのままの「TRAX」として、お店を継ぐことにしたのです。

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―本社オフィスはお店を継いだ当初から「カラオケTRAX」の上にあったのでしょうか?
ここに本社機能を持ってきたのは3年前くらいです。最初は1階だけ借りており、上の階にはお婆ちゃんが住んでいました。お婆ちゃんが引っ越すときに、土地と建物も買ってくれないかと言われ、上の階を事務所として使うことにしました。

合理的に考えれば、当時は都市部への出店も進んでいたので、名駅付近や東京などに本社を置くのが普通かも知れません。ただ、僕は地元愛が半端じゃなかったので、地元に本社を置きたかったんです。(笑)

名古屋でお店を拡大。加藤社長の想いとは

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名古屋LOVEだから、名古屋に根付く企業でありたい

―「がブリチキン。」は都市部にある印象でしたが、今年に入り郊外型の店舗も出店されています。郊外や地方を狙っていらっしゃる意図は?

郊外に力を入れたいわけではありません。名古屋でお店を展開したいと思ったら、郊外を視野に入れないわけにはいかないだけです。

平田出身といえど、もう少し広く見てみると僕は名古屋が大好きなんです。 大好きだからこそ、名古屋に根付く企業でありたい。店舗は、県外、海外と展開していますが、それらは全てフランチャイズです。今のところ直営店は名古屋しかありません。スーパーバイザーなどは全国のお店を飛び回りますが、基本的に社員は名古屋から出ないというのをかたくなに守っているんです。

―都市部の店舗と郊外の店舗では、どのような違いがあるとお考えでしょうか?

小田井のように、田舎から出店してきたので都市部のお店に行くと忙しく感じる時があります。お客様ひとりひとりを、ゆっくりとおもてなしする、という点では、郊外の方が理想的なのではないでしょうか。目の前のお客様に対して、一生懸命さが伝わりやすいのが、郊外ならではですね。

―名古屋に軸足を置いて事業を拡大してきたなかで、何かメリットに感じたことはありますか?

名古屋は狭いので、その狭さが強みになることがありますね。地域の人に愛されることで存続ができる。かつ競合が少ない。東京に行くと、中途半端な実力では埋もれてしまうと思いますが、名古屋では認知度が上がることで、色々な人とつながることができます。

―名古屋ならではの勝ち方を見つける力など、事業を拡大できた秘訣が気になります。ずっと名古屋で仕事をしてきた中で、どのようにして視野を広げていくことができたのでしょうか?

常に経験するよう意識し続けてきたからでしょうか。僕は視座を高く持つというよりは積み重ねていくタイプです。2,3歩先を一生懸命目指したら、また2,3歩先が見えてきて、その延長線上で視野が広がっていく。創業時も、今のような景色を思い描いていたかというとそうではなく。やっぱり経験することでしか、その先を描くことはできませんでした。

―経験することでしか描けないとは?

たとえば海外で事業をするというと、遠い世界の話だと思え、とても難しいことのように見えます。しかし、日本からタイって7時間あれば行くことができるんです。一方、名古屋から島根も電車で行けば5時間くらいかかる。そう考えると、「海外も遠くない」と思えるんです。経験することで感覚は変わる。

そして経験することでしか、現実的な課題は見えてきません。文化も価値観も異なり、1つのお店を出すのにもルールが違います。それでも海外でお店を出したいと思うのなら、その課題を克服する必要がある。経験することで、次やるべきことが見えるようになり、その延長線上に未来を描くことができるのです。

―いきなり何かを始めようというのではなく、身近なところから、経験を積み重ねることが大切なのですね。

その通りです。社員を抱える経営者としても、地に足のついていない幻想を語ることでは、人は付いてこない。ですからまずは身近なところから、自分が言ったことをやりきる。すると、社内も、お客様も、取引業者様も信用してくれますし、次に繋がるんです。

―身近な地元や名古屋で、目の前の課題に一生懸命トライした結果が、今の加藤社長の姿なんですね。

僕は名古屋が大好きですし、まずは名古屋の代表だと言っていただける様になってから、全国、世界を目指します。そんな夢を描いて取り組んできました。

加藤社長に地元を語ってもらいました

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同じ西区なのに「ギリギリ名古屋市」な町

―ここまでで、加藤社長の地元や名古屋に対する思いが伝ってきました。地元のどのようなところが好きか、教えてください。

生まれ育った町だからでしょうか。何かがあるわけではないですけど。なんか落ち着きますよね。名古屋の都心部のほうからしたら川向こうだって言われていたり。同じ西区なのにこっちはギリギリ名古屋市で。(笑)

だけどそういう気取らなさにも愛嬌があると思います。最近は人口も増えているみたいですし、住みやすいゆえに発展してきているんではないかなと。

―プライベートでの地元の過ごし方を教えてください。

地元だと庄内緑地公園へ行って芝生の上で遊んだり、川に行って走ったりしていますね。そういえば、新川で蟹が取れるってご存知でしたか?たまに子供と取りに行くんですが、捕まえてきては奥さんに怒られてます。虫とか蟹とか、持って帰ってくるなって。(笑)

―よく行くお店はありますか?

最近よく行くのは「よしいけ」という和食屋さんですかね。大将も女将さんの人柄も温かくて良いお店です。うちのメンバーもよく利用していますよ。

―最後に、地元でやってみたいことがあれば教えてください!

構想は色々あります。

たとえば地元のお店でリアルキッザニアをやってもらうと面白いなと思っています。キッザニアって面白いんですよ。遊び感覚で商売が学べて、子供も喜んでくれる。早いうちから働く素晴らしさを感じてもらって、大人になる楽しみを知ってほしいと思っています。それと同時に、地元がこんなに素敵な町なんだという気持ちになってくれると嬉しいですね。

他にもお店の駐車場を使ってフリーマーケットを開いて地域と繋がる機会を持ちたいですね。地元に根付きたいという思いが強いので、地域コミュニティをもう少し強めたいという気持ちは創業時からありますが、実際にやるのはなかなか大変です。業務の間をぬって上手くやりたいなーと思いますね。

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創業12年が経つ「ブルームダイニングサービス」では、15もの業態を展開。

加藤社長のインタビューを通して、自分の育ってきた、地元を愛するということ。そして理想を掲げ、着々と努力していく大切さを感じました。地元愛と夢、どちらもビジネスにおいては、非効率に思えることかもしれません。

経営効率に過度にこだわることなく、目の前のことを一つ一つ乗り越えてきた結果が、今の加藤社長の姿であり、お店の人気につながっているのではないでしょうか。

三ツ川タウン発祥、名古屋代表の企業として、今後の活躍を応援しています。


株式会社ブルームダイニングサービス

URL:株式会社ブルームダイニングサービス 公式サイト

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