伝統的な漁として、全国的に有名な手法の一つである鵜飼。
方法としては、鵜が水の中にいる魚を捕まえ水面に上がった瞬間に、鵜匠が手に持っている手縄を引っ張り、鵜が捕まえてきた魚をはき出させるという、そういった一連の繰り返しによって漁を行います。
今回ご紹介する木曽川の鵜飼の起源は、今より1300年前の702年(大宝2年)。今のような形になって300年以上の歴史を誇る「木曽川うかい」は伝統的な漁としては、まさに日本最古といわれ、毎年多くの人が観覧に訪れます。
今年は6月1日~10月15日までの期間に行われ、犬山遊園駅東口から徒歩約3分の場所にある「木曽川うかい乗船場」から乗ることができます。
ライトアップされた犬山城が見える夜の鵜飼は圧巻
見所は船上からしか味わうことができない、かがり火で染められた川面で行われる鵜匠の華麗な手さばき。
鵜舟での漁の様子を間近で見ることができるので、かがり火の熱気が頬で感じることができ、時折、鵜も水しぶきが飛ぶくらい近くに来てくれるそうです。
また、船上から眺めるライトアップされた犬山城はため息がでるほど、幻想的だといいます。
全国では珍しいお昼の鵜飼も観覧できる
2003年から全国的にも先駆けて開始した「昼鵜飼」も魅力の一つです。
遊覧中、船内では贅をつくした木曽川夕膳や犬山市公式キャラクター御膳を味わうことができるので、
伝統的な文化を優雅に楽しむことができます。
歴史ある愛知県が誇る伝統文化をこの機会に間近で味わってはいかかでしょうか。
木曽川うかい
開催期間:6月1日~10月15日まで
定休日:木曽川の増水時
住所:愛知県犬山市犬山北白山平2番地先
名鉄「犬山遊園駅」東口より徒歩約3分
※駐車場は乗用車25台分なので、
公共交通機関でのアクセスを推奨