尾張の国と呼ばれ、城下町として栄えていたここ名古屋には尾張四観音とよばれる名古屋城を中心に四方向を守るお寺があります。約400年前、徳川家康が名古屋城を建てる際に定めたとされています。千年以上の歴史があり、名古屋の人々から長く信仰されているお寺です。以前ご紹介した今年の恵方「笠寺観音」のほかに「荒子観音」「竜泉寺観音」「甚目寺観音」があり、今回はその三つのお寺をご紹介します。
前田利家ゆかりのお寺荒子観音
名古屋市中川区にある尾張四観音の一つとして親しまれています。戦国時代に加賀藩主となった前田家の菩提寺であり、前田利家ゆかりのお寺です。また、「円空仏」という独特な木彫りの仏像が約1200体残されています。
営業時間:7:00~17:00
http://nk.xtone.jp/archives/arakokannon.html
尾張四観音の一つ甚目寺観音
約1400年前に金色の聖観音像を海から一人の漁師が引き上げた際に建てられたとされるお寺です。また、甚目寺は天智天皇の病気を治したことから、勅願寺となっています。毎月、12日には甚目寺観音てづくり朝市が開催されて多くの人で賑います。
営業時間:境内自由
熱田神宮の奥の院とよばれる竜泉寺観音
最澄が建てたと言われる歴史のあるお寺です。弘法大師空海も熱田神宮に参籠中に熱田の三剣を埋納したといわれており、そのような理由から熱田の奥の院と呼ばれています。
営業時間:境内自由