食に歴史に大満足!「山県でまなぶ、おばあちゃんの郷土料理」に参加してきました

食に歴史に大満足!「山県でまなぶ、おばあちゃんの郷土料理」に参加してきました

子どもの頃、お盆や年末年始に田舎のおばあちゃんの家で食べたような郷土料理。

大人になってから改めて食べると、素材の味を活かした優しい味付けにどこかホッとする気持ちを感じるかもしれません。

名古屋から車で約1時間の距離にある岐阜県山県市には、そんな優しい料理を味わうことのできる農家レストランがあります。

厨房に立つのは、山県のおばあちゃん!農家レストラン「おんせぇよぉ~」

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山県市の北山地区にある農家レストラン「舟伏の里へ おんせぇよぉ~」。

2009年に廃校になった北山小学校のランチルームを利用して、地域のおばあちゃんたちが運営しています。

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料理上手なおばあちゃんたちが、家族に作るのと同じように愛情を込めて作った、山県に伝わる料理を食べる事ができるお店です。

野菜や山菜は、おばあちゃんが庭や畑でその日に取ったもの。そのため季節によってメニューは、少しずつ変わります。

先月末には、「おんせぇよぉ~」で「山県でまなぶ、おばあちゃんの郷土料理」というイベントも開催され、アイデンティティ名古屋も参加してきました。

主催は、山県の魅力を素敵なストーリー仕立てで発信する「YAMAGATA BASE」。

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9月25日に「おんせぇよぉ~」で開催されたバスツアーイベント「山県でまなぶ、おばあちゃんの郷土料理」。

主催は、イベントや、山県の人や場の魅力をウェブ上からストーリー形式で発信する「YAMATAGA BASE」。

今回の料理のワークショップのほかにも、カメラ体験やファッションショーなど、違う地域から人を呼び寄せるバスツアーも定期的に開催しています。

今回の「山県でまなぶ、おばあちゃんの郷土料理」は、2回目のバスツアーイベントで、1回目のフィルムカメラ体験イベント「パシャッと山県」にも、アイデンティティ名古屋は参加しました。

前回のツアー記事はこちら

山県ならではの食に触れる!「山県でまなぶ、おばあちゃんの郷土料理」参加レポート

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「山県でまなぶ、おばあちゃんの郷土料理」には、20人弱が参加。

山県に到着したあとごちそうになったのは、「おんせぇよぉ~」で働くおばあちゃんたちの特製おべんとう。

山県で採れた野菜がメインで使われた料理は、日頃なかなか食べられないような手の込んだものばかり。

「桑の木豆」をはじめ、今までに見たことのない野菜を堪能し、気分が一気に高まりました。

おばあちゃんから山県の歴史を聞きながら作るおはぎワークショップ!

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お手製のお弁当を堪能したあとは、イベントのメインであるおはぎづくりへ。

何から作るのかワクワクしながら待っていると、目の前にあずきが登場。あんこから一緒に作っていきます。

あんこになる小倉を煮込む間には、おばあちゃんから山県独特のおはぎ作りについて教えてもらいました。

なんでも会場となった北山小学校近くは、もともと水はけの良い土地で米を収穫できるところも少なかったんだとか。

お米が原料になるおはぎ。少ないお米に加えて何を使っていたかというと…
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「お米の代わりに里芋も入れてたんよ。お水でぽこぽこなるまで芋を煮たのを米と一緒につぶしておはぎにしてたなあ。」と語るおばあちゃん。

家によって大きさや作り方が異なるおはぎは、地域のルーツを知るのにぴったり。

おばあちゃんの温かい眼差しに見守られながら、参加者みんなでおはぎ作りを楽しみました。
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平均年齢70歳以上!?パワフルなおばあちゃんたちに教わる北山茶の淹れ方講座

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山県の歴史と美味しいおはぎを堪能した後は、山県特産、北山茶の美味しい淹れ方を学びました。

教えてくれたのは、山県のPRを行う団体「ちゃ茶クラブ」のおばあちゃん。

「ちゃ茶クラブ」結成時の平均年齢は、なんと70歳!

北山茶以外にも、そばやこんにゃく作りを行い、郷土料理でイベントに出店したり、商品を開発したりとアクティブに活動しています。
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「みんな倒れるんじゃないかと思ったけれど、なんとか続けているよ。」とおばあちゃん。

美味しいお茶を頂きながら、アクティブに活動する元気なおばあちゃんたちのお話にパワーを頂きました。

「山県を出ることを考えないぐらい山県が好き。」おばあちゃんが語る山県の魅力

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今回、さまざまな料理とお話で私たちをもてなしてくれたおばあちゃんのなかには、一度も山県から出たことのない人もました。

山県で生涯を送ってきた彼女に地域の魅力を聞いてみると…

「なんにもないところだけれど、私はここが大好き。山県から出たことがないからそう思うかもしれない。だけど、ここから出ることを考えられないぐらい好きだわ。」

確かに、今回訪れた北山地区には、コンビニも、スーパーも見当たりません。

しかし一日楽しく過ごした参加者の顔は、レジャー施設では決して得られない満足感で溢れていました。
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「私の息子もな、定年になったら戻ってくるって言うてるんよ。山県は、みんなが大好きな場所だと思うわ。」

ずっといても、少しの期間離れたとしても、あるいは初めて訪れた人たちも。

関わる全ての人たちが好きになってしまう不思議な魅力が山県にはあるのかもしれませんね。

10月25日にも山県のおばあちゃんと出会えるツアー!「幸せつなぐ、我が家の味の作り方」

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今回のイベントレポを通して、山県に興味を持った方もいるかもしれません。

「この後もおばあちゃんに会えるツアーがあるので、今まで山県を訪れたことがない人も気軽に遊びにきて欲しい。」と話すのは、山県市役所の高橋さん。

10月25日には、山県のおばあちゃんが育てた秋の野菜を使って、丁寧に料理の基本を教わるイベントが行われます。

都会では体験できない温かみ溢れる自然や人との出会いを通して、山県のファンになること間違いなし。

1日が終わる頃には山県が大好きになる「YAMAGATA BASE」主催のバスツアー、あなたも参加してみてはいかがでしょうか。

お嫁に行く前に知りたい3つのこと「幸せをつなぐ、我が家の味のつくり方」
開催日:10月25日
参加人数:20人まで
参加費:大人お1人様3,500円
(ワークショップ参加費+昼食代込)バスツアー詳細はこちら!


提供:山県市観光プロモーション事業

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