「今度名古屋に行くんだけど、行っておいた方がいい場所ある?」
他の都市と比べると、観光スポットが無いと言われがちな名古屋。
名古屋に住んでいるとよくこの質問を投げかけられます。
でも名古屋民の多くは、本当に“いい場所”は教えません。
それは意地悪だからではなく、せっかく遠くから来る人をがっかりさせたくないから。
自分にとっての“いい場所”は、名古屋外の人にとっての“いい場所”ではないと思っているんです。
「きっとこういう答えを求められているはずだ。」
名古屋民は、自分が本当によく行く場所ではなく、
“求められていそうな名所”を答えてしまいがち。
ガイドブックにもネット上のまとめにも、同じようなお店や観光地ばかり出てきてしまうのは、
名古屋民のこのちょっと変わった気遣いが影響しているのかもしれません。
だからこそ今回は、名古屋で暮らす私たちにとって日々馴染みのある「本当の御用達」を厳選しました。
たとえそこに、わかりやすい”名古屋らしさ”はなくとも。
流行にとらわれない、独自路線を歩むお店が多い名古屋。
せっかく名古屋に来たのなら、そこで働く人たちの熱い思いやこだわりに
ひとつでも多く触れてみて欲しいのです。
前置きが長くなりました。
ではさっそくスマホを片手にリアルな名古屋を巡る旅に出かけましょう。
※ここに記載の情報は2019年12月公開時点のものです。営業時間や定休日はお店の公式HP等でご確認ください。
※2020年3月までに、いくつか追加掲載予定です。
目次
- 1 〈 食べたいとき。お腹がすいたら、ここへ行く 〉
- 2 〈 買いたいとき。いつ行っても、なにかある。 〉
- 3 〈 疲れたとき。一時休止は、ここへ行く 〉
- 4 〈 呑みたいとき。美味しいお酒は、ここにある 〉
〈 食べたいとき。お腹がすいたら、ここへ行く 〉
名古屋の魅力は食べ物が美味しいこと。
しのぎを削る名古屋の飲食店の中でも特に食べ逃さないで欲しいお店です。
その1.朝ごはんと言えば。
THE名古屋モーニング代表。自家焙煎コーヒーと自家製コンフィチュールが織りなす名古屋モーニングの元祖「coffee shop KAKO(花車本店)」| 国際センター駅
名古屋で最初に自家焙煎コーヒーを始めた「KAKO」花車本店。ステンドグラスが素敵なアンティーク調の店内で味わえるのは、手作りづくしの選べるモーニングメニュー。
中でも人気は、ドリンクにプラス350円であんこ、ホイップクリーム、フルーツコンフィチュールがのったトーストを付けられる「シャンティールージュスペシャル」。コーヒーも自家焙煎、トーストのトッピングのコンフィチュールや小倉あんも自家製というこだわりの結晶のようなモーニングです。中でも創業当時から続く元祖「オレンジママレード」は外せません。
週末は行列必至のため平日が狙い目です。柔らかい光の中で、素敵な朝のひとときをお過ごしください。
営業時間:7:00-19:00(月曜~金曜)/ 7:00-17:00(土日・祝日)
※モーニングは開店から11:00まで
定休日:無休
URL:無し
住所:愛知県名古屋市中村区名駅5-16-17 花車ビル南館1F
職人の本気を感じる贅沢な朝。つきたてのお餅の美味しさを再発見する「茶房もちつき庵」|塩釜口駅

ほうじ茶付きの朝の餅メニュー「つきたてセット」。柔らかくしなやかな、本気のお餅、ため息が出ます
職人が真剣に向き合ったお餅の美味しさを感じてほしいという想いで、朝から本格的な”お餅の朝食”を提供する「茶房もちつき庵」。名古屋駅から東山線で一駅、伏見駅で鶴舞線に乗り換え、地下鉄に揺られること約20分。
畳の小上がりや茶器など茶房を感じる雰囲気の中で、毎朝つくお餅をきな粉や大根おろし、醤油などでいただくことができます。機械を一切使わず人の力だけでつくつきたてのお餅の美味しさは格別で、わざわざ遠方からやってくる人も。名古屋の文化に合わせてモーニングメニューは用意されているものの、お店が提供するのはあくまで本格的なお餅を朝から味わえる贅沢な体験。

「朝のサービスセット」は時間をかけて炊き上げる自家製ぜんざい、トースト、飲み物のセット
ほうじ茶が付いてくる「朝の餅メニュー」はもちろん、「朝のサービスセット」に付くミニぜんざいも味わっておきたい逸品。市街地から少し足をのばしてでも本物を体験したい人のための、お餅料理屋さんです。
営業時間:09:10~15:45 (L.O.15:20) 日曜営業 ※モーニングは開店から11:00まで
定休日:火・水曜日
URL:無し
住所:愛知県名古屋市天白区大坪2-804 ラフォーレ八事 1F
新生モーニング代表。固定概念を覆す、一日中モーニングできる喫茶店「喫茶モーニング」|名古屋駅

名古屋駅から徒歩9分。名古屋駅西銀座通商店街に誕生した「喫茶モーニング」
市の商店街再生事業の一環として空き家をリノベーションし、2019年に生まれた古民家風喫茶店。長屋の趣を生かした店内は、どこか懐かしく落ち着く雰囲気。

購入した豆を全自動コーヒー焙煎機で焙煎するのを見る時間も楽しい
市民のアイディアを形にした一日中「モーニング」を楽しめるという型破りの喫茶店は、名古屋の新しい喫茶店文化を作りつつあります。

人気の小倉トーストの他、自家製ジャムのトーストも隠れたおすすめメニュー
レギュラーモーニングセットの他、プラス100〜200円でカレーやサンドイッチ付きに変更できる仕組み。自家焙煎のブレンドコーヒーがお代わり一杯無料なのも嬉しいポイント。名古屋モーニングの最先端を味わうならここに決まりです。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
今注目のエリア・千代田代表。シンプルイズベストな王道アメリカンモーニング「EARLYBIRDS breakfast(アーリーバーズ)」|東別院駅

このニワトリさんのマークが見えてくると、ワクワクするんですよね。
今注目のエリア「千代田」で昔からファンが多い千代田の朝食屋こと「アーリーバーズ」。ブレックファストプレートは卵の焼き方をスクランブル、目玉焼き、両面焼きから選び、さらにパンの種類、お肉の種類まで選べるお店の定番メニュー。

「BREAKFAST PLATE」。卵の焼き方は3種類から、パンの種類はトーストかビスケット、お肉の種類はソーセージかベーコンからそれぞれ選んで自分好みの一皿に。
他にもサンドイッチやオムレツ、チョップドサラダまで、王道のアメリカンモーニングを安定の美味しさで提供してくれる人気店です。
アーリーバーズ店内からは母体となるCircles(サークルズ)の店内が見え、楽しい気分が一段と高まります。
その2.純喫茶と言えば。
名古屋の喫茶文化を牽引。コーヒーとサンドイッチの老舗純喫茶「コンパル」|名古屋駅

写真は名古屋駅の地下街にある「メイチカ店」。新幹線に乗る前にテイクアウトするのも◎
昭和22年の創業以来、名古屋を代表する喫茶店であり続けている「コンパル」。名古屋市内に8店舗を展開する、名古屋民なら一度は訪れたことがある老舗です。
お店の看板メニューはエビフライサンドですが、通のおすすめはフルーツサンド。さっぱりとした生クリームにバナナやみかん、りんごなどお馴染みのフルーツがサンドされた隠れた逸品です。

「フルーツサンド」は軽い食感で、思ったよりもなんなく完食してしまいます
アイスコーヒーを頼むと大量の氷が入ったグラスとホットコーヒーが運ばれてくるのもコンパルこだわりのスタイル。

初めてこのスタイルでコーヒーが運ばれてきたときは驚きます。名古屋民でもこぼすので、初心者はこぼしても落ち込まないでください
営業時間:08:00~21:00(L.O. 20:45)
定休日:無し
URL:公式HP
住所:名古屋市中村区名駅3-14-15
新栄から東区泉へ。コーヒーとゆで卵と復刻プリン「NEO純喫茶 ライオン」|久屋大通駅
創業は昭和33年。ライオンの文字が刻まれたオリジナルのコーヒーカップが印象的な老舗純喫茶。ノスタルジックな佇まいの人気店は、建物の老朽化により泉のホワイトメイツに移転オープンし、令和元年に“NEO純喫茶”として新たな歴史をスタートさせました。

移転前から引き続き使われいてるマグカップ。レトロなタイポグラフィは一度見たら忘れません
創業当時から変わらないミスズコーヒーから仕入れるブレンドコーヒーはもちろん、数量限定の自家製「喫茶プリン」や「復刻版“ピーチメルバ”」を求めて今日も老若男女が通います。

毎日数量限定の自家製 “喫茶プリン”。テイクアウトもできます
同じく復刻メニューのコーヒーゼリーは、ホイップクリームが添えられライオンカップで提供されます。愛らしい見た目に心が癒される逸品。平日限定のランチセットは、オーダーしてから作られるボリュームたっぷりのエッグサンド、またはエッグトーストとコーヒーが楽しめるおすすめメニューです。
営業時間:火〜土 10:30〜18:30 (L.O.18:00 )/日、祝 11:00〜17:00 (L.O.16:30)
定休日:毎週月曜、第2・4日曜
URL:公式HP
住所:愛知県名古屋市東区泉1-14-23 ホワイトメイツ3F-4
飾らない日の純喫茶。喫茶店フードが自慢の「る・るぽ オレンジタウン店」|久屋大通駅

名古屋駅から地下鉄で5分。久屋大通駅が最寄りです
名古屋テレビ塔のほど近く、元フィギュアスケート選手の安藤美姫さんの祖父のお店としても有名な喫茶店。現在は美姫さんのおばさまがオーナーをしており、その気さくな人柄と素敵な笑顔に惹かれ、朝から常連さんが絶えず訪れます。広い店内はどこか懐かしくアットホームな雰囲気。

TV番組のスタジオで振る舞って以降さらに人気が加速したあんかけスパ「フラワー」。あんかけスパはちょっと苦手、と思い込んでいる人にこそ食べて欲しい!
フードメニューが豊富で、9種類から選べる手作りソースのあんかけスパや、プレーンオムライス、サンドイッチやフレンチトーストなど名古屋の純喫茶らしいメニューが並びます。

フードメニューが充実しておりランチタイムはいつも賑わっています
店内全面喫煙可という、喫煙者にとってはこのご時世ありがたい存在。煙草とコーヒーの至福の組みわせを心置きなく満喫できる、地元民から近隣のサラリーマンまでが御用達にしている純喫茶です。
営業時間:9:30~20:00(土・日・祝は9:00~19:00) ※モーニング9:00〜11:00/ランチ11:30〜
定休日:年中無休(年末年始やお盆に臨時休業することもあるため店舗にご確認ください)
URL:無し
住所:愛知県名古屋市東区泉1-17-3 オレンジタウン1階
「普通に作ってるだけ」のエッグトーストが絶品すぎる「キティ珈琲店」|国際センター駅

はじめての人でも常連気分に浸れる、入りやすい空気感をまとった入り口。これぞ名古屋純喫茶の真骨頂
国際センター駅から徒歩5分。堀川沿いにお店を構える「キティ珈琲店」。看板の“キティ”の文字がレトロで目を引く純喫茶です。ステンドグラス風の装飾窓や、ゲームの卓を利用したテーブルなど、喫茶店好きにはたまらない店内。

このテーブルでモーニングを食べる心地よい違和感を感じてください
330円のコーヒーに付くモーニングのエッグトーストはぜひ味わってほしいメニュー。ふわふわサクサクのトースト×潰した卵のマヨネーズ和えの組み合わせが絶妙で、一度食べたらやみつき。

パンはふわっと軽く、卵との一体感が素晴らしい。朝のお腹にぴったりです
レシピを聞くと「何も変わったもの入れてないのよ。普通に作ってるだけ」と答えるそのクールさに、また来ようと思わされるのです。
200円台のケーキがぎっしり並ぶショーケースに心が満たされる。洋菓子の老舗喫茶「ボンボン」|高岳駅

看板も店内もショーケースもすべてが女心をくすぐる。最強の「レトロかわいい」が爆発しています
昭和24年の創業以来、「いいものをお値打ちで」の真心を込めて営業してきた洋菓子・喫茶の老舗「ボンボン」。外観からも店内からもノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれる、洋菓子が自慢の純喫茶です。

”ぎっしり感”があるショーケースって良くないですか?
素材にこだわった洋菓子をお手頃価格で提供し続けているのは、たくさんのお客さんに幸せな時間を届けたいから。

やっぱりプリンのカラメルは苦くなくっちゃ。間違いなく、名古屋かためプリンの代表選手です。
お菓子のパッケージやグッズにも展開されているトレードマークのクマは先代の娘さんが子どもの頃に描いたイラストなんだとか。

ボンボングッズはオンラインでも購入できます。
詳しくはこちらもどうぞ。
名古屋の老舗喫茶シリーズ「レトロとプリン。名古屋の老舗喫茶「ボンボン」でちょっとお茶でもしませんか。」
営業時間:
洋菓子 8:00~21:00
純喫茶 平日 8:00~22:00 (L.O 21:45)/日祝月 8:00〜21:00(L.O 20:45)※天津楼泉店がお休みの日は21:00まで
定休日:無休
URL:公式HP
住所:愛知県名古屋市東区泉2-1-22
その3.攻めたい気分なら。
登頂か、遭難か。常連に愛される名古屋一のカオス喫茶「喫茶マウンテン」|八事日赤駅

名古屋駅から地下鉄で30分ほど。登頂するにはまず、市街地から離れる気合が必要です。
珍メニューで有名な「喫茶マウンテン」。「甘口抹茶小倉スパ」を始めとする“遭難者”続出のメニューでガイドブックに載ることも多いのですが、創業は1970年、店名の由来はコーヒー豆のブルーマウンテンと、その正体は地元民に愛されるベーシックな喫茶店です。

何度となくメディアに取り上げられている超有名メニュー「甘口抹茶小倉スパ」

おつまみを添えて出されるのが名古屋の喫茶店流。にしても、こちらのおつまみは多いです!
土日は珍メニュー“登山”に挑む観光客で賑わいつつ、平日のモーニングやお昼時は常連客が馴染みの喫茶メニューを味わう。どちらのマウンテンを楽しむかは、あなたの気分次第です。
「元祖小倉クリームからあげ」の衝撃。「からあげ専門店まる芳」|上前津駅/大須観音駅

食べ歩きの街「大須」を体現するようなお店。地元に貢献したい思いでからあげを作っているんです
画像TV番組で取り上げられたことで人気に火がついた、今や大須商店街名物の「元祖小倉クリームからあげ」。小倉あんと生クリーム、アイスいちごがからあげの上にトッピングされた衝撃のひと品。大須商店街らしく食べ歩き用のカップに入っており、一見パフェのよう。

生クリームが溶けてしまわないよう、からあげは常温まで冷ましたものを使っています。3個入りと6個入りが選べます
「意外とイケる」と評判のこの変わり種メニューは、からあげ専門店が誇るこだわりのからあげがベースにあってこその派生系。ニンニク、卵を加えず、米油で揚げるお子様にも安心のからあげは“普通に”美味しいのです。実力があるからこその番外編、お試しあれ。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
その4.和菓子と言えば。
伝統を守りながら、新しいお菓子を。挑戦者マインドを忘れない創業140年の老舗「青柳総本家 大須本店」|大須観音駅

写真は「青柳総本家 大須本店」。大須観音からもほど近い、創業の地。
明治12年から続く老舗和菓子店。にも関わらず、HPを開くと目に飛び込んでくるのは「誇りは高く、敷居は低く」の文字。名古屋土産の代名詞とも言える「青柳ういろう」という看板商品を持ちながらなお、謙虚な姿勢でお菓子を作り続けています。
青柳ういろうの主原料はうるち米の米粉。お米の上品な風味ともっちりとした食感にこだわり、職人技で蒸し上げられています。

じっくり一時間かけて蒸し上がるういろうは優しい甘さ
味のバリエーションや、切り分ける必要がない「ひとくち」などの形状バリエーションも豊富。好みやシーンに合わせた一品が必ず見つかる、長きに渡り名古屋民に寄り添ってきた名家です。
その5.昼ごはんと言えば。
名古屋マダムたちが行列を為す。伝統の技で“漬けた”魚の定食屋さん「鈴波 本店」|栄駅
鈴波は、守口漬で有名な「大和屋守口漬総本家」を母体にもつ、主に魚の切り身を販売するブランド。

3年をかけて完成される伝統の味。大和屋の「守口漬」
大和屋の漬ける技を魚に生かした「魚介味醂粕漬」は、特別に用意した最高級の味醂酒粕を使用。独特のまろやかな甘みと口あたりの良さが特長です。厳選した素材をたっぷりの粕で漬け込むことで魚の臭みが消え、香り豊かな味わいを実現しています。
この美味しさをベストな状態で提供してくれるお食事処が名古屋市内には3店舗あり、鈴波定食や銀だら定食にて自慢の味淋粕漬を楽しむことができます。定食に付いてくる丹波の黒豆とお口直しの梅粕酢も鈴波の定食に欠かせない存在。どちらも物販で販売するほどの人気メニューです。

魚介みりん粕漬け、新潟産コシヒカリ米、八丁味噌の赤だし、漬物、丹波黒豆、飲むお酢など、こだわりが詰まった「鈴波定食」
大音量で流れるジャズを聴きながら、チキンライスを食す「JAZZ & COFFEE YURI」|久屋大通駅

テレビ塔の目の前に現れる都会のオアシス的存在
<テレビ塔のすぐそばに店を構えるジャズ喫茶。大型のスピーカー、ずらりと並ぶレコード。ジャズ愛を存分に感じさせつつ誰でも入りやすい雰囲気を両立している絶妙なバランスのお店です。隣の人の声もよく聴こえないほどの音量でジャズを聞きながら食べて欲しいのはチキンライス。

この量で「少なめ」です。通常の量は他のお店で言う大盛りに近いと思いますので、よく吟味してくださいね
バターはたっぷり、しっとりとした食感。店内を見渡せばその人気を実感できるはず。量がかなり多いので自信が無い場合は減らしてくださいね。胡椒がきいた大人な味わいのピラフもおすすめです。

ピークタイムから時間をずらして行く、一人になりたいときの拠りどころ
12時のオープン少し前に到着しておくか、もしくはランチ時間を避けて訪問するのが得策です。
営業時間:火~土 12:00~24:00/日・祝 12:00~22:30
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌日火曜日休業)
URL:無し
住所:愛知県名古屋市東区東桜1-10-40
店前のテントからはみ出る大行列。2時間待ちでも食べたい渾身のうなぎ「炭焼 うな富士」|鶴舞駅
平日の昼間でも行列の絶えない「うな富士」は創業25年。名古屋のうなぎ屋としては新しい方ですが、名店としての地位を確立しています。予約は平日のみ可能です。

老若男女にくつろいでほしいと配慮された座席は椅子状の形式になっています
うなぎは調理が難しく、扱いには熟練の技が必要と言われる食材。うな富士は仕入れから徹底的にこだわり、うなぎの収穫量の2割しかない“青うなぎ”だけを提供。尾っぽまで肉付きが良く柔らかいうなぎです。独自に研究された秘伝のタレと絶妙な焼き加減が心を捉えて離しません。

シンプルにうなぎ本来の味を楽しみたいときには「うなぎ丼 」をお試しあれ
この自慢のうなぎを体験するなら「ひつまぶし」ではなく、まずはあえて「うなぎ丼」がおすすめ。大きな肝焼きが乗った「肝入りうなぎ丼」が名物です。
営業時間:
ランチ 11:00~14:00(L.O. 14:00)
ディナー17:00~20:00(L.O. 20:00)
定休日:水曜・第1・3火曜<
URL:公式HP
住所:名古屋市昭和区白金1-1-4 プレザント白金1F
ここに行かずしてあんかけスパは語れない。あんかけスパゲッティの元祖「スパゲッティ・ハウス ヨコイ 住吉本店」|栄駅

名古屋のど真ん中、「栄」駅から徒歩5分の場所に位置するのが「住吉本店」
昭和38年創業、カウンター8席のみでスタートした「スパゲッティ・ハウス ヨコイ」。ホテル料理人だった横井氏が独立のために考案したのが、ヨコイの代名詞となっているピリッと濃厚なヨコイオリジナルミートソース。

ヨコイの代名詞とも言える不動の人気ナンバー1メニュー「ミラカン」。ミラネーズ(お肉)+カントリー(野菜)の意です
このソースに合う麺を突き詰めた結果たどり着いた“2.2mmの極太麺”は、今やあんかけスパ業界に欠かせない存在になっています。ちなみにあんかけスパの影に潜む隠れメニュー「ハッシュドビーフ」もかなり美味です。

ヨコイでハッシュドビーフを頼んだら、”通”認定です。
営業時間:
ランチタイム 11:00~15:00(L.O. 14:45)
ディナータイム 17:00~21:00(L.O.20:35)
※日・祝日はランチタイムのみ
※ソースが無くなり次第終了となります
定休日:年末年始
URL:公式HP
住所:愛知県名古屋市中区栄3-10-11 サントウビル2F
食べてばかりになってしまいましたので、ここでいったん休憩です。
(お酒が美味しいお店は、またあとで登場します。)
〈 買いたいとき。いつ行っても、なにかある。 〉
買いたいものが決まっていなくても大丈夫。
今日はなにが見つかるかな、の気持ちでふらっと行ってみてください。
きっと運命の出会いが待っています。
その1.モノならここ。
食事を取り巻く全ての時間を彩る。日々に寄り添い、暮らしをちょっとだけ良くしてくれる器たち「couvert a la maison (クーヴェールアラメゾン)」|本郷駅

企画展に加え、テーブルコーディネート講座や土鍋講座なども開催されるクーヴェールアラメゾン
「食事は楽しい」を伝える、を理念に掲げる食器の企画・デザイン会社「マルミツポテリ」の直営店。オリジナル食器ブランド「STUDIO M’(スタジオ エム)」や飲食店向け食器ブランド「SOBOKAI(ソボカイ)」の商品を取り扱っています。

「土のあたたかみを感じる、日々の食事の器」が並ぶ店内。食事の時間を豊かにするための器。その大切さに気付かされます
毎日使う食器を見直すだけで、ほんのちょっと暮らしが楽しくなる。そのお手伝いをしてくれるお店です。
定番商品のオリジナルカラーや職人さんとコラボしたオリジナル商品など、ここでしか手に入らない器も。通常の「STUDIO M’」と比べてシックで上品な色合いが多いのが同店オリジナルカラーの特徴。

お料理を引き立てる優しい色味が特徴のオリジナルの器。大人の暮らしに寄り添ってくれるあたたかく品の良い、かつ使いやすい色合い
名古屋駅から地下鉄で30分ほど。最寄り駅は地下鉄東山線の「本郷駅」。素敵な器との出合いを期待して、少し遠出してみるのも楽しいものです。贈り物を選ぶ時にもつい頼ってしまうお店です。
焼き物の魅力に取りつかれ全国行脚。和洋どんな料理にでも合う日常づかいの器が揃う「make my day」 |栄駅

焼き物の魅力に取り付かれ、気づけば国内あちこちの窯元を訪れたという代表。その出会いの結晶が”make my day “
「何気ない毎日に“ほんの少しの非日常”を届ける」をコンセプトに、土から生まれた食器、雑貨、アクセサリーなどを販売するセレクトショップ。瀬戸の窯元で作られたオリジナルブランド「m.m.d.」のほか、スタジオエム、九谷焼、波佐見焼などの器が2フロアに渡って並んでいます。

make my dayのオリジナルブランド「 m.m.d. 」。思わず並べたくなるような楽しさと”ほんの少しの非日常”がコンセプト
焼き物というと、伝統的でとっつきにくい、古くさいなどのイメージがあるかもしれません。でも最近は歴史ある焼き物を現代の暮らしに馴染むようアレンジしている窯元も多いのです。同店ではそんな時代に合わせた柔軟にモノづくりをしている窯元の器がセレクトされています。

瀬戸市品野町から生まれた新ブランド「SETOYAKI」歴史ある瀬戸焼の伝統に現代的なエッセンスを加えた新しい陶磁器作りに取り組む
何気ない毎日にほんの少し加えるアクセントを探しに、足を運んでみてください。
「どうぞ今後ともご贔屓に。」名古屋が誇るリユースの目利き集団「KOMEHYO 名古屋本店」|大須観音駅

古くから大須の地に根付く名古屋本店
中古品の買取・販売の大手「KOMEHYO」。現在の「コメ兵」の前身に当たる古着屋「米兵商店」が大須にできたのは1947年のこと。戦後の衣料ニーズを満たすことで成長し、その後、宝飾品から家電製品までモノ全般を取り扱うようになりました。

高額商品を買うときは信頼できるお店であることが絶対条件。KOMEHYO自慢の販売のプロに相談しながら選べるのが魅力です
「リユース」を一つの文化にしたのはコメ兵であると言っても過言ではない、名古屋では誰もが知るお店。今や全国に店舗を広げています。各ジャンルの“目利き”のプロが査定し、新品同様にメンテナンス。

見ているだけでも楽しい広い店内。誰かの思いをまた違う誰かにつなぐ、素敵な場所です
名古屋本店は、日本トップクラスの品揃えを誇る宝飾品やバッグを扱う「本館」のほか「きもの館」や「カメラ・楽器館」、量り売り衣料の「Yen=g(エングラム)」で構成されています。買取点数が創業以来右肩上がりというだけあって、1日ではまわりきれないほど商品が充実。お目当てが無くとも楽しめる名古屋民御用達のリユースデパートは、一見の価値ありです。
その2.本屋ならここ。
本屋の定義を根底から覆す“名古屋が生んだ奇跡の本屋”。買う日も買わない日も行きたい「ヴィレッジヴァンガード 本店」|植田駅

ドラマの舞台にもなっていた伝説の本店(伝説と言っても、健在です。)
日本一カオスな遊べる本屋“ヴィレヴァン”こと「ヴィレッジヴァンガード」。メ〜テレ制作のドラマが東海圏で放送されたことも記憶に新しい同店。公式Twitterによるとその数「現在だいたい350店舗」。渋谷や下北沢のイメージが強いこの本屋さんは実は名古屋発なんです。

店内は常に宝探し状態。どうでもいいものからどうでもよくないものまで、あなたの琴線に触れるなにかが埋もれているはず
売っているものを紹介することすらナンセンスと思えますが、生活雑貨はもちろんのこと、アニメやアイドルファンなら定期的に覗かずには居られないコラボグッズ・限定グッズの宝庫でもあります。フリーペーパー「VVmagazine」は無料とは思えない充実の内容で、これを求めてヴィレヴァン通いする人もいるほど。今やどこにでもあるからこそ、“店舗コード1”の「本店」は訪れておきたいヴィレヴァンの聖地です。

そうですよね、本屋ですよね!ということでちゃんと「本屋さん」カテゴリに入れさせていただいてます
新古入り乱れる独自の書籍セレクト。脳と心が穏やかに動き出す「ON READING」|東山公園駅
東山公園駅を出てすぐ、築40年越えの中古マンション。その2階の一室が、「感じる、考える人のための本屋」と自らを謳う「ON READING」。一見すると入りにくい佇まいですが、一歩中に入ると所狭しと並ぶ本たちに囲まれ、むしろ人懐っこさを感じる店内。
店主は東海地方のカルチャーを発信するWEBマガジン「LIVERARY」メンバーの黒田氏。独自の視点でセレクトされた書籍はあえて整えられすぎることなくバラバラ凸凹と陳列されているのですが、それがなぜか心地よい。書籍の隙間を埋めるように絶妙に配置された雑貨もいい味を出しています。同じ場所を通っているのに「これ、さっきは無かったような…」と錯覚する不思議な本屋。ここに来なければ出会わなかった一冊がきっと待っています。

書籍や雑誌のほか、CDや雑貨、オリジナルのグッズなども。
併設するギャラリーや店内で開催されるイベントも面白い切り口の企画が多く、注目です。

作家を招いた刊行記念のトークイベント、読書会、ワークショップ、個展などを随時開催。申込みはHPから
その3.食材ならここ。
ハイセンス・ハイクオリティなのに手が届くちょうどよさ。丁寧な暮らしがしたい日のグルメスーパー「NAGOYA Kitsch et Bio(ナゴヤ キッチュ エ ビオ)」|久屋大通駅

テレビ塔のほど近く。久屋大通公園に面した通りにお店を構える「ナゴヤ キッチュ エ ビオ」
愛知県碧南市に本社を構えるフード生田が運営するグルメスーパー。久屋大通駅の少し北に位置する二階建てのお店です。地元で展開する「イクタフード」では「美味しさと安心を」を企業理念に掲げ、厳選した食品を販売。こだわり派スーパーとして根強い人気を誇ります。
「ナゴヤ キッチュ エ ビオ」でもその精神は変わらず。野菜、チーズ、パン、肉魚、ワイン、輸入食材などが並び、清潔感があり洗練された店内は外国のスーパーに居るかのような非日常感を醸し出しています。2階にはカフェスペースがあり、購入したワインやデリを食べることも可能。人気の秘密は高品質なのに高すぎない価格設定とラインナップ。ほんの少し日々の暮らしをアップデートしたい時、味方になってくれるお店です。

久屋大通のほか、名古屋駅のグローバルゲート、三重県いなべ市にも展開しています(写真は「キッチュエビオ いなべ」)
名古屋駅前に広がる食の異空間。一日中楽しめる東海の台所「柳橋中央市場 マルナカ食品センター」|名古屋駅
1910年に万物問屋が集まって始まった柳橋中央市場。名古屋駅という都心の一等地にこの規模の市場が位置するのは全国でも珍しいこと。中でも今年50周年を迎えた「マルナカ食品センター」は、柳橋中央市場の中心的存在。名古屋を始め東海エリアの飲食店を支えてきました。

食のプロ集団が、こだわりの”眼と眼”で育ててきた本物の卸売市場
基本は卸売市場ではありますが、ユニークなのは一般のお客様向けサービスが充実していること。通常市場内のお店は午前中には閉まりますが、こちらに集まる飲食店は朝早くから1日を通して営業しています。朝6時から水揚げされたばかりの鮮魚の海鮮丼が食べられたり、市場を解説してくれるツアーがあったり、年末恒例のお正月食品の大売り出しがあったり、普通の市場にはない文化が生まれています。

市場を知り尽くしたマルナカ社長自らが案内をする、人気の「市場見学ツアー」
朝から気になったお店をはしごして、高品質の食材を使ったレベルの高い料理を堪能してみてはいかがでしょうか。名古屋の粋な楽しみ方です。
営業時間:AM 4:00~ 22:00ごろ ※閉店時間は各店で異なります
定休日:日・祝祭日とHP営業カレンダーの赤白ヌキ数字日(HPをご確認ください)
URL:公式HP
住所:愛知県名古屋市中村区名駅4丁目15-2
その4.運よく28日だったらここ。
名古屋中の“とっておき”が一堂に。毎月28日、約170店舗の想いが集う場所「東別院てづくり朝市」|東別院駅
2013年から始まった愛知県内最大のマルシェ。親鸞聖人の命日にちなみ、毎月28日に東別院の境内で開催されています。立ち並ぶのは名古屋中から集まったお店や作家さん170店舗ほど。野菜、焼き菓子、屋台、コーヒー、パン、雑貨、子ども服、絵本…などなど、みんなが大好きなものばかり。
この朝市に行けば、名古屋で押さえておくべきお店に一気に出会うことができます。効率良く名古屋観光ができてしまうという、夢のような朝市。毎月子どもからお年寄りまでたくさんの人が訪れる、名古屋の恒例イベントです。
偶然にも“28日”に名古屋にいる人は奇跡。マイバッグを持参して東別院に向かいましょう。東別院では毎月12日にも、ヒト・食卓・暮らしがオーガニックで結びつく「MEETS ORGANIC MARKET」が開催されています。こちらも「運良く12日だったら」行ってみてください。
その5.お土産選びならここ。
急ぎで買いたいときの救世主。約250種の名古屋に特化したお土産が揃う「GRAND KIOSK(グランドキヨスク)」|名古屋駅
名古屋を堪能した最後に忘れてはいけないのがお土産。名古屋は一風変わった個性的なお土産が買える土地。しかしいざ買うとなると何をどこで買ったら良いか迷います。そんなときに頼りにして欲しいのが、名古屋駅内のギフトショップで最大規模の売り場面積を誇る「グランドキヨスク」。手羽先やういろうなどの定番モノから、名古屋モーニングに欠かせない小倉トーストをお菓子にした「小倉トーストラングドシャ」や大須ういろをアイスバーのようなスタイルにした「ウイロバー」などの変わり種まで、常時約250のお土産が並びます。自分へのお土産も、お忘れなく。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
〈 疲れたとき。一時休止は、ここへ行く 〉
体が休みたいとき。心が休みたいとき。
名古屋の人はここで癒されています。
食べ歩きとお買い物に疲れたら、ふらっと立ち寄ってみてください。
その1.サウナならここ。
女性の暮らしの中に溶け込むサウナ。一日中過ごせる癒し空間を提案する「Sauna Lab(サウナラボ)」|栄駅
2018年に栄にオープンしたフィンランドサウナ「SaunaLab」は、女性のためのサウナ(一部カップルプラン、貸切プランなどあり)です。これまでのサウナの「耐えて汗をかくもの」「男性のもの」というイメージを払拭してくれる、リラックスできるカフェのような雰囲気。木のぬくもりを感じる山小屋のような内装で、都会にいることを忘れてしまいそう。

こんなサウナ見たことない!とテンションがあがること間違いなしの空間が広がっています
サウナルームは大きく分けて「FOREST SAUNA」と「LAPIN MOUNTAIN」の2種類。「LAPIN MOUNTAIN」の奥には「ICE MIST」が用意されており、ミストサウナの様な細かな水滴を浴びながらクールダウン。

ICE MISTなら、冷たいお水が苦手な人でもやんわりとクールダウンすることができます
「FOREST SAUNA」を出たあとは隣にある「ICE SAUNA」へ。こちらはなんとマイナス25度。この、ホットサウナとクールダウン、休憩スペースでハーブウォーターを飲んで水分補給というサイクルを何度か繰り返すと代謝がUP。いつの間にかリフレッシュできているんです。

サウナに来たことを忘れてしまうクオリティのカフェスペース。サウナと合わせて一日中ここで過ごしていたい
ワーキングスペースとしての利用もでき、フィンランドグルメもいただける、夢の様な空間。忙しい毎日に疲れたら、木のぬくもりを感じる名古屋の中のフィンランドに訪れてみてください。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
営業時間:13:00~21:00(土・日曜は11:00~)※最終受付20:00、フォレストサウナの利用は~17:00
定休日:なし ※年末年始はお休みのため公式HPにてご確認ください
URL:公式HP
住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目9-22 グランドビル8F
その2.スーパー銭湯ならここ。
日帰り温泉ではなく“楽園”。毎日入り浸っても飽きない「キャナルリゾート」|六番町駅/東海通駅
天然温泉が楽しめる、名古屋でも最大級の温浴施設。養老山地、鈴鹿山脈からの良質な地下水の恩恵を受けた玉川天然温泉のお湯は「ナトリウム-塩化物温泉」。泉温48.8度の湯冷めしにくい温泉です。

緑に囲まれた開放的な露天が疲れた体を癒やしてくれます(写真は露天「流れの湯」)
リゾートをイメージした施設内は、岩盤浴ゾーン、お食事ゾーン、リラクゼーションゾーン、お風呂ゾーン、ガーデンゾーンに分かれ、一般的な日帰り温泉とは比べものにならない広さ。岩盤浴は「森てらす」「光てらす」「香てらす」など6種のエリアが設けられ、それぞれに合わせたオリジナルアロマが楽しめます。

岩盤浴「森てらす」。岩盤浴の概念を覆されるデザインです
岩盤浴の利用で無料開放になるラウンジは、約2万冊以上の漫画や書庫、女性専用のリクライニングチェア、映画などを楽しめる有料ペアシートなどを完備。施設全体でリラックスしてもらうことに全力投球の姿勢が伺える、まさに“楽園”と呼ぶにふさわしい場所です。
市街地からは離れていますが、名古屋市内の数拠点から無料シャトルバスが出ているので便利です。金山駅や名古屋駅のミッドランドスクエア、伏見駅、ららぽーと名古屋みなとアクルスなどから乗車できるので、お出かけ場所に合わせてご利用ください。
※シャトルバスの詳細は公式HPにてご確認ください。
営業時間:月-木 9:00-25:00/金・祝前日 9:00-26:00/土 8:00-26:00/日・祝 8:00-25:00 ※最終受付は閉店時間の40分前です。
定休日:無休
URL:公式HP
住所:名古屋市中川区玉川町4丁目-1
空に浮かぶお風呂からの眺めに感動のため息。日本初のスーパー銭湯「天空SPA HILLS 竜泉寺の湯」|守山区竜泉寺
1989年に開業した新業態“スーパー銭湯”の生みの親。町の銭湯が減少傾向にあるなか、銭湯やサウナ文化を盛り返すきっかけとなった中心的存在です。そんな同店は昨年二度目のリニューアルをし、他の追随を許さない進化を遂げました。
象徴的なのは名古屋市内で最も高い標高に位置する展望露天風呂。「天空ほたるの湯」は浴槽内で点滅する7色のLEDが幻想的で、まるで蛍が泳いでいるかのよう。信楽焼の陶板から湧き出す無数の細かい泡がお湯全体に広がる「泡の湯」や「美泡の壺」も楽しめます。竜泉寺の湯の代名詞とも言える「高濃度炭酸泉」も欠かせません。

露天「美泡の壺」。まろやかなお湯と気泡がはじけることで発生するマイナスイオン効果で、森林浴と同じ癒し効果があるんだとか
これら天然温泉と同じくらい充実しているのが、岩盤浴を含む、大人の癒し空間「forest villa」。岩盤浴には天然100%のアロマオイルを使用。ドイツ、韓国などの文化を取り入れた全6種類のラインナップを体験できます。
「forest villa」はゴージャスなロッジ風。300席のリビングエリアには1万冊以上の蔵書を誇るライブラリー、半個室型スペースの2段BOX、Free Wi-Fi・コンセントを完備したコワーキングスペースなどの人気コンテンツを導入しています。あらゆるお客様のあらゆるニーズに応えてくれる空間づくりは、「さすが」のひと言です。
場所はJR線「大曽根」から名古屋ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」に乗って15分ほど。市街地からは離れているのですが、日本初かつ世界で唯一の高架を走る「ガイドウェイバスシステム」を楽しめる地域なので、名古屋ならではの移動手段を満喫できるのも醍醐味。バスであり電車でもあるこの珍しい乗り物に乗って、竜泉寺の湯までお出かけしてみてくださいね。
※詳しくはこちらの記事もご覧ください。
営業時間:
入浴 6:00-深夜3:00(最終受付/深夜2:15)
癒しの空間フォレストヴィラ 6:00-深夜2:30(最終受付/深夜1:30) ※中学生以上から利用可能
朝風呂 6:00-9:00(9:00以降の滞在・ご入浴も可能)
定休日:無休
URL:公式HP
住所:名古屋市守山区竜泉寺1丁目1501番地
行きたくなったらすぐ行ける。名古屋のど真ん中で見つけた都会のオアシス「天然温泉アーバンクア」|東別院駅
2018年にリニューアルオープンしたスーパー銭湯。大型の施設は郊外にあるケースが多い中で、東別院駅近くという名古屋の都心に位置するまさに都会のオアシス。リニューアル後は「温活」をテーマに空間づくりをしています。地下800mから湧き出た天然温泉とナノ湯を掛け合わせた「ナノ天然温泉」が最大の特徴です。温泉をナノレベルの分子に分解することで肌からの吸収を助け、美容・健康・長寿の効果を促進することが期待できるんだとか。そんなナノ天然温泉を堪能できるのが温活スパゾーン。露天風呂には陶磁器製の壷湯が独特の保温効果をもたらす「美泡壺湯」。加水なしの100%源泉「源泉風呂」などの内風呂も含めると、10種類近くのお風呂が楽しめます。
温活ヒーリングゾーンでは、岩盤浴、フィンランドサウナ、地区初となるオートロウリュウなどが体験できます。
2万冊の書籍や漫画をプラベート空間で楽しめる休憩コーナーは一日中居ても時間が足りないほど。女性専用の休憩エリアも用意されています。
スーパー銭湯の利用料金は一律で高めに設定されていることが多いのですが、アーバンクアは目的に合わせてコースを選ぶことができるのが魅力。お風呂だけなら1,000円(休日・非会員の場合)で利用可能です。タオル・バスタオルの無料レンタル付もうれしいポイント(お子様は別途200円)。お買い物やお仕事に疲れた時は都心のオアシスで心も体も休めてくださいね。
営業時間:6:00(金曜のみ9:00)-深夜1:30 ※入館は深夜1:00まで/深夜営業時間 金曜・土曜・祝前日・特定日(年末年始・大型連休など)のみ営業 深夜1:30-翌朝9:00まで ※入館は深夜1:00まで
定休日:無休
URL:公式HP
住所:名古屋市中区富士見町16-17 キャッスルタウン記念橋3F
ナゴヤドームでの熱狂のあとに。思い出と極上の湯に浸る至福の時間「大曽根温泉 湯の城」|大曽根駅
2019年12月に9周年を迎えた「湯の城」は大曽根駅から徒歩7分、ナゴヤドームからは徒歩15分の立地です。12種類のお風呂とサウナ、充実の岩盤浴を楽しめる同施設は、ナゴヤドームでの試合やコンサートの際に便利。渋滞を避けて温泉でのんびりしてから帰るコースがおすすめです。
一番の特徴は、全てのお風呂で高い保湿力・保温力を持つといわれる極上の”ナノ湯”を使用していること。炭酸泉、壺湯、四季によって変わる変わり湯など露天と室内それぞれでナノ湯を満喫できるようになっています。
また、ヒーリングサロン「癒の城」では岩盤浴や酸素サウナのほか、オートロウリュウ体験が可能。
壁・天井・足元一面にヒーリング効果の高いアメジストなど色彩々の宝石を敷き詰めた「宝石サウナ」も一見の価値あり。
体の芯から温まったあとは10,000冊のコミックやマッサージチェアが利用できるヒーリングエリア(有料)でまったりと贅沢な時間を過ごせます。ナゴヤドームでのイベントの前日・当日にチケット(電子決済も可)を提示すると入泉料割引または手ぶらセットが割引になる「ナゴヤドームチケッ得」のサービスもありますよ。
営業時間:月・火・水・木・日 朝6:00(第3木曜日のみ朝9:00)-深夜1:00まで ※入館は深夜12:30まで/金・土・祝前日 朝6:00-深夜2:00 ※入館は深夜1:30まで定休日:無休 ※年末年始やお盆時期の営業については公式HPにてご確認ください
URL:公式HP
住所:名古屋市東区東大曽根町28-7
夜の名古屋はまた別の顔がありますよ。
〈 呑みたいとき。美味しいお酒は、ここにある 〉
ふらっと一人で行ける気のおけないお店ばかり。
共通するのは、ここに行けば間違いなく美味しいお酒が呑めること。ただただ美味しいお酒が恋しい。
そんな日に、行ってみてください。
その1.おばんざい居酒屋で呑む。(sorry, coming soon…)
その2.バーで呑む。
全席禁煙の澄んだ空間でウイスキーを愉しむ「BAR YLANG YLANG(バーイランイラン)」|国際センター駅/伏見駅
夜の街に浮かび上がるガラス貼りの店内が開放的でスタイリッシュなバー。夜道を歩いていると思わず引き込まれる素敵な佇まいです。喫煙可のバーが多い中「ノースモーキング、ノーチャージ」を掲げる潔さが魅力。全席禁煙の理由には「大麦やぶどうなどお酒の原料本来のほのかな香りを楽しんでいただくため」という強いこだわりがあります。厳選したワインや、300種以上を取り揃えたウイスキーのほか、季節に合わせたフルーツカクテルが人気。

鮮やかな赤にうっとり。「苺のフレッシュフルーツカクテル」
開店が早くフードも充実しているので、1軒目からこちらに伺うのもありです。

フードメニューも一切の妥協なし。「温玉のせトマトクリームパスタ」
ノーチャージの気軽さがありながら接客やお酒は本格的。気がつくと足が向かう、つい立ち寄ってしまうお店です。
とっておきの時間を過ごすなら。本物しか呑みたくない人の本格バー「BAR BARNS(バー・バーンズ)」|伏見駅
地下に降りていき扉を開けると、そこから始まる至福の時間。重厚感のあるカウンター、圧倒される数のボトルが並ぶバックバー。思わず見惚れる美しいカクテル。バーテンダーさんの品格もまた素晴らしい。
1,800種あるお酒はショット売りで500円から40,000円までと幅広く、訪れた人のニーズに合わせた奥行きのある接客を可能にしています。お酒の知識が豊富なバーテンダーさんと時折会話をしながら過ごす贅沢な時間。曖昧なオーダーにも、丁寧に、柔軟に、的確な提案をしてくれるのが心地よいのです。

季節によって変わるフルーツのカクテルも提供。冬のカクテルは左から金柑、キウイ、イチゴ
絶対に後悔しない大人の夜の過ごし方が、ここにあります。
営業時間:月~土(水除く) 18:00~翌2:00/日・水・祝 18:00~24:00 ※禁煙席は木・金・土のみ営業
定休日:無休(イベント日は休業)
URL:公式HP
住所:愛知県名古屋市中区栄2-3-32 アマノビル B1F

以上、「名古屋の名所、決定版。名古屋民の御用達を巡る旅」をお届けしました。
ご紹介したのは、普段名古屋に住む人に本当に贔屓にされ愛されているお店ばかり。
知名度や名古屋らしさの視点ではなく、
名古屋民の、名古屋民による、名古屋民のための情報を発信している
「IDENTITY名古屋」ならではの名古屋案内になっていると思います。
改めて思ったのは、やっぱり名古屋はいい街だなぁということです。
ちょうどよい規模感と、ちょうどよい混み具合と、
ちょうどよくないぐらいにこだわりが強いお店とそこで働く人たち。
外から見ると何を目的に訪れたら良いのかわからない土地かもしれませんが、
住んでいる人たちはそれはそれは名古屋が好きなんです。
その理由の一端を、感じていただけたなら幸いです。
食べたいとき、買いたいとき、疲れたとき、呑みたいとき。
色々な気持ちに寄り添えるラインナップになっています。
これを機に、まだ知らない名古屋を巡ってみてください。
(近いうちに、追加公開予定です!)
画像引用元:取材での撮影素材または各店舗様よりご提供