10月28日から11月19日にかけて開催されているやっとかめ文化祭。名古屋の歴史や文化の再発見をテーマに様々な企画が行われている同イベントの中でも、各方面から大人気の名物企画「しゃちほこチャレンジプロジェクト」に足を運んできました。
大変盛り上がった当日の様子をご紹介するとともに、「名古屋おみやげプロジェクト」の内容や、今週末に円頓寺商店街にて開催される「やっとかめBAR」、そしてフィナーレの見どころ情報もご紹介いたします。
目次
やっとかめ文化祭って?
名古屋のまち全てが舞台!多彩なイベントを同時多発的に開催する文化の祭典
10月28日から11月19日にかけて開催されている『やっとかめ文化祭』。地元・名古屋の人々が愛した芸能や守り継いできた文化をもう一度学び、再発見しようというコンセプトで開催されている同イベントも、今年で5回目の開催となります。
狂言や棒の手など伝統の芸が行われる芸どころや、まちを教科書にし、ゆかりの場所を学校にして授業を受けることができるまちなか寺子屋。名古屋のまちを名古屋好きガイドさんと歩くまち歩きなごやなど。今年も名古屋のいたるところで様々な企画が繰り広げられています。

芸どころの一つで、津軽車店が披露されました。
IDENTITY名古屋でも、同イベントで行なわれている「名古屋てくてく和菓子めぐり」という企画をご紹介させていただきました。
→名古屋の和菓子文化を感じる『和菓子屋さんめぐり』へ出てみた
そんな数あるイベントの中で今回は、ひときわ人気を集める名物企画に足を運んできました。
名物企画『しゃちほこチャレンジ』!?
名古屋の名物宴会芸から生まれた、「反りがすごい」と話題のアクロバティックな企画だった
皆さんは、やっとかめ文化祭の中でもひときわ話題を集めている『しゃちほこチャレンジ』という企画をご存知でしょうか。実はこの企画、舞妓さんが宴会芸として行う「金のしゃちほこ踊り」という名物芸を一般の方がチャレンジしてみるという企画。
一昨年から始まった同企画は、その見た目のインパクトと風情ある着物の予想外のコラボレーションが各方面で話題となり、今年で3回目の開催となる大人気企画なのです。

一般応募にと一般応募により集まった約40名以上の参加者たち。3年連続の参加者も。
雲ひとつない晴天の11月11日(土)、名古屋城二の丸広場には着物を着た女性40名ほどが現れました。彼女らは「しゃちほこチャレンジに参加したい!」と一般応募で集まった女性たち。なんと今年で3回目という毎年参加している女性も。

しゃちほこチャレンジ前に企画趣旨の説明が。左端が日本舞踊・西川流家元の西川さん
「去年までは地べたにシートを敷いて披露していたのが、今年はなんと立派なステージ上で。しゃちほこチャレンジが有名になってきた証ですね!」と嬉しそうに語る日本舞踊西川流四世家元の西川千雅さん。
西川さん主導のもと、総勢40人の参加者が「金のしゃちほこ踊り」を披露しました。実際に見てみるとどうやってこんな体勢ができるのかと不思議に思うほどの反り具合でした。話題を集めるのもうなずけます。

総勢約40名による全体でのしゃちほこチャレンジ。圧巻の姿ですね。会場からは拍手の渦が巻き起こっていました
来年も開催されるみたいなので、興味がある方は是非しゃちほこにチャレンジしてみてくださいね!
『名古屋おみやげプロジェクト』とは?
名古屋人のソウルフード「きしめん」を名古屋みやげとして最注目!
「名古屋人が楽しんでいる日常の文化を新しいおみやげにする」ことを目的に、やっとかめ文化祭の一環で始まった『名古屋おみやげプロジェクト』。
第1弾企画は、「きしめん」をピックアップ。安城市和泉町の特産「手延べ麺」を作る製麺所さんの協力で作られた半生の手延べきしめんを、おみやげとして持って行きたくなるようにかわいく特別にパッケージ化したものを販売します。

安城市和泉の特産手延べめんの製麺所さんの協力のもと作られた、名古屋おみやげ第一弾の「手延べきしめん」。小麦粉と塩水のみを使ったこだわりのきしめんです
11月10日(金)には、販売開始に伴い、きしめんを食してもらうイベント「きしめんナイト」が東別院近くの「EARLY BIRDS breakfast」にて開催されました。
当日は、きしめんを食すだけではなく、名古屋弁落語で人気の雷門福三さんが、古典落語「時そば」をアレンジした「時きしめんver.福三」を披露。
あの「時そば」で有名なシーンである、扇子を箸に見立ててそばズズッとをすするシーンもきしめんに変わっており、70名ものお客さんが落語と共にきしめんを楽しむ一夜となりました。

定番の赤いお汁と志の田きしめんを合わせて。「きしめんナイト」で振る舞われたきしめんです
名古屋めしの中でも、味噌カツや味噌煮込みなどは注目されている一方、なかなか紹介されにくい名古屋のソウルフード、きしめん。やっとかめ文化祭でも、11月18日(土),11月19日(日)の円頓寺商店街の会場で、このきしめんを購入することができるようです。
名古屋の文化を自分の好きな人にも楽しんでもらえる、新しい「名古屋のおみやげ」をおひとついかがでしょうか。
今週末は、ついにやっとかめ文化祭のフィナーレ!
約3週間にわたり開催された名古屋の文化の祭典も終わりを迎えます。2日間限定のイベントも
今週末の11月18日(土),11月19日(日)で今年のやっとかめ文化祭もついにフィナーレを迎えます。最終日の2日間の舞台は大須・円頓寺商店街。
辻狂言や講談、長唄などの公演に加え、フィナーレの2日間限定で『やっとかめBAR』となるスタンドバーも登場予定。円頓寺商店街にて、尾張の美味しい日本酒やおつまみ、そして東海地域にまつわる焼き物などが楽しめます。
なんと先ほど紹介したきしめんもこのやっとかめBARでいただくことができるようです。きしめんの種類は赤だしと白だしの2種類。お酒やきしめんと共に文化祭のフィナーレを堪能してみてはいかがでしょうか。
「やっとかめBAR」の営業時間は2日間とも12:00〜17:00となっております。
10月28日から11月19日と約3週間にわたり名古屋のいたるところで開催されてきた名古屋の新しいお祭り、やっとかめ文化祭。
まだ行かれてない方は、今週末の円頓寺商店街にて行われるフィナーレに足を運んでみてはいかがでしょうか。あなたのまだ知らない名古屋が見つかるかもしれません。
やっとかめ文化祭2017
開催期間:10月28日~11月19日
URL:やっとかめ文化祭 公式サイト
提供:やっとかめ文化祭実行委員会
画像引用元:https://www.facebook.com/yattokame