栄の名所である中日ビルが閉館、新ビルに建て替わる事が決定しました。
名古屋に住んでいる人は一度は目にしたことがある「中日ビル」。
栄地区にある他の建築物や道路も、整備予定。中日ビルを含め栄がどのように変貌していくのかレポートします。
中日ビルとは
昭和41年に建てられ、多くの人に愛されてきた中日ビル。
中日新聞社の本社移転に伴う跡地再開発として建設されました。
劇場や文化センター、ショッピングといった伝統と利便性を兼ね備える多目的ビル。
1階正面玄関ホールを待ち合わせ場所の定番にしていた方も多いのではないでしょうか。
閉館は2019年3月末&リニューアルは2020年代半ば
2019年3月末をもって中日ビルが閉館し、2020年半ばに新ビルに建て替えられることが決まりました。
今回建て替えが行われるのは東海大地震に備えて、最新機能を備えたビルにするため。
中日ビル内の「中日劇場」は2018年3月末で営業を終了。
新ビルには、劇場は設けられず新たな文化発信となる施設が設けられる予定です。
栄地区にある他の施設も再開発へ
久屋大通公園内にある市バスターミナルも2018年度中に移転予定。
跡地にはレストランやカフェの誘致、芝生広場の整備などより人々が集いやすい場所に変わっていきます。
地下空間も昇降機能を集約した「地上と地下をつなぐ拠点の設置」や「利用可能時間の延長」などが行われ、より利便性の高い街へ。
栄全体がより人々が集まり、住みやすい「都市」へ変わっていきます。
再開発の基本方針「栄地区グランドビジョン」とは
再開発については栄地区グランドビジョンという基本方針に沿って行われていくとのこと。
「栄地区グランドビジョン」とはリニア新幹線開業までを対象にした栄周辺の都市開発計画。
栄地区が魅力あるまちとして再生し、持続的に発展するための取組み方針をまとめたものです。
「最高の時間と居心地を提供」を基本コンセプトとして、利便性の向上や人が集まりやすい空間の提供を考えた街づくりを目指しています。
住みやすく、魅力的な新しい栄へ
リニア中央新幹線の開業や国内外の交流機会の拡大により大規模な都市開発が行われている名古屋駅周辺。
それに比べて、最近はユニクロ栄店やOLD NAVYの閉店などのニュースの多い栄。
しかしながら、その裏では名古屋駅周辺にも劣らない大規模な都市開発が行われています。
「魅力ある豊かな空間に人々が集い栄える交流都心」へと将来像を示した栄地区。
今後、栄の街並みがどのような変貌を遂げるのか楽しみです。
画像引用元:http://www.chunichi-bldg.co.jp/about/company/index.html、http://www.city.nagoya.jp/jutakutoshi/page/0000047604.html、https://www.google.co.jp/maps/@35.1678593,136.9086601,3a,75y,358.01h,92.59t/data=!3m6!1e1!3m4!1sJEKZ0saIZ-VOse2H9Rawsw!2e0!7i13312!8i6656