「シードル」って?
欧米で古くから飲まれていた「りんごの発泡酒」
シードルとは、リンゴから造られる発泡酒のこと。クリアなものから淡くピンクがかったもの、レモンイエローやオレンジがかったものまで、その鮮やかな色合いが特徴のひとつです。アルコール度数はワインが約7~14%に対して、シードルは約3~8%と低め。お酒が強くない方でも飲みやすいほか、ビールの約1/3という低カロリーも嬉しいですね。さらに、体調を整えるリンゴ酸やカリウムなんかも含まれていて、やさしいお酒として定評があります。
フランスのブルターニュ地方が有名で、伝統的なものはスパークリングワインのような味わいです。海外では「サイダー」と呼ばれることもあり、ビールのように食卓に並ぶのが当たり前の存在。軽い飲み口のため、料理を選ばない万能なお酒です。
ヨーロッパやアメリカでは古くから飲まれてきましたが、2度の大戦でりんご畑を焼失してしまったり、禁酒法の影響で醸造量とともに消費量も減っていましたが、最近になってヨーロッパやアメリカで復活。以前のような人気を博しているそう。現在は日本でもりんごの産地である青森をはじめとする東北地方や長野県で醸造が盛んで2014年頃から地元を中心に盛り上がりを見せています。
東海ではココだけ!シードルの飲み比べ
会場は本格ガレットを食べられる豊橋のクレープリー
そんなシードルを「飲みたい!」と思っても、東海エリアには飲めるお店は多くありません。そのなか、なんと「飲み比べができる」イベントが開催されます。
その名も、「りんごの会」。場所は、豊橋にある「La P’tite creperie(ラ・プティット・クレープリー)」。初めて食べたガレットの美味しさに感動し自ら店を開いてしまった店主と、その奥さんとで営まれている豊橋唯一のガレット専門店です。
これまでは常連のお客様だけを招待して開催されていた「りんごの会」。「シードルの飲み比べが豊橋でできるなんて」「もっと早く知りたかった」といつも好評なため、一般の方々にも味わっていただこうと今回のイベントを企画されたのだそう。
飲み比べできるのは、6種類のシードル。選ぶのに迷ったら、「もう少し甘いのがいい」「もうちょっと苦めで」など好みを伝えればOK。あなたに合ったシードルを選んでもらえます。
イベントは、500円×4枚つづりのチケット制。1枚のチケットでシードル2杯、その他季節の食材をつかったアラカルトも気軽にオーダーできます。
シードルの他にも赤・白1種類ずつのワインや、お酒が強くない方向けにぶどうジュースやりんごジュースも用意されています。
フランスでは寒いこの時期に「シェンケドール」といって、「お日様に似た丸いクレープ(ガレット)を食べて、春を待ちましょう」という節分のような風習があるそう。まだまだ寒い日が続きます。シードルとガレットを味わいながら、フランス風に春を待つのもいいかもしれませんね。
シードルテイスティングイベント「りんごの会」
開催日程:2017年3月11日(土)17:30~
料金:2,000円(500円×4枚つづりのチケット制)
URL:りんごの会 Facebookページ
会場:La P’tite creperie(ラ・プティット・クレープリー)
住所:愛知県豊橋市牛川通1-18-7フォンテーヌ1F