もう持っている?「マイナンバーカード」の申請方法を解説!

もう持っている?「マイナンバーカード」の申請方法を解説!

2016年に導入されたマイナンバー制度。「通知カード」を受け取っただけで「マイナンバーカード」を申請していないという人も、まだまだ少なくありません。マイナンバーカードがあれば、住民票などの公的書類をコンビニで取得できたり、オンラインで確定申告できたりとメリットが盛りだくさん。この記事ではマイナンバーカードについて、申請から発行までの流れを詳しく解説します。

マイナンバーカードの申請方法

申請方法は4パターン!自分に合った方法で申請しよう

申請方法は、「郵便」、「パソコン」、「スマートフォン」、「まちなかの証明写真機」の4パターン。マイナンバーカードの申請には、マイナンバー発行時に住民票の住所へ送られてきた書類が必要です。特に、この中の「個人番号カード交付申請書(以下、『交付申請書』)」には交付申請用のウェブサイトへアクセスできるQRコードや申請に必要な申請書ID(23桁の数字)が記載されていて、これがないとウェブ上での交付申請ができません。

通知カードや交付申請書を紛失してしまった場合には役所窓口で再交付の申請をすることも可能なのですが、手数料が必要な上に再交付されるまで約2〜3週間かかります。今回は通知カードや交付申請書が手元になくてもできる「郵便」での申請について、詳しく解説します。

申請に必要な書類

マイナンバー発行時に届いた書類が必要

郵便での申請に必要な書類は、以下の3種類です。これらは全て、マイナンバーが発行された際に住民票の住所へ簡易書留で送付されています。

  • 通知カード
  • 交付申請書
  • 返信用封筒

もしも通知カードが手元にない場合は、住民票の写しなどのマイナンバーがわかるものがあればOKです。交付申請書は、マイナンバーカード総合サイトの「個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行申請書」からダウンロードすることができます。返信用封筒も、同サイトの「申請書送付用封筒の作成について」から手に入ります。

マイナンバーカード交付申請書の書き方

マイナンバーの記入が必要!顔写真はサイズに注意

交付申請書は、表面(ダウンロード版は用紙上部)の個人情報を記入する欄と裏面(ダウンロード版は用紙下部)の署名欄の二つに分かれています。送付された交付申請書を使用する場合とダウンロード版の交付申請書を使用する場合、それぞれ記入する内容を確認していきましょう。

送付された交付申請書を使用する場合

氏名、住所、生年月日、性別は、住民票に登録されている情報が印字された状態で届きます。まずは内容に間違いがないかどうかを確認しましょう。

次に、太枠の中に情報を記入していきます。「点字表記の希望」や「発行を希望しない電子証明書」がある場合は該当欄の□を黒く塗りつぶします。

【表面】電話番号 自宅または携帯電話の連絡先
【裏面】申請日 マイナンバーカードの交付を申し込む日
【裏面】申請者氏名 申請者本人の名前
【裏面】顔写真貼付欄 申請者本人の顔写真(縦4.5cm×横3.5cm、直近6ヶ月以内に撮影した、
正面・無帽・無背景のもの。写真裏面には氏名及び生年月日を記入)

記入したら、名前の横に忘れず捺印をします。顔写真は履歴書等に使用する一般的な証明写真とはサイズが異なりますので、注意してくださいね。

ダウンロード版の交付申請書を使用する場合

申請書の枠内に情報を記入していきましょう。「点字表記の希望」や「発行を希望しない電子証明書」がある場合は、該当欄の□を黒く塗りつぶします。

個人番号 通知カードや住民票に記載のマイナンバー(12桁の数字)
氏名 申請者本人の名前
住所 申請者本人の住所
生年月日 申請者本人の生年月日
性別 申請者本人の性別
顔写真貼付欄 申請者本人の顔写真(縦4.5cm×横3.5cm、直近6ヶ月以内に撮影した、
正面・無帽・無背景のもの。写真裏面には氏名及び生年月日を記入)
電話番号 自宅または携帯電話の連絡先
申請日 マイナンバーカードの交付を申し込む日
申請者氏名 申請者本人の名前

記入したら、名前の横に忘れず捺印をします。顔写真は履歴書等に使用する一般的な証明写真とはサイズが異なりますので、注意してくださいね。

交付申請書の送付先と送付方法

専用の返信用封筒を使うと便利

記入した交付申請書を封筒に入れたら、郵便ポストに投函します。
送付先は以下のとおりです。

<送付先情報>
〒219-8650
日本郵便株式会社 川崎東郵便局 郵便私書箱第2号
地方公共団体情報システム機構
個人番号カード交付申請書受付センター 宛

上の項目にある返信用封筒を使うと、切手不要で郵送することができて便利ですよ。

マイナンバーカードの交付・受取

申請から交付・受取までは約1か月

交付申請から約1か月ほどで、マイナンバーカードの交付通知書が届きます。交付通知書を受け取ったら、交付通知書に記載された交付場所へマイナンバーカードを受け取りに行きましょう。

マイナンバーカードの受取に必要な書類

  • 交付通知書
  • 通知カード(※1)
  • 本人確認書類(※2)
  • 住民基本台帳カード(持っている人のみ)

(※1)通知カードがない場合は、受取り時に窓口で渡される書類にその事由を記載します。

(※2)本人確認書類は以下のとおりです。
A:住民基本台帳カード(写真付きのものに限る)、運転免許証、旅券、在留カード、特別永住者証明書、身体障害者手帳のうち1点
B:Aを持っていない場合、「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載されている健康保険証、年金手帳、社員証、学生証等のうち2点

マイナンバーカード受取の流れ

交付窓口での手続きは、次のような流れになります。

受取の所要時間は、待ち時間を除いて15〜30分程度です。

① 受付 窓口で受付票の発行
② 個人番号カード受領書の記入 氏名・住所等の必要事項を記入
③必要書類の提出 ②の受領書と、交付通知書・通知カード・本人確認書類・住基

カード(持っている人のみ)を提出(交付通知書・通知カード

・住基カードは回収されます)

④ カードの顔写真と本人の顔の確認 窓口職員による照合
⑤ 受取 マイナンバーカードの受取
⑥ 暗証番号の設定 電子証明書発行用の暗証番号を設定(※3)

(※3)電子証明書発行用に、(1) 署名用電子証明書暗証番号、(2) 利用者証明用電子証明書暗証番号、(3) 住民基本台帳用暗証番号、(4) 券面事項入力補助用暗証番号を設定します。

(1) は、英数字6文字以上16文字以下で設定できます。英字は大文字のAからZまで、数字は0から9までが利用でき、いずれも1つ以上が必要です。(2) 〜 (4) は、4桁の数字を設定します。全て同じ暗証番号を設定することも可能です。

マイナンバーカード交付申請の際の注意点

ウェブからの申請には交付申請用IDが必須!

パソコンやスマートフォンを利用したウェブからの申請や、まちなかの写真機からの申請には、交付申請書に記載されている交付申請用IDまたはQRコードが必須です。万が一交付申請書をなくしてしまった場合は、郵便で申請するか、ウェブから申請するのであれば交付通知書を再発行する必要があります。

また、交付申請書に貼り付ける顔写真はサイズなどが細かく規定されており、規格外のものは申請を受け付けてもらうことができません。マイナンバーカード総合サイトの「顔写真のチェックポイント」を確認して、適切な顔写真を貼り付けるようにしてくださいね。

 

2021年には健康保険証としても利用できるようになるというマイナンバーカード。今後使用できる範囲が広がっていく可能性もあるので、ぜひ早めに準備しておきましょう。

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