こんな危険な名前の歩道が、実は名古屋市内のあの場所にあるんです。そしてまさに有名になったと思ったら、今度は無くなるという噂まで。そこにはどんな理由があるのでしょうか?
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「歩きスマホを殺すロード」とは、久屋大通公園に存在する遊歩道
一歩間違えれば大惨事になる危険な道
今月に入って、Twitter等で話題になっている「歩きスマホを殺すロード」。まずは写真をご覧ください。
ここは、歩きスマホでもしようものなら、次の瞬間池に落ちてしまう、まさに危険な遊歩道。
「マリオカートに出てきそう」「高難易度のステージだな」など、今まさにネットで話題のスポット。実はここ、名古屋市の久屋大通公園にあるんです(ちなみに、テレビ塔の北側です)。
当然歩きスマホを撲滅するために作られたわけではないと思いますが、周りは木々や新緑に溢れ、「本当にここは栄のど真ん中?」と思うような市民の憩いの場。訪れたその日も、ランニングや犬の散歩など、ゆったりと公園を過ごす人たちを見かけました。
生まれ変わろうとしている栄の街と久屋大通公園
名古屋駅に負けず劣らず、大きく変わろうとする注目のエリア
昨年、IDENTITY名古屋でも中日ビルが立て替えられるというニュースを紹介したように、栄エリアは再開発の真っ只中にあります。この遊歩道があるテレビ塔北側の「東桜・泉エリア」も対象であり、名古屋市は今月10日、久屋大通公園北側エリアの建ぺい率を緩和し、カフェや物販店を新設できるような規制緩和の方針を示しました。

昨年のソーシャルタワーマーケットの様子
久屋大通北側エリアは、「ソーシャルタワーマーケット」なども開催されるエリア。しかし、イベントの無い平日などは、人通りも少なくてちょっと淋しい気もします。そんな場所に、これからカフェなどができるというのは朗報ですね。
再開発を目的に取り壊される公園北側

久屋大通北側の様子
生まれ変わる公園と、無くなる遊歩道
さて、当然再開発なので、無くなるものもあります。
名古屋市では、再開発に伴い久屋公園北側にある4つの姉妹友好都市の記念広場を取り壊すことになったそうです。「ロサンゼルス広場」「シドニー広場」「南京広場」「メキシコ広場」・・・こんな広場があったことを知らない人も多いのではないのでしょうか?
そして、まさにこの「南京広場」に「歩きスマホを殺すロード」は存在するのです。新しい公園が楽しみのような、今の憩いの場がなくなるのが淋しいような。
きっとこの再開発で、歩きスマホをしても大丈夫な(!?)歩道になるのだと思いますが、いま名古屋で注目の遊歩道、この初夏の気持ちいい新緑を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか?(もちろん、歩きスマホはしないでくださいね!)
名古屋においでよ。
久屋の歩きスマホ絶対殺す道は、夜になると効果範囲が歩行者・自転車全員になるよ。 pic.twitter.com/6ZFsJ5lPhA
— おいでよ名古屋 (@oinagoya) 2017年5月4日
久屋大通公園
住所:名古屋市中区丸の内3丁目ほか
画像引用元:http://www.city.nagoya.jp