ちゃんと準備できてる?名古屋の防災について徹底解説!

ちゃんと準備できてる?名古屋の防災について徹底解説!

毎年必ずと言っていいほど、地震や洪水などの災害が日本各地で甚大な被害をもたらした、というニュースを耳にしますよね。私たちの住む名古屋にもいつそのような災害が襲ってくるかは分かりません。
地震や洪水などの災害による被害を最小限に抑えるためには、普段から「防災」の意識を強く持っておくことが重要です。
本記事ではのあなた自身の命だけでなく、あなたの大切な人の命も守る事につながる「防災」について、詳しく解説していきます。

まずは「ハザードマップ」で身近な地域についてよく知ろう!

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避難所と被害想定を確認!!

まずはじめに、自分の住んでいる地域が、災害によってどれほどの被害を被る可能性があるのかを知っておきましょう。

そんな時、役に立つのが「ハザードマップ」!名古屋市が提供する「ハザードマップ」では「地震」「津波」「洪水・内水」の三つの災害カテゴリについて、区ごとの被害想定や避難所の場所を詳細に知ることができます。

名古屋市HP 防災マップのページ

「ハザードマップ」で身近な地域の被害想定を確認し、災害時に非難する場所や避難経路などを家族で話し合っておきましょう。

あなたの区の「ハザードマップ」を印刷しておいて、いざというときのために防災グッズとともに保管しておくのもよいかもしれないですね。

電子版ハザードマップ!?「名古屋市防災アプリ」

「名古屋市防災アプリ」は、名古屋市の地震災害や洪水災害等の防災情報や、災害時等に公共交通機関が止まってしまった場合に徒歩で帰宅する際の帰宅支援情報を、スマートフォンやタブレット端末で確認できるアプリです。

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現在位置周辺の被害想定や避難所情報が、カメラで撮影した実写の映像に合成して表示され、視覚的にその施設等がある方向や距離を把握することができます。

また、事前に地図データ(国土地理院地図)をダウンロードできるので、災害時に通信機能が使用できなくなったとしても安心です!

名古屋市防災アプリ iPhone版

名古屋市防災アプリ Andoroid版

備えあれば憂いなし!防災グッズを用意しよう!

防災グッズ(備蓄品・非常持出品)の準備をしよう

災害による被害が大きい場合、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性があります。ライフラインなどが止まっても自力で生活できるように、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事です。

目安として、おおむね7日分程備蓄しておきましょう。

また自宅が被災した時は、近くの避難所などの安全な場所に避難し、そこで避難生活を送ることになります。避難所生活で必要な物は前もってリュックサックなどに詰めておき、いつでもすぐ持ち出せるように備えておきましょう。

避難する際は、7日分の備蓄のうち、3日分ほどを非常持ち出し品として持参しておくといいそうです。

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では具体的に、非常持ち出し品としてどのようなものを持っていけばいいのか見ていきましょう。

 

①食料品関係

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飲料水(一人1日3リットル必要)、乾パン・クラッカー・レトルト食品・缶詰(缶切り・ナイフも忘れずに)、粉ミルク・ほ乳ビン

 

②防災用品

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携帯ラジオ・ヘルメット・防災ずきん、ロープ、ノコギリ、バールなどの工具

 

③燃料及び照明器具

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卓上コンロ、マッチ・ライター、懐中電灯(予備用電池)、ローソク

④貴重品

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現金(小銭も必要)、預金通帳・有価証券の写し、健康保険証の写し、認印

※日頃は、預金通帳など貴重品の写しを非常持出袋に入れておき、避難するとき余裕があれば実物を持ち出しましょう。

 

⑤医療用品

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三角巾、包帯、ガーゼ、消毒薬、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、紙おむつ、生理用品、お薬手帳

 

⑥衣料関係

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下着(家族分)、衣類(長袖のもの)、雨具、タオル、毛布

 

非常持ち出し品の三つのポイント

  1. 荷物は最小限にまとめ、リュックサックなどの両手が使える背負い式のものを準備しましょう。
  2. 災害による被害が大きい場合、避難生活が屋外になることもあります。そのため、テントなどのキャンプ用品があると便利です。
  3. 地震の発生により割れたガラスが散乱することもあるので、枕元に底の厚いスリッパ・靴などを準備しておきましょう。

コロナ禍における避難の新常識

新型コロナウイルスが蔓延しているこのご時世では、たくさんの人々が共同生活をする避難所生活は感染リスクが非常に高まり危険です。避難所が過密状態になることを防ぐためにも、自宅が浸水や倒壊する危険性がなく、自宅での安全確保が可能であれば、在宅避難をするようにしましょう。

しかし、どうしても避難所生活を送らざるを得ない場合は、少しでも感染リスクを低くするために、非常持ちだし品に次のもの追加して準備しておきましょう。

  • 体温計
  • マスク
  • アルコール消毒液
  • スリッパ
  • ゴミ袋

それ危険!?お家の中を点検しよう!

家具の転倒防止など

阪神淡路大震災では、倒れてきた家具に押しつぶされたり、割れたガラスでケガをした人がたくさんいました。家具が転倒することによって、けがをしたり、室内が散乱状態になるため、火災からの避難が遅れてしまうなどの被害が大きくなる可能性があります。

これらを未然に防ぐために家具の転倒防止対策を専用の器具などを用いてしっかりと行いましょう。

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また、寝室の家具レイアウトを見直すことも大事です。

家具レイアウトの見直しで、おさえておくべきポイントはたった2つ!

  1. 家具が地震の揺れにより就寝場所に倒れてこないようにする
  2. 家具等の移動や転倒、収納物の散乱などにより避難経路をふさがないようにする

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木造住宅等の耐震診断等の実施

阪神・淡路大震災では、亡くなられた方の約8割が建物の倒壊などによる圧死だったそうです。このような事実を受け、名古屋市では、昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅の無料耐震診断や木造住宅耐震改修助成などの耐震対策に関する各種事業を行っているそう。詳しくは、下記のリンク先をご覧ください。

建築物の耐震対策

感震ブレーカーの設置

東日本大震災では、原因が特定された火災のうち約3分の2が電気関係の出火だったそうです。そのような事実を受け、「感震ブレーカー」設置が推奨されています。感震ブレーカーは地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。

「感震ブレーカー」は、不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合にも、電気火災を防ぐ有効な手段になりえます。詳しくは下記のリンクをご覧ください。

感震ブレーカー設置助成について

家族防災会議の実施

重要な情報は家族全員で共有しよう

災害に備えて、家族で防災対策について話し合い、次のことなどについて家族間の取り決めをあらかじめ決めておきましょう。

  1. 地震や風水害に関する基礎知識
  2. 家の危険箇所
  3. 災害に備える場所
  4. 防災情報の入手方法
  5. 家族間の連絡方法
  6. 備蓄と非常持出品
  7. 外出時の行動

あらゆる場面を想像して、家族内の対策を立ててみてください。夕食後など、家族みんなが集まっているタイミングで話し合うのがいいかもしれませんね。

 

今回は、名古屋の防災についてご紹介しました。災害はいつ訪れるかわかりません。防災の準備を後回しにしていると、いざ災害が訪れたときに自分の命だけでなく、家族みんなの命が危険にさらされることになります。できることからでいいので、今すぐに防災準備を始めましょう!


画像引用元:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.cadcenter.ARHazardScopeNY, https://www.city.nagoya.jp/shobo/page/0000044665.html, https://www.city.nagoya.jp/bosaikikikanri/page/0000003671.htmlhttps://www.city.nagoya.jp/bosaikikikanri/page/0000003671.html,

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