2月18日まで名古屋市美術館にて、「シャガール展 三次元の世界〜キャンヴァスから飛び出す恋人や動物たち〜」が開催されています。このイベントは芸術家のマルク・シャガールが手掛けた立体作品を中心に展示したもの。
画家としてしられるシャガールの立体作品にフォーカスした、珍しいものです。晩年期に作られた独創的な立体作品の数々。この機会にぜひとも見に行ってみてはいかがでしょう。
画家・シャガールの立体作品を集めた「シャガール展」

《空想の動物》1952年 石膏 個人蔵
2月18日まで。立体作品を中心に展示!
伏見駅から徒歩8分のところに位置する名古屋市美術館では、2018年2月18日(日)まで「シャガール展 三次元の世界〜キャンヴァスから飛び出す恋人や動物たち〜」が開催されています。
「シャガール展」は、その名の通り、芸術家であるマルク・シャガールの立体作品を中心に展示したイベント。
画家として数多くの作品を残してきたシャガールの、絵画だけではない魅力を味わえる展示会です。
シャガール展の見どころって?
63才で陶器の作品を発表 独創的な作風が魅力
1887年7月にロシアで生まれ、画家として名をはせたシャガール。
そんな彼がはじめて立体作品を発表したのは1949年。最初は陶器の作品でした。1950年には活動の拠点をパリから地中海にほど近い南フランスの小さな村に移し、1951年には初の彫刻作品を誕生させたそう。
シャガールは、はじめての陶器の作品を発表した時点で63才。彫刻作品を作った時点では65才とすでに芸術家としては円熟期を迎えていました。
しかし新しい表現手法を手に入れた彼は、画家の技芸を超えた独創性を活かし次々と作品を生み出していきました。
今回の「シャガール展」では、展示作品の3分の1が彫刻と陶器。晩年に製作された立体的なシャガールの世界を思う存分楽むことができるそう。
もちろん、立体作品だけではなく、絵画や版画などの平面作品展示しています。平面と立体の双方を楽しいみつつ、立体での経験が平面にどう生きたのか、逆に平面の経験が立体にどう生きたのか等を考えることもできそうです。

《散歩》1961年 陶土、酸化化合物を含む釉薬、筆による部分的なエナメル彩色、ドライポイント 個人蔵
「シャガール展」の会期は2017年12月14日(木)から2018年2月18日(日)まで。料金は一般1,400円、高・大学生1,000円、中学生以下は無料です。
レアなシャガールの立体作品が見られるシャガール展。ぜひ足を運んでみては?
『シャガール展 三次元の世界〜キャンヴァスから飛び出す恋人や動物たち〜』@名古屋市美術館
会期:2017年12月14日(木)〜2018年2月18日(日)
休館日:毎週月曜日(1月8日、2月12日は除く)、12月29日(金)~1月3日(水)、9日(火)、2月13日(火)
閉館時間:午前9時30分~午後5時 金曜は午後8時まで(入館は閉館30分前まで)
入館料:一般1,400円(1,200円)/高・大学生1,000円(800円) 中学生以下無料
※()内は、前売り・団体割引料金
URL:シャガール展 三次元の世界〜キャンヴァスから飛び出す恋人や動物たち〜 公式サイト
画像引用元:http://www.chunichi.co.jp/event/chagall/top.html