ワンランク上の雪景色が見たいという方や、写真好きの方は必見! 今週末まで行われている「ライトアップイベント」についてもお伝えしていきます。
目次
雪が深まる今こそ行きたい奥飛騨地方の観光スポット

丹生川町伝統のお祭りで実際に使われた『日本一宿儺鍋』
『飛騨大鍾乳洞』の見どころは、鍾乳洞だけじゃない!
平湯温泉方面へ向かう国道158号線。『飛騨大鍾乳洞』と大きく書かれた看板に従って道を曲がり、峠を少々登ると駐車場に到着します。駐車場内には売店がいくつか立ち並んでいますが、冬季は全店休業。
受付の入り口には、飛騨にゅうかわ宿儺(すくな)まつりで実際に使用された「日本一宿儺鍋」が展示してあります。本来はこの前に飛騨大鍾乳洞と書かれた看板があり、フォトスポットとなっていますがこの時期はご覧の通り雪に埋もれてしまっています。
入場料は大人(高校生以上)1人1,100円、小人(小・中学生)550円ですが、公式ホームページの割引画面を提示すれば 100円引きになるので要チェックです。

これより先は撮影禁止。2フロアに渡ってたくさんの美術品が展示されています
鍾乳洞の入口へ向かう途中には、併設されている『大橋コレクション館』があります。こちらの施設内は撮影禁止となっていますが、世界中から集められた美術品や装飾品、また時価3億円以上の純金の塊など珍しいものをたくさん見ることができるので時間がある方は是非立ち寄ってみてください。(※鍾乳洞入場料で見学自由)
いざ鍾乳洞へ! 3億年前の地層をそのまま残した世界とは一体……?

鍾乳洞入口
鍾乳洞の出口は3つ! 最終出口までの所要時間は約30分
飛騨大鍾乳洞は、第1、第2、第3洞と3つに区分されており、それぞれに出口が設けてあります。
鍾乳洞入口から各出口までの所要時間は、第1出口約10分、第2出口約20分、第3出口約30分となっています。なお、第2、第3洞は急な坂道や階段が多いので、足腰が弱い方や、体力に自信がないという方は第1出口で出ることをオススメします。(※歩く距離が多く、足元が大変滑りやすいのでヒールも避けましょう)

入ってすぐに見えるのは『竜宮の夜景』
鍾乳洞に入ると、外よりも暖かい空気に少しホッとします。洞内は通年平均気温12度ということで、この時期は外にいるよりも暖かく感じます。もちろん夏の避暑にもピッタリですね。

左右にねじれながら垂れ下がる鍾乳石『ヘリクタイト』は、飛騨大鍾乳洞内で多く見ることができます
3億年前の地層の姿をそのまま残したとされている飛騨大鍾乳洞。その姿をさらに幻想的に演出するのは、コケの繁殖を防ぐためにあえて使用されているという赤や青のライト。
「竜宮の夜景」「夢の宮殿」「幸福の滝」など各スポットにつけられている神秘的な名前にも注目です。

カラフルなLEDで彩られたトンネルは、川底の地下部分に位置しているんだそう
第1洞を超えると、コンクリートトンネル「愛深スポット」を通って第2洞へ向かいます。その名の通り、カップルで行けば2人の愛を深めてくれるかも?

第2洞『酒類洞窟低温貯蔵』

第3洞『月の世界』
第2洞には低温貯蔵のための酒蔵があり、第3洞にはまるで本物の月に来たかのように思わせる「月の世界」というスポットがあるなど、鍾乳洞内はとにかく見どころ満載。飽きることなく30分間歩き進めることができます。

「福が叶う」と言われている鐘を鳴らそう
そして最後に、安全、幸福、子宝祈願スポットとして知られる「福寿鐘」を鳴らせばいよいよ鍾乳洞も出口です。
鍾乳洞を出ると、そこには絶景のご褒美が

冬季限定「氷の渓谷」
「氷の渓谷」は冬季限定! 2月12日(日)まではライトアップも開催!
本来は「鍾乳洞を出ればもう終わり」といったところですが、冬の飛騨大鍾乳洞のお楽しみはこれからです。
飛騨大鍾乳洞では1月上旬~3月上旬までの間、鍾乳洞出口から駐車場に戻るまでの帰路で「氷の渓谷」を見ることができます。美しすぎる蒼白の氷柱は、厳冬の土地だからこそ創り出せる自然の芸術。約300m続く絶景を余すことなくご覧いただけます。
さらに、毎年2月の特定日には氷の渓谷の夜間ライトアップが開催されます。今年は、2月4日(土)~2月12日(日)までの9日間が対象。
写真コンテストも同時開催されているので、写真好きの方はお見逃しなく。
ワンランク上の雪景色を見に、飛騨大鍾乳洞へおでかけしてみませんか?
夜間ライトアップは今週末まで。週末のおでかけの参考にしてみてくださいね。なお、お車でお出かけの際はスタッドレスタイヤの装着をお忘れなく!
飛騨大鍾乳洞
営業時間:
4月~10月 8:00~17:00(閉館17:30)
11月〜3月 9:00~16:00(閉館16:30)
定休日:年中無休
URL:飛騨大鍾乳洞 公式サイト