本展示のゲストは、持続可能な環境を作り出すための仕組みであるパーマカルチャーのデザイナーとして、「自然に学ぶくらしのデザイン」などを執筆している四井真治さんです。
自然の仕組みを読み解き、自然と共存する生きかたを提案する「いのちの暮らし」展とは、一体どのような展示なのでしょうか。
目次
「いのちの暮らし」展とは?
循環する自然とともに生きる暮らしの展示会
「いのちの暮らし」展は、オーストラリアで生まれた永続可能な農業をもとに人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくためのデザイン手法であるパーマカルチャーのデザイナーとして国内外で活動する四井真治さんを迎え行われる展示会です。
展示では、四井さんがこれまでパーマカルチャーデザイナーとして行った活動の紹介と、山形県八ヶ岳南麗で
四井さんが家族と一緒に、循環する自然に寄りそい共に暮らすことを目指すなかで生み出した100点を超える道具とその生活の様子を紹介しています。
生命の循環を考える

亡くなった鳥を堆肥に入れて土に還している様子
「いのちの仕組み」を伝える活動から考える私たちの暮らし
展示では四井さんが、愛知万博のガーデンデザインや石巻雄勝町のモリウミアスなどの様々な地域で行った、「いのちの仕組み」を取り入れた活動も紹介しています。
四井さんは名古屋市港区の「みなとまちガーデンプロジェクト」でも講師として活動され、生きるものが持つ、集め・蓄え・拡散するいのちのサイクルを伝えつづけています。
当展示会では四井さんの活動から「いのちの仕組み」を知って、普段の生活でどのように「いのちの仕組み」を取り入れるのか、そのヒントを掴むことができるのではないでしょうか。
「いのちの暮らし」を体験する3つのワークショップ
実際に「いのちの暮らし」を体験する
展示会に合わせ、四井さんの「いのちの暮らし」を実際に体験するワークショップが開催されます。
1月14日の10:00~18:00には「四日市をめぐるツアー」として、萬古アーカイブデザインミュージアムやアクアイグニスを訪問します。実際に「いのちの暮らし」を体験できるので、普段の生活に取り入れてみたい方はぜひ参加してみて下さい。
機械的な仕組みが多い現代では利便性を重視するあまり、「豊かさ」も物質的な価値に依存しがちです。生活を本当に豊かにするものは何か、展示を見る中で一人ひとりがじっくり考る機会になるのではないでしょうか。
いのちの暮らし展
-いのちの仕組みを考える展覧会 −つくる、つかう、なおす。暮らしの景色と道具−
営業時間:2016年11月26日(土)〜1月14日(土)の日・月・祝日 11:00〜19:00 入場無料
定休日:12月25日(日)〜1月4日(水)
URL:いのちの暮らし展
住所:名古屋市港区名港1-19-23 Minatomachi POTLUCK BUILDING 2F:Project Space
画像引用元:港まちづくり協議会