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『糸カフェ』って、どんなお店?
ヒト、コト、モノをつなぐ場。ただおしゃれなだけではなく、郡上の魅力がたくさん詰まったカフェ
郡上八幡観光協会から西に延びる商店街沿いを歩くと、左手に見えてくる大きな白い看板。黒色ではっきりと書かれた「ITO CAFE」の文字が印象的です。
お店を訪れたのは、土曜日の午前10時半。ちょうどお店がオープンする時間で、開店の準備をしていた女性スタッフが「おはようございます」と笑顔で出迎えてくれました。
なかに入ると、木材を貴重としたシンプルなインテリアが目に飛び込んできます。カウンター席が3席と、テーブル席が約10席。決して広くはありませんが、穏やかな時間が流れる郡上八幡の雰囲気を楽しむには十分なスペースです。
テーブルの上に置いてあった青色のメニューを見ると、簡単なお店の説明書きが。どうやら同店は2014年のオープン以降、「ヒトとヒト、コト、モノをつなぐ場」のコンセプトをもとに、郡上のこだわりを「店舗」という形で体現しているカフェのようです。
事実、メニューには郡上の食材を使ったドリンクや料理が豊富に取り揃えてあり、店内では地元発のブランドの展示会も定期的に開催されるほど。この日も、郡上市白鳥町にお店を構えるアパレルブランド「石徹白洋品店(いとしろようひんてん)」による衣服展が行われていました。
ただのおしゃれカフェではなく、郡上の魅力がふんだんに詰め込まれているお店のようです。
郡上の食材を使った人気メニュー
郡上の食材を使った、季節がわりのドリンクやスイーツは外せない!
お店の心地よい雰囲気に包まれながら、注文するメニューを吟味。今回は「本日のおすすめコーヒー(税込450円)」「季節の果実の自家製ソーダ(税込550円)」「糸カフェ 今月のスイーツ(税込650円)」の3点を注文しました。
これらはすべて、時期によって内容が変わるメニューです。詳細については、店員さんが注文時に丁寧に教えてくれます。
この日、「季節の果実の自家製ソーダ」として運ばれてきたのは、郡上ベリーをふんだんに使ったもの。ショッキングピンクな見た目もかわいく、女性ならば思わずテンションが上がること間違いなしです。甘すぎず、後味もさっぱり。郡上散策で乾いた喉をほど良く潤してくれました。
「本日のおすすめコーヒー」は、“爽やかな酸味”と“力強い苦味”が特徴の東ティモール。甘いスイーツとの相性が抜群なので、セットで注文するのも良いかもしれません。
「糸カフェ 今月のスイーツ」として出てきたのは、「バターナッツ かぼちゃプリン」でした。シックな見た目に誘われて、一口食べてみると、予想以上に上品な味わいにうっとり。
別に運ばれてきたカラメルソールをかけて、味に変化をプラスすると、もうスプーンは止まりません!甘すぎないため、途中で味にクドさを感じることなく、最後の一口まで美味しくいただくことができました。
店頭を行き交う、たくさんの観光客。カウンターに座る、地元の常連客。名古屋では耳にしたことのない方言が、妙に面白く、自分をどこか遠くへ連れ出してくれるような気さえしました。
郡上の魅力を「五感」で感じたいひとは、ぜひ『糸カフェ』へ足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと、あなたがまだ知らない「ヒト」「コト」「モノ」に出会えるはずですよ。
『糸CAFE(イトカフェ)』
営業時間:[月・水・木・日] 10:30~19:00、 [金・土] 10:30~23:00
定休日:火曜日・第4水曜日
URL:公式Facebook