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そもそも意味をチェック!戸籍謄本とは?

戸籍謄本の見本
「戸籍抄本」と「戸籍謄本」の違い
まずは言葉の意味から説明していきます。戸籍とは「家族集団単位で国民を登録する目的で作成される書類」です。言い換えると、夫婦や親子であることを証明するものです。
謄本(とうほん) | 原本の内容を全部書き写した文書 |
抄本(しょうほん) | 原本の内容の一部を書き写した文書 |
つまり戸籍謄本とは、戸籍に記載されている全員の身分事項を書き写した文書であり、証明するもの。戸籍抄本とは、戸籍に記載されている方のうち一人または複数人の身分事項を書き写した文書であり、証明するものです。
なぜ戸籍謄本が必要?
戸籍謄本は、身分や家族関係を証明する際に必要になります。パスポート(旅券)の場合は家族関係を証明する必要がないため、戸籍抄本でも申請・更新手続きが可能です。
したがって、戸籍謄本は家族関係や身分関係を証明する必要がある婚姻届の提出時や、相続手続きを行うときに必要になります。
戸籍謄本の取得手順

戸籍・除籍謄本抄本等交付申請書
戸籍謄本を取得するには何が必要?
- 本人確認ができる書類(運転免許証・個人番号カード・住民基本台帳カード・健康保険証など)
- 手数料 1通 450円
- 直系血族以外が申請する場合は委任状。本人または同一戸籍に載っている方、またはその直系尊属・卑属以外の方が申請する場合は、委任状が必要になります。

委任状見本
戸籍謄本はどこで受け取れる?
名古屋市に本籍がある方は、名古屋市内の区役所や支所で直接受け取る方法と、郵送で受け取る方法の2種類があります。
区役所や支所で直接受け取る場合、名古屋市に本籍がある方であれば、自分の区ではない区役所や支所でも戸籍謄本の手続きが可能です。
戸籍謄本に必要な持ち物を持って行き、受付で申請書を受け取り、その場で提出します。混み具合によりますが、10〜20分で戸籍謄本を受け取ることができるそうです。
郵送の場合は、「郵便」または「民間事業者による信書の送達に関する法律第2条第6項に規定する一般信書便事業又は同条第9項に規定する特定信書便事業者による同条第2項に規定する信書便」で送付しなければなりません。

郵送で受け取る場合の申請書
請求先は、証明書交付センター(〒456-8502 熱田区神宮三丁目1番15号 / 電話番号 052-683-9532)です。こちらでは戸籍謄本の受け取りができるわけでなく、あくまでも請求先であるため注意が必要です。
所要日数は証明書交付センターに申請書が到着してから、1週間程度です。大型連休期間(ゴールデンウィークや年末年始など)では請求が集中する恐れがあるため、通常より日数がかかることがあるそうです。余裕を持って計画的に郵送しましょう。
こちらから申請書のダウンロードが可能です。
シチュエーション別!戸籍謄本が必要な場面
現在名古屋市に住んでいるけれど、もともと住んでいた場所の戸籍謄本が欲しい
原則として、本籍地の区役所市民課へ請求する必要があります。例えば静岡市に本籍地をおく名古屋に住んでいる方は、静岡市に請求しなければいけません。本籍地の市役所や区役所に問い合わせをしましょう。
現在名古屋市外に住んでいるけれど、もともといた名古屋市の戸籍謄本が欲しい
名古屋市の各区役所・支所に請求する必要があります。現在、名古屋市外に住んでいたとしても郵送で取得することも可能なので、証明書交付センター(〒456-8502 熱田区神宮三丁目1番15号 電話番号 052-683-9532)へ請求をしましょう。
こちらから申請書のダウンロードが可能です。
難しいイメージのある戸籍謄本ですが、必要な持ち物を準備していけばササっと手続きを済ませられます。この記事が、スムーズに戸籍謄本を取得できるお手伝いができたら嬉しいです。
画像引用元:https://www.city.nagoya.jp/sportsshimin/page/0000011518.html,https://www.city.nagoya.jp/meito/page/0000064593.html,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%B8%82%E5%BD%B9%E6%89%80