愛知県西尾市にある「三河工芸ガラス美術館」。ガラスを専門に取り扱ったこの美術館では、万華鏡の中に入れるという不思議な体験ができちゃうんです。一体どんな美術館なのでしょうか?思わず写真を撮りたくなるガラスアートをチェックしましょう!
目次
観る人も作品に溶け込める「三河工芸ガラス美術館」とは
館長の創造性が光るガラス専門の美術館
東名高速道路の岡崎ICを降りて車を走らせること約50分。愛知県西尾市富山町にあるのが、「三河工芸ガラス美術館」です。大小さまざまなガラス作品が展示されているこの美術館は、2018年1月からスマートフォンでの撮影が解禁されたことによって、今注目のスポットになっています。
この美術館の特徴は、展示されているほぼすべての作品を館長1人で制作していること。館長の神谷さんがエンジニアとして働いていた頃に築き上げた技術と、ものづくりの楽しさが作品に込められています。フォトジェニックなガラスの世界を思いっきり堪能しちゃいましょう!
※館内は小型カメラ、スマートフォンに限って撮影できます。一眼レフカメラ・ミラーレスカメラの使用、動画撮影、三脚・自撮り棒などの持ち込みはできません。
思わず見惚れてしまう作品がいっぱい
どこを見てもキラキラした空間「巨大万華鏡スフィア」
60点ほどの作品が展示されている三河工芸ガラス美術館。必ず押さえておきたい作品をチェックしておきましょう。
一番の目玉は、ギネスにも認定されている巨大万華鏡スフィア。長さ7.3m×幅3.1m×高さ2.55mという、私たちが想像する万華鏡のスケールをはるかに上回ります。映像だけでなく音楽もプラスされ、より一層幻想的な空間を楽しめますよ。
約2分間のストーリーが展開されるスフィアでは、ラスト20秒が絶好のシャッターチャンス。万華鏡が白く明るい光に包まれ、人物が暗いシルエットとして映し出されるため、神秘的な1枚が撮れるでしょう。
圧巻の美しさ「彫刻鏡の部屋」
日本の美しい四季を描いた彫刻鏡の部屋。なんとこの部屋、全面鏡張りになっているのです!壁に描かれている草木はサンドブラストで彫刻されており、桜やアジサイなど四季折々の変化が映し出されます。合わせ鏡によって創り出された空間は、何とも言えない不思議な感覚を楽しめるでしょう。
映画のワンシーンを再現した「シネ・アート」
映画のワンシーンをガラスで描いたシネマグラスも見逃せません。『ローマの休日』などの有名な作品からちょっとマニアックな作品まで、さまざまなジャンルの名画が再現されています。
また可愛らしいジオラマも魅力的。このミニチュア作品にはステンドグラスが使われており、人物や明るさを調整することでリアリティのある仕上がりになっています。手を込んで作られたジオラマは、時の流れを忘れてしまいそうです。
見て楽しんだ後はガラス工芸品を作ってみよう
「ガラス体験コース」でオリジナルの作品を作ろう
ガラスの世界を堪能したあとは、自分だけのオリジナルのガラス工芸品を作っちゃいましょう!「三河工芸ガラス美術館」では万華鏡はもちろん、ステンドグラスやサンドブラストなど、さまざまな作品が作れるガラス体験コースが楽しめます。
体験は約2時間ですが、気軽に参加できる1時間のコースもあります。いずれのコースも事前に電話での予約が必要になるので、体験したい方は忘れずに予約しましょう。
美しいガラス作品が楽しめる「三河工芸ガラス美術館」。ギネスに登録されている巨大万華鏡から、ステンドグラスを使ったジオラマなどの小さい作品まで、いろいろな手法で表現されたガラスに心弾むこと間違いありません。「三河工芸ガラス美術館」でアートな1日を過ごしてみてくださいね。
三河工芸ガラス美術館
開館時間:10:00~17:30(最終入館は17:00)
休館日:月曜、第1火曜定休 ※天候などによる臨時休館あり
入館料:(一般)720円 /(小人)460円 /(幼児)310円
URL:三河工芸ガラス美術館公式HP
住所:愛知県西尾市富山町東郷5
画像引用元:https://life-designs.jp/、https://www.travel.co.jp/、https://www.katch.co.jp/