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国際陶磁器フェスティバルってどんなイベント?
焼き物の産地を舞台に、さまざまな角度で伝統を身近に感じられる祭典
『国際陶磁器フェスティバル美濃2017(以下・陶磁器フェス)』は「土と炎の国際交流」をテーマに1986年から3年に1度行われている焼き物の祭典。第11回目を迎える今年は総合プロデューサーにサッカー元日本代表の中田英寿氏が就任しました。
「真の意味で国際化を目指すため世界中に人脈をもつ人物を」と、実行委員会が依頼をしたのが経緯。「一番の贅沢は“手作り”である」という中田氏の強い想いが込められた今回の陶磁器フェスは必見です。
開催中はメイン会場の「セラミックパークMINO」を中心に周辺の瑞浪市、土岐市の7会場で関連イベントを実施。鑑賞はもちろんのこと、グルメと一緒に陶磁器に親しむ企画などさまざまな角度で楽しめる催しとなっています。
今回の記事ではメイン会場の「セラミックパークMINO」を中心に3つの観点から楽しみ方を紹介したいと思います!

前回の様子
楽しみ方その①;芸術として陶磁器を楽しむ
さまざまな姿に変わる陶器の可能性を感じよう!
『陶磁器フェス』の目玉は開催に先立って行われた「国際陶磁器展美濃」の優秀作品を鑑賞できること。今年の第11回では、日本のみならず世界中の芸術家が作品を出展しました。上の写真は金賞作品。審査員には世界中の名だたる芸術家が並び、特別審査員には中田氏も名を連ねています。

志野焼き

織部焼き
その他、志野焼きや織部焼きといった芸術性の高い陶器が並びます。その美しさや、伝統の技を目の当たりにできるよい機会ではないでしょうか?
楽しみ方その②;食と一緒に陶器も楽しむ
美しい器で美味しい料理やお酒に舌鼓
『陶磁器フェス』開催中は、展示会場内のレストラン「カフェSARYO(サリョウ)」で特別メニューを用意!有名シェフが監修した和食料理を美濃焼きで味わうことができます。和食の彩りと器がマッチして一つの作品を眺めているかのようですね。
また展示場の最寄りの「多治見駅」では、好きな美濃焼の酒器を選んで地酒が楽しめる催しを実施。風流な気分を堪能できそうです。
※開催日 9/16(土)~9/18(月・祝) 多治見駅北口虎渓用水広場
楽しみ方その③;オリジナルの陶器を作って楽しむ
オリジナルタイルを作ってベンチに張り付けちゃおう!
体験型の催しも見逃せません。展示場2Fテラスにある「Mino Tile Street」ではオリジナル美濃焼タイルを作成できる催しがあります。作成したオリジナルタイルはベンチに張りましょう。自分が作った作品がこの先ずっと残るなんて素敵だとは思いませんか?
『陶磁器フェス』は観て、作って、味わって、さまざまな角度から焼き物について深く知ることができるイベントです。焼き物には興味あるけれど敷居が高そうだからという人も、このイベントなら気軽に行けるはず。『陶磁器フェス』に行って、もっと焼き物を身近に感じましょう!
※ワークショップの開催は9/23(土)、9/24(日)、9/30(土)、10/1(日)、10/7(土)、10/8(日)
国際陶磁器フェスティバル美濃2017
会期:9/15(金)~10/22(日) 開催時間(セラミックパークMINO):10:00~18:00(最終入館17:30)
定休日:期間中は無し
料金:7館共通入場券 大人1,500円 前売り1,200円 65歳以上1,300円 前売り1,200円 高校生以下無料
住所: 岐阜県多治見市東町4丁目2-5
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