2018年頃からひそかに人気を集めているスイーツ、「バスクチーズケーキ」。スペインとフランスにまたがるバスク地方で生まれた、あえて表面を焦がしているチーズケーキです。レアでもベイクドでもない独特の食感と味に惹かれるファンが増え、今や話題のスイーツに。都内では専門店が登場し、コンビニでは発売3日間で100万個を売り上げたほどの人気ぶりなんだとか。
そんなバスクチーズケーキを、じつは名古屋で堪能できるカフェがあるんです。なかなか出合えないバスクチーズケーキを探しに、ギャラリー&カフェ「mokkindo」を訪ねました。
目次
隠れ家のようなギャラリー&カフェ「mokkindo」
御器所駅から徒歩5分、ビルの3階にある隠れ家のような空間
地下鉄の御器所駅の3番出口から歩いて5分ほど進むと、青いアーチの屋根が見つかりました。ここが今回のお目当て「mokkindo」が入っているビルです。
お店の場所が合っているか少し不安になりますが、そのまま3階まで上がると入口が見えてきました。知る人ぞ知る隠れ家のような外観に、心が躍ります。
「mokkindo」はその名のとおり、木・金・土曜日のみ営業していることから名づけたそう。ステンドグラス作家のオーナーがセレクトしたこだわりの家具と作品に囲まれながら、ゆったりとティータイムを楽しめます。
家具から器までこだわって選ばれたアイテムばかり
ステンドグラス作家のオーナーが厳選
店内に入ると、ビルの外観からは想像できない空間が広がります。オールドグラスを使ったオーナーの作品の他にも、それぞれの作家がこだわって制作したオリジナルアクセサリーや器、衣服や家具が美しく並ぶ店内。想像していなかったアイテムとの偶然の出合いがあるかも……!
ステンドグラスで彩られた大きな窓から光が差し込む、ぬくもりのある店内。都会の喧騒を忘れてほっと一息つけそうです。
座席は多くないものの、インテリアの配置を変えながら日々座席数を増やしているそう。開店直後の11時台にお店を訪れたら、まだ他のお客さんがいなかったためにすんなりと席につくことができました。
名古屋で出合えた!話題のバスクチーズケーキ
焦げのほろ苦さと中のクリーミーな甘さが絶妙
こちらがお目当てのバスクチーズケーキ。バスク地方では、コーヒーだけでなくワインにも合うこのチーズケーキがバルの一番人気なメニューになるほど愛されています。
「バスクチーズケーキset」(税込900円)なら、コーヒーやジュースなどの数種類からセットドリンクを選ぶことができます(写真は自家製ブレンドのコーヒー豆を使ったカフェオレ)。
真っ黒なケーキの表面と白いお皿とのコントラストが美しさに惹きつけられる、見た目のインパクト。見るからにしっかり焦げているので初めて食べるときは不安になるかもしれませんが、食べてみると……?
一口目にはふわっと優しい甘さが広がり、苦く感じない焦げ目があるのに苦く感じないことにびっくり。カラメルのような焦げ目の香ばしさとケーキの底にひそむほのかな塩味が、ケーキ全体の甘さをフワッと引き立てています。初めてmokkindoに来たのにどこか懐かしさも感じられる味で、ケーキの外側と内側の食感の差も楽しみの一つです。
実はスペインで本場のバスクチーズケーキを食べたことがあるのですが、mokkindoのケーキは本場よりも繊細でやさしい甘さでうっとりしました。
mokkindoでは、豊田市小原村でフランス菓子をベースにしたお菓子を手作りしている「bonnieux(ボニュ)」からチーズケーキを仕入れています。お店の在庫次第で取り置きもできるので、心配な方はお店に連絡を入れるのがおすすめです。
他にもbonnieuxのパフェやダックワーズが期間限定で登場したり、焼き菓子やブラジル産の豆を使った「mokkindoブレンド」をお土産にできたりと、行くたびに楽しみが広がりそうなmokkindo。オーナーによるステンドグラスのワークショップも開催されているので、最新情報をInstagramで要チェックです。
香ばしい表面とは裏腹に、中身はクリーミーで柔らかな「mokkindo」のバスクチーズケーキ。今までとはひと味違うおいしさに魅了されるかも?木・金・土曜日だけの特別なひとときを、ひとりでゆっくり、大切な人とゆったり堪能してみてはいかがでしょうか。
mokkindo
営業時間:11:00~19:00
定休日:日曜日~水曜日(木・金・土曜日のみ営業)
URL:Instagram
画像引用元:https://www.instagram.com/mokkindo3/