白川公園内にある名古屋市美術館。同館では2018年4月25日から7月1日までの期間限定で「モネ それからの100年」が開催されます。
展示されるモネの絵画は、日本初公開の作品を含む約25点。そのほか作家26名の作品が展示されるとのこと。本記事ではその詳細をお伝えします。
目次
名古屋市美術館開館30周年記念「モネ それからの100年」

クロード・モネ《柳》1897-98年頃 油彩、キャンヴァス 71.0×89.5㎝ 個人蔵(国立西洋美術館に寄託)
名古屋市美術館での開催は4回目!日本初公開の作品も
名古屋市美術館で4回目となるモネ展、開館30周年記念「モネ それからの100年」では、日本で初めて公開される作品を含む約25点の、モネの絵画が展示されます。
会期は4月25日から7月1日まで。色彩や筆触、光、水などさまざまな切り口からモネの作品の魅力に迫ります。
「モダンアートの先駆者」と称されているモネ。今回のモネ展では、アメリカ抽象表現主義をはじめとする20世紀アートとともに展示することで、モネの革新性をより一層浮き彫りにしています。
またモネへのオマージュとして多くの作家が引用した、モネを象徴するモチーフとも言える「睡蓮」。引用だけに留まらず、インスピレーションを受け、さまざまアプローチで表現された作品も並びます。
展示されるのはクロード・モネほか、国内外あわせて26名の作品

福田美蘭《モネの睡蓮》2002年 アクリル、パネルに貼ったキャンヴァス、額縁(既製品) 86.3×116.5×8.3㎝ 大原美術館
絵画だけじゃない!版画や写真、映像など幅広い現代アートも展示
今回の「モネ それからの100年」にはクロード・モネのほか、計26名の作家の作品も展示されます。作家一覧は以下の通り。
展示作品は絵画だけでなく、版画・写真・映像といった幅広い分野の現代アートも。モネや睡蓮の庭との、時代や地域、ジャンルを超えた繋がりに注目です。
観覧券は名古屋市美術館またはローソン・セブンイレブンで購入可能

松本陽子《振動する風景的画面》2017年 油彩、キャンヴァス 200.0×250.0cm 個人蔵
©Yoko Matsumoto
窓口なら一日乗車券やドニチエコきっぷ提示で100円割引に
本展示の入場料は一般が1,400円、高大生が1,000円(すべて税込)。中学生以下は無料です。
ローソンチケットやセブンチケットでも購入は可能ですが、4月25日以降はいずれも当日券のみの取り扱いです。当日美術館の窓口で観覧券を購入する場合は、次のいずれかを提示すれば100円割引で購入することもできます。
- 一日乗車券
- ドニチエコきっぷ
公共交通機関を利用された場合には、窓口での提示をお忘れなく。モネ展の開催期間も残すところ1ヵ月。
約90点の出品作品を通して、印象派だけでなく現代にまで受け継がれているモネの芸術の斬新さや深さ、そして広さを感じられる「モネ それからの100年」。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
名古屋市美術館
開館時間:9:30~17:00(祝日を除く金曜日のみ20:00まで)
休館日:月曜日
URL:名古屋市美術館開館30周年記念「モネ それからの100年」 特設サイト
住所:愛知県名古屋市中区栄2丁目17-25(芸術と科学の杜・白川公園内)
トップ画像:クロード・モネ 《睡蓮》 1906年 油彩・キャンヴァス 81.0×92.0cm 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)