古来より日本人は持ち前の器用さを活かして、さまざまな優れた芸術品を残してきました。そんな芸術品のなかで、現代の選りすぐりの匠たちの作品が並ぶイベントが「テレピアホール」で開催されている『神の手・ニッポン展Ⅱ』です。
水引や卵の殻などを使用した、他に類を見ない芸術品を目の当たりにすることができます。芸術の秋に、匠の技の世界にどっぷりと浸ってませんか?
神の手・ニッポンとは?
神技をもつ現代の巨匠たちが集うプロジェクト
陶器、水墨画、彫刻など私たち日本人は実に多くの繊細かつ、優美な芸術品を世に残してきました。そして現代、紙や卵の殻など身近にあるものであっと驚くような作品を造りだす芸術家たちが存在します。そんな芸術家たちが一堂に集うのが「神の手・ニッポン」というプロジェクト。
根強いファンを持つ実力を持った芸術家が一堂に会したら、個人よりも感動は何倍にも膨れ上がるのではないかという発想の元、立ち上げられました。

過去の展示作品 金谷美帆氏作「総ビーズ織屏風 蝶」
2015年に6名でスタートした本プロジェクト。現在は厳選な審査を通過した総勢11名の芸術家の作品が展示されています。同プロジェクトは全国各地で展覧会を行っており、10月からは栄の「テレピアホール」で開催中です。
どんな作品が並ぶの?
身近なアレが華麗に大変身!これぞ神技
今回、名古屋会場ではどんな作品が並ぶのでしょうか?一部を紹介したいと思います。
上の写真は内野敏子氏の作品「鳳凰」。どこかで見たことがある色合い、素材だと思いませんか?こちらは全て、祝儀袋などに付いている水引を編んで作ったものです!繊細で鮮やかな色合い、神聖な雰囲気を醸し出している逸品。
こちらは“エッグアーティスト”遠藤一恵氏の作品。卵にさまざまな装飾を施し、素敵なオブジェに大変身です。
中にはスワロフスキーを散りばめたものも。一歩間違えれば簡単に割れてしまう卵相手の作業には、相当な根気と集中力が必要なはず。まさに神技です!
こちらは中山ゆかり氏の作品。これがすべて紙でできていると言ったら、信じられますか?躍動感あふれる神話の世界の動物たちは今にも動きだしそう。芸術の無限の可能性を感じられます。
身近にあるもので作った作品が並ぶ展示会。身近なものだからこそ、芸術家の発想力や腕が試されるものではないでしょうか。是非神技をもつ芸術家たちの作品を、目の前で見てみましょう!きっと同じニッポン人であることを誇りに思えるはずです。
神の手・ニッポン展Ⅱ(テレピアホール)
会期:10/6(金)~12/3(日)
開館時間:11:00~18:00(最終入館17:30) 料金:大人800円、高校・大学生600円、小・中学生400円
URL:神の手・ニッポン展Ⅱ 公式サイト
画像引用元:http://kaminote.org/