昨今少しずつ、繁華街としての賑わいを取り戻すべく、再開発が進む栄地区。その場所に2020年7月1日、美味しい名古屋のアソビ場が誕生しました!
その名も「ほぼ栄駅1番出口のれん街」。
栄~錦をつなぐ全長70mの細長い小道に11つの飲食店が、ノスタルジーな雰囲気たっぷりにあなたの訪れを待っています。今回は11店の中から、特におすすめの3店を紹介!
どこか懐かしくて新しい不思議な横丁に酔いしれながら、わいわいガヤガヤ、愉しい時間を過ごしませんか?
目次
栄~錦を遊び尽くす!「ほぼ栄駅一番出口のれん街」
ここは本当に栄の街……?タイムトリップしたかのような雰囲気あふれる飲み横丁
地下鉄・栄駅の1番出口から出てすぐ、ビルとビルに挟まれて不思議な空間が出現しました。
どこかの物語に出てきそうな雰囲気を醸す真っ赤な建物。提灯のともる非日常感に誘われて足をのばせば、そこは令和の名古屋とは思えない、色鮮やかな賑わいに満ちています。
「ほぼ栄駅1番出口のれん街」。飲食店が11店舗、左右にずらりと並んだ飲み横丁です。
天井や壁から吊るされた提灯、ネオンライトを思わせる看板、所狭しと並ぶ店……どこか昭和の面影ただようノスタルジックなデザインは、当時生まれた大人はもちろんイマドキの若者心もグッとつかみます。
ダイナミックで回遊性の高い「EXIT NISHIKI」の1エリア
「ほぼ栄駅1番出口のれん街(以下、栄のれん街)」は、「芋蔵」や「猿Cafe」などの飲食事業を行なう株式会社ジェイグループホールディングスの手がけた巨大ビル中横丁、「EXIT NISHIKI(イグジット ニシキ)」内のエリアです。
EXIT NISHIKとは、名古屋の老舗繁華街・錦の復興を目指し、地域活性化の一環として、名古屋市中区錦三丁目に建設された複合施設(7月1日オープン)。
南棟(3F)、中棟(7F)、北棟(9F)の3棟で構成され、32店舗(※7月現在)が4つのエリアに分かれて展開。ダイナミックに行き来を楽しむ、名古屋の新スポットとして注目を集めています。
EXIT NISHIKI の南棟と中棟の1・2階を貫くコンセプトエリア(上画像紫の部分)のひとつが、今回紹介する「栄のれん街」。
全長およそ70m、高さは約5m。栄駅〜錦まで、ビルの中を一本道で通り抜けられるようになっています。
栄駅と錦を結ぶ近道かと思いきや、道の両脇にある11店舗はどれも魅力的なものばかり。わいわいガヤガヤ、誘惑が多くて、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。通り抜けの難易度は高めかも……!?
ここでは思いきりに身をまかせ、ぶらりと飲み歩き・食べ歩きを楽しみましょう。
エンタメ性バツグン!2階建て屋台風の珍しい店舗
浮遊感のある2階の飲食スペースがおすすめ
栄のれん街は先ほど説明した通り、ビルの1・2階部分をつきぬけて作られた空間。そのため店舗は上下に2フロアある構造となっています。
店舗ごとに異なる世界観でレイアウトされており、普通の飲食店では味わえない空間の広がりに遊び心が刺激されます。
全体的に開放感あふれ、屋台を思わせる雰囲気。隣や向かいの店舗で食事や会話を楽しむ人々の様子も伺えます。
頭のすぐ上には提灯がぶら下がる天井。てすりから見下ろせば横丁を行きかう人々の姿。看板や電球を光らせるむき出しのコードですら、雑多な横丁の雰囲気に一役買っています。
まずはココへ行きたい!注目の3店舗を紹介
飲み横丁は次から次へと”梯子”をするのが醍醐味!といっても11店舗ある「栄のれん街」。一度にぜんぶ回るのは難しそう……。
そこで今回は、特におすすめの店舗を3店ピックアップしました!
1店舗目「たこハイ 米乃家」
まずは気軽に、たこ焼きとハイボールが飲める「たこハイ 米乃家」。
創業昭和23年、団子や粉モノの老舗「米乃家」名物・本格ふわとろたこ焼きを、お酒と相性抜群のさまざまな形で楽しめます。
オリジナルの粉、天かす、ソースにこだわっており、熱々を頬張ればしっかりとした皮が弾けて、中から旨味があふれだします。病みつき必須の絶品たこ焼きは、パクパク何個でも食べられそう。
メニューはオーソドックスなソース味から、ピリ辛ミンチがけの「台湾たこ焼き」、「塩トリュフたこ焼き」などオリジナルがたくさん。エスニックなグリーンカレーソースとたこ焼きがこんなに合うとは……!と感動すること間違いなしの「タイ風たこ焼き」は、特に味わってみてほしい一品です。
たこ焼き以外のメニューも工夫が凝らされており、お酒がぐいぐい進みます。
エンタメ性抜群のたこ焼きは、お一人様でも大勢でも食べ飲みが楽しめるメニュー。
とりあえずサクッと初めの一杯。ちょっぴり物足りない〆にも一杯。どんな気分のときにも「たこハイ 米乃家」はピッタリです。
2店舗目「アローイ兄弟」
栄のれん街の中でも一際目立つ、ショッキングピンクの看板とカラフルな外観が特徴の「アローイ兄弟」。エスニックの香り漂う、お酒とアジア屋台料理店です。
どのメニューも香草やスパイスがしっかり効いた本格的な味わい。辛いものやエスニック料理が好きな人にハマること間違いなし!
アジア屋台料理といえば「パッタイ」はかかせません。プリッとした歯応えのイカ、弾力のある麺、ナンプラーが効いたモヤシやネギ……豊かな香りと食感に、思わず笑みがこぼれます。大皿なので取り分けにも◎
シンガポールで人気のグルメ、「ペーパーチキン」。包み紙を破るとプリッと肉感のある身から、肉汁がじゅわっとお口の中にひろがります。漬け込みダレが染み込んでいて、とっても美味しい……!
ビビッドカラーの壁や机、食器やお酒もアジアの屋台テイストで、名古屋のビル中にいるとは思えないほど雰囲気抜群。スタッフも気さくで楽しい気分になります。
暑くなってくるこれからの季節、無性にエスニック料理が食べたくなる方も多いのではないでしょうか?ジューシーな肉とスパイシーな野菜料理でさわやかなアジアの香りを楽しみながら、暑さを乗り切っていきましょう!
3店舗目「いづも」
名古屋名物といえば、定番の「ひつまぶし」。開いた鰻を香ばしく蒲焼きにし、甘辛いタレとご飯で食べるのはとてもおいしいですよね。
しかし、鰻は高級魚のため値段が高く、どれだけ好きでも日頃食べる機会は少ないのではないでしょうか。もっと気軽に美味しい鰻を食べられたら……そんな“鰻好き”の欲を満たすのにぴったりなのが、「いづも」。庶民的な賑わいの多い「栄のれん街」の中でも、落ち着いた雰囲気のお店です。
「いづも」は東京・池袋で人気の居酒屋さん。江戸時代のB級グルメとも言われる鰻を今風に! をコンセプトに、鰻の様々な部分を串で打ち、食べやすく手頃な価格で提供しています。
今でこそ高級イメージですが、実は江戸時代において鰻は庶民的な食べもの。うなぎといえば、ひつまぶしやうな重・うな丼と思っていたらもったいないですよ。
まずは名物「鰻の蒲の穂焼き」。
じっくりと丁寧に火通しされたうなぎの串焼きは、皮目がパリッと香ばしく、身はマシュマロのようにふわっふわ。ほどよい脂とふっくらとした身が口の中で甘くほどけます。骨抜きで提供されているため、旨みと食感を集中して味わえ、「うなぎってこんなにおいしい魚だったんだ……!」と感動する一品です。
うな串のほかにも、焼き鳥・牛タン・馬肉・すっぽんスープ等の滋養強壮満点のメニューも盛りだくさん。見慣れないメニューにワクワク、どれも美味しそうで試したくなります。
〆は熱々の土鍋で調理された「すっぽん雑炊」。
ふわりと優しい出汁が効く卵雑炊に、コラーゲンたっぷりのすっぽん。ちゅるんとした食感に驚きながら、お腹がほっと落ち着きます。
季節の変わり目に崩れがちな体を労り、力をつけるために鰻を食べる”土用の丑の日”。今年は”土用の丑の日”だけとは言わず、「いづも」で鰻をはじめとした滋養強壮の食をたっぷり味わうのも良いですね。
新たな名古屋のアソビ場、「ほぼ栄駅1番出口のれん街」。アクセスもよく、はしご酒もしやすく、各店舗に個性があるので時間を忘れて入り浸ってしまいそう。オープニングキャンペーンとして「公式LINEアカウント友達登録」で最初のドリンク1杯1円になる嬉しいサービスも開催中。これから栄に足を運ぶのが楽しみになりますね!
※メニュー・営業時間などは公開時点での情報となります。最新の情報は各店舗のHPやSNSにてご確認ください。
ほぼ栄駅1番出口のれん街
営業時間:各店舗ごとに異なる
定休日:各店舗ごとに異なる
URL:公式サイト、公式Instagram
画像引用元:https://sakae-norengai.com/、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000020469.html