え?ブレンド米?おいしくないんじゃないの?という方もご安心を。
今回はブレンド米のマイナスイメージを一新し、自分だけの好みのオリジナルブレンド米を一風変わった形で提案・提供してくれるお米屋さんをご紹介します。
目次
五つ星お米マイスターが約40種からオーダーメイドでブレンド

矢作川付近にある渡辺米穀店の外観
今年3月に新しく始めたサービス
岡崎市矢作町の矢作川の川沿いにお店を構える、創業102年の渡辺米穀店。3月より新しいサービスとして、お米のバー「米(マイ)カルテ」を開始しました。
オーダーシートに甘み、粘り、粒の大きさなど、お米に関する好み12項目を5段階評価で記入すると、それに合わせて自分だけのお米を、マスターである渡辺正明さんがブレンドしてくれるサービスです。
お米屋なのにマスター?と思われるかもしれませんが、渡辺さんはまさしくお米バーのマスター。自分の好みや気分によってカクテルを作るように、お米をブレンド。その出で立ちもまさにバーテンダーです。

マスターは県内で30人もいない五つ星お米マイスター。マスターと奥さまが素敵な格好で出迎えてくれます
お米を知り尽くしたマスターが組み合わせるお米は、それぞれお米の特徴を活かしたもの。ブレンドすることで新たな価値を生み出してくれます。作ったお米は「米カルテ」として保管・管理。次回利用時はカルテを参考にしつつ選択でき、ブレンドごとの違いも楽しめます。
最少量は1キロ、価格は350円からとお手軽に購入できます。
その場で精米する価値とお米キープサービス
おいしさを追求するからこそのサービス
渡辺米穀店が取り扱うお米は、無農薬・低農薬栽培米などを中心に約40種類。全て玄米の状態で用意し、選択した後にその場で精米してくれます。
精米したては、水分が抜けておらず、酸化もしてないことから、精米してあるお米よりも断然おいしく食べることができるとのこと。
また、30キロ以上お米を購入すると割引特典とボトルキープならぬお米キープサービスも提供しています。米保管に適切な環境下で保存し、随時小口引き出しにも対応、持ち帰るのが大変でも安心して購入できます。
差別化が難しいからこそ、磨いてきた技を一般化
業務用の技術の応用を考案
スーパーなどではコシヒカリやササニシキなど単品種のお米が一般的です。しかし飲食店向けのお米の場合、料理の求める味(冷めておいしいお寿司用や弁当用、ぱらぱらになる中華用など)に合わせて、ブレンドすることは当たり前に行われているそう。
渡辺さんはその技術を磨くために、2014年に五つ星お米マイスター取得。また、毎日2回は銘柄・ブレンド・水分量などを変え試食を繰り返し、研究を重ねています。
ネットショップでもお米が買える時代。差別化が難しいからこそ、飲食店向けの技術を一般向けに応用し、店頭で選ぶ楽しさを提供。ブレンド米のイメージを変えたいという思いからこのサービスを始めました。
自分に合うお米と出会う楽しみ、プロとコミュニケーションを取る贅沢を味わってはいかがでしょうか。
株式会社渡辺米穀店
営業時間:8:30~20:00
定休日:日曜日
URL:渡辺米穀店 公式ブログ/