「新型肺炎の影響で休日の予定がなくなってしまった……」そんな声があちこちから聞こえてきます。せっかくの休日を部屋で過ごすばかりでは、気分も落ち込んでしまいますよね。
令和初の春、お花見を楽しみにしていた方も多いでしょう。今年はお花見で宴会!というわけにはいきませんが、気晴らしに桜を楽しむお散歩をしてみてはいかがですか。もちろん、マスクやこまめな消毒、手洗いうがいなどの予防はしっかりしてくださいね。
※新型肺炎の影響で、桜祭り等のイベントが中止になっています。イベント自粛などの措置を取っているスポットについては、掲載していません。
目次
「東谷山フルーツパーク」(愛知県・名古屋市)
約1,000本のシダレザクラに包み込まれる春。
桃やりんごなど数多くの果物を栽培している「東谷山フルーツパーク」。春になれば園内には、約1,000本ものシダレザクラが咲き乱れます。
こうべを垂れて花をつける姿は、花見客に降り注ぐやさしい雨のよう。シダレザクラには、空に向かって伸びて咲くソメイヨシノとはまた違った、包み込まれるような美しさがあります。
春の陽気と、美しいシダレザクラに包まれながらのお散歩。癒されること間違いなしですね。
「木曽川堤・大江川緑道」(愛知県・一宮市)
樹齢100年以上、国の名勝天然記念物に指定された桜並木や、空と川面に映える桜が楽しめる
一宮市内には複数の桜の名所があり、なかでも評判のスポットが、「木曽川堤」と「大江川緑道」です。
「木曽川堤」
国の名勝天然記念物としても知られる、木曽川堤の桜。樹齢100年を越える見事な桜並木が、約4kmに渡って続きます。
ヒガンザクラ、シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラなど、さまざまな種類の桜を見ることができ、ゆったりと歩きながらの鑑賞にはもってこい。近くに無料の駐車場があるのも嬉しいポイントです。
「大江川緑道」
一宮市の中心部を南北に流れる大江川。その両岸に、約330本のソメイヨシノが枝を張り出し、競うように咲き誇ります。
満開の時期になれば、空と川面、360度見渡す限り桜の世界。夜になればライトアップされ、幻想的な夜桜も楽しめます。
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:一宮市観光協会 公式サイト
住所:「木曽川堤」愛知県一宮市浅井町・光明寺・北方町
「大江川緑道」愛知県一宮市桜3丁目~大江3丁目(大乗公園~須ケ崎橋)
「佐奈川堤」(愛知県・豊川市)
佐奈川の堤防沿いに広がる、桜と菜の花の美しいコントラスト
豊川市内を縦断するかたちで、三河湾に流れ込む佐奈川。川の堤防沿いは、普段から市民の憩いの場として親しまれています。春になると、約700本の桜と無数の菜の花が咲き乱れ、ピンクと黄色の美しいコントラストが現れます。
桜と菜の花で彩られた散歩道を、胸いっぱいに春の香りを吸い込んでおしゃべりしながら歩いたり、川のせせらぎをBGMにお弁当を食べながら、ピクニック気分で花見を楽しむのも良さそうですね。
「なばなの里」(三重県・桑名市)
@mori_mori.rinco
桜のハートが絶好のフォトポイント。
四季折々の美しい花を見ることができるスポットとして名高い「なばなの里」。春は、チューリップや菜の花、桜と美しい花々でいっぱいになります。華やかなイルミネーションと花々のコラボレーションは、心奪われることな違いなしです。
中でもおすすめは、桜並木からハートが覗くポイント。ライトアップの時間帯には、桜に囲まれたくっきりとしたハートが夜空に浮かびます。ライトアップされた桜でちょっとリッチな気分を味わってみては?
営業時間:9:00 ~ 21:00
定休日:無休
URL:なばなの里公式HP
住所:三重県桑名市長島町駒江漆畑270
「岡崎公園の桜」(愛知県・岡崎市)
日本さくら名所100選に数えられる、800本のソメイヨシノ。東海随一と名高い岡崎の夜桜は絶対に見たい!
(財)日本さくらの会が制定した「日本さくら名所100選」。その1つに数えられるスポットが、愛知県岡崎市にあります。
「岡崎公園」と乙川および伊賀川に咲く、約800本のソメイヨシノ。その美しさは、圧倒的です!
川に映り込む桜、岡崎城と眺める桜。どこを切り取っても日本の和を感じさせ、写真撮影をするには絶好の景色。花盛りはもちろん、少し風のある日や散り始めに見られる“桜吹雪”は、薄桃色に降りしきる春の雪のよう。
営業時間:24時間
定休日:無休
URL:岡崎市公式観光サイト
住所:愛知県岡崎市康生町561−1
『淡墨公園』(岐阜県・本巣市)
樹齢およそ1,500年!日本三大桜のひとつ、由緒ある花見スポット
岐阜県本巣市にある巨大な「淡墨桜」。咲き始めはピンク、満開時は白。散り際には名前の通り、淡い墨色に色が移り変わっていくことが特徴です。開花シーズンには、その美しい花を見るために、1日8,000人が足を運ぶといいます。樹齢1,500年を越え、「日本三大桜」のひとつです。
1,500年佇む間、木は天災などの影響により、瀕死状態に陥ることがなんどもありました。しかしその度に、淡墨桜を愛する地元の人々が、力を合わせて木を守ってきたのだとか。
たくさんの時間と人に育まれ、淡墨桜は今年も花を咲かせます。空を埋めつくさんばかりに咲き満ちる、悠久の桜をぜひご覧ください。
咲き始めから咲き終わりまで。桜のあらゆる瞬間は、人の心を惹きつけてやみません。
空に透ける儚い花びら、影を抱く妖艶な夜桜。
美しい時期は、ほんの一瞬。
気付いた時にはその色を残すことなく、すぐに散ってゆくのです。
春が訪れた喜びと華やかで切ない命の輝き、そして時の流れを、私たちは桜から感じとるでしょう。
令和最初の春。気分転換に桜を観に散歩に出かけてみませんか?
画像引用元:https://twitter.com/fruit_park/status/1113753073468358656, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9B%BD%E5%B7%9D%E5%A0%A4%EF%BC%88%E3%82%B5%E3%82%AF%E3%83%A9%EF%BC%89, https://www.instagram.com/p/B9q-UXah-bI/, https://www.facebook.com/city.toyokawa/, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%A1%E5%A2%A8%E6%A1%9C, https://www.aichi-now.jp/spots/detail/1015/,https://okazaki-kanko.jp/