イタリア・フィレンツェの郷土料理トスカーナ料理。イタリアンが好きという方でもあまり知らない方も多いのではないでしょうか。
そんなトスカーナ料理を食べられるお店「サント・スピリト」が4月、岡崎市にオープンしました。本場イタリアや東京のイタリアンレストランで学んだオーナーシェフが、こだわり抜いた地元三河地域の食材をふんだんに使用した料理を提供してくれます。
目次
トスカーナ料理って?
農家料理がベースでシンプルかつ豪快な料理
トスカーナ料理って何?イタリアンと何が違うの?と思う方もいますよね。トスカーナ料理とはイタリアのフィレンツェの郷土料理のこと。農家に昔から伝わる料理をベースに、食材の素材を活かし、大胆に調理することが大きな特徴。新鮮な野菜やお肉を煮込んだものや、骨付き肉をグリルするものなど独特の食文化が根付いています。
さらに、地元でとれた食材を地元で消費するいわゆる地産地消の考えもあたり前に行われています。
また、トスカーナ料理と切っても切り離せないのがワイン。グリルしたお肉と共に赤ワインを楽しむことが主流だそうです。

トスカーナ料理の代表でもある、牛肉の素材を活かした豪快なグリル。
岡崎市で本格トスカーナ料理が堪能できるのはここだけ
シェフは本場で修業した本格派
そんなトスカーナ料理を食べられるのは、岡崎市ではここだけ。愛知県内でもレアな存在です。
店主の伊藤さんは、本場イタリアで4年半トスカーナ料理を学びさらに、東京で修業をした後、岡崎市に帰郷し自身のお店を開店しました。また、奥さんもワインの勉強するため、同様にイタリアでの修業を重ねてきました。
岡崎市でお店を構えたのは、地元岡崎市で多くの方に本場イタリアの料理を味わってほしいとの強い願いがあったから。ウォーターグラスやお皿をイタリアから直接取り寄せているなど、イタリアへのこだわりは至る所から感じられます。
三河の旬の食材が堪能できる

メインであるお肉料理。Tボーングリルももちろんおすすめですが、「三河山吹うずら」のオーブン焼きも絶品。
イタリアで学んだ地産地消へのこだわり
前述の通り、トスカーナ料理は地産地消を大切にする料理だそう。伊藤さんもその考えに強く共感し、牛や豚だけでなくうずらやイノシシ、鴨に至るまで、地元から食材を仕入れています。
また、県内でも珍しく、T字形の骨の左右にサーロインとフィレが並ぶTボーン(しかも国産牛!)のグリルも食べられます。さらには、料理に合うおいしいワインも奥様が選んでくれるそう。

左の奥に見えるのが、郷土料理のコッコリ。日本で言う揚げパンのようなもの。生ハムとクリームチーズが良く合い、白ワインにもぴったり。

「あいち鴨」使用したラグーソースのピチ。ピチとはトスカーナ料理で使われるパスタの一種で極太であることが特徴。モチモチとした食感でソースに良く絡みます
サント・スピリトは季節によって変わるメニューとそれに合う絶品のワインを楽しめ、本場トスカーナ料理に舌鼓を打ちつつ、料理を通し三河地域を知ることも楽しみの大きな一つです。
大切な記念日に。質の良いこだわりのお肉が食べたい時に。是非トスカーナの風を感じてみてはいかがでしょうか。
イタリア郷土料理とワイン Santo Spirito (サント・スピリト)
営業時間:ランチ:11:30~13:00 ディナー:18:00~21:00
定休日:月曜日、第二火曜日
URL:イタリア郷土料理とワイン Santo Spirito (サント・スピリト) 公式サイト
画像引用元:http://r.goope.jp/santospirito