名古屋からの日帰り旅行といえば、行き先にどこを思い浮かべますか?日帰りとなると、車や電車で行ける場所が多いのではないでしょうか。今回紹介するのは、なんと飛行機を利用した日帰り旅。中部国際空港セントレアが「日帰りヒコーキ」プロジェクトを実施しているんです。今回は実際にスカイマークという航空会社を利用して北海道への日帰り旅行をしてみました!
目次
中部国際空港セントレアの「日帰りヒコーキ」プロジェクトとは
飛行機をリーズナブルかつ手軽に利用して旅行ができる
中部国際空港セントレアは、飛行機をより多くの人に手軽に利用してもらえるよう「日帰りヒコーキ」プロジェクトを通して飛行機を利用した日帰り旅行を紹介しています。
日本のほぼ真ん中に位置する中部国際空港セントレアを利用すれば、なんと国内14都市と海外2都市への日帰り旅行も可能なんです。
【セントレアから日帰り旅ができる都市】
新千歳(北海道)/秋田(秋田県)/新潟(新潟県)/・仙台(宮城県)/・成田(千葉県)/羽田(東京都)/・松山(愛媛県)/・福岡(福岡県)/・大分(大分県)/・長崎(長崎県)/・熊本(熊本県)/・宮崎(宮崎県)/・鹿児島(鹿児島県)/・那覇(沖縄県)/台北(台湾)/仁川(韓国)
北海道への日帰り旅行ならスカイマークの利用がおすすめ
第1ターミナルを利用できて便利
スカイマークは1996年に設立された日本の航空会社で、国内線22路線(ただしセントレア→成田は毎週月・土曜日、成田→セントレアは毎週金・日曜日のみ)、国際線1路線を運航しています。
中部国際空港セントレアには2つのターミナルがありますが、スカイマークは中央部にある第1ターミナルにチェックインカウンターを設置。駐車場や各種公共交通機関の改札・降車場からも近いのが特徴です。
また1人20kgまでの荷物の預かり無料サービスなども実施しています。
スカイマークを利用する際は、対象便の空席予測数に応じて運賃額が変動する「いま得」「たす得」を利用して早めにチケットを購入すれば、曜日やシーズンにもよりますが片道10,000円以下で北海道まで行くこともできるんです。
朝8時前にセントレア発、札幌観光を満喫して23時前にセントレア着の日帰り旅行
搭乗手続きを済ませて、いざ機内へ!北海道まで約1時間40分の空の旅
今回は6時30分に中部国際空港セントレアの第1ターミナルにあるスカイマークのチェックインカウンター前に向かい、搭乗券の発行など搭乗手続きを済ませて、7時頃から手荷物検査へ。
行きの飛行機はなんと「阪神タイガース」とコラボした特別塗装機「三代目タイガースジェット」でした。
座席下にはコンセントが設置されており、電子機器の充電も可能(一部機材を除く)。飲み物や軽食などの機内販売はもちろん、キットカットとネスレコーヒーの無料サービス(路線限定)もあり、快適に過ごすことができました。
空を旅すること約1時間40分。9時30分に北海道、新千歳空港に到着しました。
そこからJRに乗車して、札幌に移動します。
札幌駅までは約40分程度。まずは二条市場に向かいます。
北海道の海鮮を堪能しよう!札幌の台所「二条市場」
北海道といえば、やっぱり海の幸。今回最初に足を運んだ二条市場には、北海道各地から集まった新鮮な魚介が並んでいます。
水産会社や鮮魚店が立ち並ぶ二条市場では、カニやウニ、エビ、カキ、ホタテなど、その日仕入れた新鮮な魚介が並んでおり、その場で食べられるものも。
お店ごとに品揃えや価格が異なるので、ぜひ色んなお店を覗いてみてくださいね。もちろん食べ比べもおすすめです。
昼食は二条市場内にある「どんぶり茶屋」へ。海外旅行客にも人気で、行列が出来ていました。
「どんぶり茶屋」では、市場内にあるからこそ実現出来る新鮮な海鮮丼を味わえます。今回私が選んだのは、「いくら・生うに二色丼(税込3,780円)」。
キラキラと輝く宝石のようないくらと、大ぶりの生うにが贅沢に盛られた逸品。
いくらと生うに、それぞれ食べてももちろん美味しいのですが、一緒に食べるとまた格別です。口の中にいくらのプチプチとした食感と、生うにの濃厚な甘さが広がります。勿体なくて普段なら出来ませんが、この丼では是非試してみてほしい食べ方です。
ほかにもいくらと生うにのほかに、カニやサーモン、マグロなどを合わせた三色丼などもあります。

漁火丼(税込1,780円)
色んな海鮮丼を少しずつ楽しみたいなら、「大漁丼(税込2,180円)」や「漁火丼(税込1,780円)」もおすすめです。
設計者が名古屋のテレビ塔と同じ!高さ147.2メートルの「さっぽろテレビ塔」
続いて訪れたのは、二条市場から歩いて10分程度の距離にある「さっぽろテレビ塔」。1956年12月に完成、翌1957年8月に開業した札幌のランドマークタワーです。
展望台への入場料は、すべて税込で大人720円、高校生600円、中学生400円、小学生300円、3歳以上の幼児が100円。
展望台に登ってみると、東西南北にわたり札幌の街全体を眺めることができます。「さっぽろテレビ塔」は、通天閣、別府タワー、東京タワー、博多ポートタワーなどと同じく内藤多仲氏という人が設計しており、なんと名古屋テレビ塔も同じ設計者なんですよ。
西側には大通公園がまっすぐ伸びており、どことなく名古屋テレビ塔から見る景色に似ているようにも感じます。
「さっぽろテレビ塔」展望台のなかには、マスコットキャラクターである「テレビ父さん」のグッズやお土産なども売っています。
テレビ父さん神社やおみくじガチャガチャなどもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
約130年の時を刻み続けている国指定重要文化財「札幌時計台」
さっぽろテレビ塔から歩いて10分。続いて向かったのは国指定重要文化財にも登録されている「札幌時計台」です。観覧料は税込みで大人200円、高校生以下は無料です。
「札幌時計台」はもともと、札幌農学校の演武場として建設されました。札幌農学校は、あの有名なクラーク博士が学長をしていたマサチューセッツ州立農科大学を模範としているんだそう。時計台の2階には札幌農学校の初代教頭でもあるクラーク博士の像も。
ベンチに並んで座り、写真を撮影することも可能です。
また2階奥には塔時計も展示されています。
約80年北海道の行政を担ってきた「赤レンガ庁舎」
時計台から徒歩15分ほどの距離に位置する「赤レンガ庁舎」は、北海道の行政を約80年担ってきた旧庁舎です。リニューアルに伴い、2019年10月から2022年度まで休館中なので、今回は外観のみ見に行きました。
赤レンガの色合いが味わい深いおしゃれな建物なので、撮影スポットとしてもおすすめです。
ここでしか味わえないクロワッサンシューがイチオシ!「北菓楼 札幌本館」
赤レンガ庁舎からさらに10分ほど歩いたところで、ティータイム。「北菓楼 札幌本館」にお邪魔しました。1階部分は販売スペースになっており、今回は2階のカフェを利用。天井まで伸びる本棚や白いグランドピアノなど、おしゃれな空間になっています。
北菓楼は「北海道開拓おかき」や「バウムクーヘン妖精の森」など、和と洋の垣根を越えたお菓子を取り揃えていますが、なかでもこだわっているのが「シュークリーム」。今回は4種類のシュークリームを頂きました。

【写真左】クロワッサンシュー 夢句路輪賛(ゆめクロワッサン)、【写真上】ジャンボシュー 北の夢ドーム、【写真右】ジャンボパイシュー 夢不思議(ゆめふしぎ)、【写真下】ちぎりシュー ピスコット
- クロワッサンシュー 夢句路輪賛(ゆめクロワッサン) 税込183円
- ジャンボシュー 北の夢ドーム 税込183円
- ジャンボパイシュー 夢不思議(ゆめふしぎ) 税込183円
- ちぎりシュー ピスコット 税込201円
4つのなかでも、今回お邪魔した「北菓楼 札幌本館」でしか購入できないのが「夢句路輪賛」。北海道産小麦を使ったサクサクのクロワッサン生地とたっぷり入った濃厚なカスタードクリームは相性抜群です。こちらのみ1階での販売のため、カフェスペースを利用する際は、別途1階で購入してから2階に向かいましょう。お会計の際、カフェスペースを利用する旨を伝えてくださいね。
「北の夢ドーム」はビスキーにサクサク食感が人気のシュークリーム。中はカスタードと生クリームが2層になっており、クリーム感たっぷりです。
パイ生地を使った「夢不思議」は、カスタードと生クリームを混ぜたクリームを使用しています。クリームを混ぜている分、ほかのシュークリームに比べてまろやかな味わいが楽しめます。
「ピスコット」は夢不思議と同様に、カスタードと生クリームを混ぜていますが、違いは皮にあります。なんと皮がもちもちで、新食感のシュークリームになっています。
日本新三大夜景にも認定された標高531mの「もいわ山」
最後に訪れたのは「もいわ山」。路面電車で移動したのち、無料シャトルバスでもいわ山麓駅に向かいます。
もいわ山麓駅からもいわ中腹駅まではロープウェイ、もいわ中腹駅からもいわ山頂駅までは「もーりすカー」というミニケーブルカーに乗って移動します。ロープウェイともーりすカーがセットになった往復料金は、大人が税込1,700円、小学生以下が税込850円です。
もにわ山の山頂展望台からは、日本新三大夜景にも認定された札幌の夜景を一望することができます。
さらに「幸せの鐘」があり、恋人の聖地としても認定されています。鐘の周りの手すりには南京錠をつけられるので、恋人との思い出づくりとしてもオススメのスポットです。
営業時間:【4月~11月】10:30~22:00、【12月~3月】11:00~22:00
特別営業:【12/31】11:00~17:00、【1/1】5:00~13:00
URL:もいわ山 公式サイト
住所:北海道札幌市南区藻岩山
札幌駅に向かい、JRで新千歳空港へ
もーりすカーとロープウェイを利用してもにわ山を下山。再び札幌駅に移動します。行きと同様にJRで1時間弱、新千歳空港へ。
フライトまでの時間、お土産を探したり、夕食を食べたりして新千歳空港ターミナルビルで過ごします。
20時20分、スカイマークのチェックインカウンターへ向かい、搭乗券を発券。手荷物検査を済ませて搭乗ゲートへ向かいます。20時55分発のフライトで、約2時間。22時50分、中部国際空港セントレアに帰ってきました。
北海道日帰り旅行、いかがでしょうか?
スカイマークを利用すれば、日帰りでもこんなにたっぷりと北海道を満喫できるんです。時期によってはツアーを利用できる場合もありますが、今回のように名所を巡ったり、自分たちで計画して回るにも十分な時間を取ることができるのは魅力的。
ぜひスカイマークの飛行機を利用して、中部国際空港セントレアから出発する日帰り旅行を計画してみてくださいね。
中部国際空港 セントレア
URL:中部国際空港 セントレア 公式サイト
※掲載している情報は運航ダイヤも含め2019年12月時点のものです。