夏、真っ盛り。暑い日が続き、ついつい食欲が落ちてしまいがち。こんな季節は、つるっと食べられる麺が恋しくなります。さっぱり冷たい麺もいいけど、汗をかきながら辛い麺をすするのもたまらない。洋風・中華・エスニック……夏にこそ食べたくなる、名古屋の名店がすすめる「夏麺」を探してみました。うち2店舗は、自宅で作れるオリジナルレシピを店主が特別に考案!自宅でもお手軽に名店の「夏麺」を楽しめる本特集、必読です。
目次
暑い日こそ食べたい!名古屋のおすすめ夏麺
ピリッとした刺激がたまらない!「ピリ辛味噌ラーメン」
創業約50年、JR「名古屋駅」の西側、駅西銀座商店街にあるのが、町中華『平和園』。店主がおすすめする夏麺は、「ピリ辛味噌ラーメン」(税込 850円)です。
合わせ味噌と豆板醤、ニンニク、野菜炒めをたっぷりとのせた食べごたえのある一杯。旨味たっぷり味噌スープのコクと、シャキシャキとした野菜炒めの歯ごたえが食欲をそそります。
ピリッと辛いラーメンを汗をかきながらすするのは、夏ならではの楽しみ方!夏バテ防止にもぴったりです。常連さんの中には、このラーメンしか食べない方もいるほどアツい支持を受ける一品です。
自宅で簡単に作れる!店主考案のオリジナル夏麺
自宅でタイの味を再現!「バミーヘーン」のレシピ
桜通線「高岳駅」から徒歩3分、名古屋の人気タイ料理店『東桜パクチー』。同店のおすすめ夏麺は、タイの汁なしラーメン「バミーヘーン」。中華麺に特製タレが良く絡み、トッピングされたパクチーやセロリの爽やかな味わいが口の中で広がります。
食欲が湧かないときでも、あっさり爽やかな「バミーヘーン」なら自然とお箸が進みそう。暑い夏でもさっぱり食べられる、タイの定番麺メニューを自宅でも楽しんでみてはいかがでしょうか。
【材料】
<タレの材料>
- 中華だし…小さじ1
- ごま油…少々
- 酢…大さじ1
- しょうゆ…小さじ1
- 砂糖…少々
- サラダ油…大さじ1
<その他の材料>
- 中華麺…1袋
- パクチー…適量
- セロリ…適量
- お好みでトッピング用の小松菜、もやし、魚のつみれ等
【作り方】
- 容器に<タレの材料>を入れ、レンジで加熱して中華だしを完全に溶かす
- 中華麺を茹で、<タレの材料>と和える
- パクチー、セロリ、お好みの具材をトッピングして完成
爽やかな味わいが夏にぴったり。「タコとオクラの冷製スパゲッティーニ」のレシピ
地下鉄東山線「一社駅」から徒歩3分、交差点の角にあるイタリア料理店『LA COMUNITA(ラ コミュニタ)』。こちらで人気の夏麺は「日間賀島産蛸とオクラの冷製スパゲッティ―ニ」(税別 1900円)です。オリーブオイルやレモンのさっぱりとした味わいがなんとも涼やか。タコの歯ごたえとオクラの粘り気が食欲をそそります。ひと口食べれば、爽やかな風が吹き抜けるようなさっぱりとした味わい。心も体もクールダウンしたい時にぴったりです。自宅でも簡単に再現できるアレンジレシピを、店主に教えてもらいました。
【材料】
- カッペリーニ…70g
- ゆでタコ足…1本
- オクラ…3~5本
- プチトマト…3個
- レモン汁…10cc
- エキストラバージンオリーブオイル…30cc
- 塩…少々
- 水…少々
<仕上げ用>
- エキストラバージンオリーブオイル…10cc
- バジル…2枚
【作り方】
- 事前に盛り付ける器を冷やしておく
- 1L湯を沸かし、塩小さじ1を入れる
- オクラを茹でる。ゆであがったらおか上げにする
- タコをサイコロくらいの大きさにカットする
- オクラをカットし、粘り気がでるくらい細かく叩く
- プチトマトを4等分にカットする 。
- 氷を入れたボウルにボウルを重ね、カットした具材と調味料を入れて混ぜる
- オクラを茹でるのに使用した湯を沸かし、カッペリーニをパッケージの表示時間の倍の時間で茹でる(★氷でしめると麺が固くなるので、麺は長めに茹でる)
- 麺が茹で上がったらざるにゆっくりと移して湯切る
- パスタを➅のボウルに入れ、具材と和える(★よく混ぜることでオクラにぬめりが出て、具材の旨味が出た汁と麺が良く絡む)
- 器に盛りつける。仕上げ用のエキストラバージンオリーブオイルをかけ、バジルをトッピングして完成
旨味あふれるスープとピリ辛ミンチがやみつきになる!「冷やし台湾ラーメン」のレシピ
JR中央線・名古屋市営地下鉄「鶴舞駅」から徒歩12分の場所にあるダイニングバー『mahoroba(マホロバ)』。毎月20日から2.3日間(売り切れ次第終了)提供されるラーメンが名物です。毎月違うメニューのラーメンは、じっくり取った鶏ガラや豚骨の出汁と、製麺所の麺を使用したこだわりの逸品です。
今回店主に教えてもらったレシピは、「冷やし台湾ラーメン」。ひき肉をスープと台湾ミンチに使用することで、旨味を余すところなく堪能できます。
旨辛な台湾ミンチとスープが中華麺に良く絡み、麺をすする手が止まらない!暑い日にスタミナをつけるのにぴったりで、これを食べれば忙しい1日だって乗りきれそう。
【材料(2人分)】
- お好みの中華麺(オススメは中太のちぢれ麺)
<スープ>
- 豚ミンチ…150g
- 水…800cc
- ネギの青い部分…1本分
- 生姜…5g
- 醤油…大さじ4
- 酒…大さじ2
- みりん…大さじ2
- 和風顆粒だし…小さじ1
- ごま油…小さじ1
<台湾ミンチ>
- 豚ミンチのガラ
- ごま油…大1
- 醤油…大1
- 輪切り唐辛子…3g
- 砂糖…大1
- 味の素…小1
- おろしニンニク…小1
- おろし生姜…小1
<トッピング>
- ニラ…40g
- 白ネギ…10cm
- もやし…200g
【作り方】
<スープ>
- 鍋に水800ccと豚ミンチ150g、ネギの青い部分と生姜を入れ、強火にかける。
- 箸でミンチをほぐしながら熱し、沸騰したら弱火にして30分煮込む。(★ミンチの旨味を残すため、あえて灰汁は取らずに煮込む)
- 30分経ったら、ザルでスープを濾す
- 同じ鍋に醤油大さじ4、酒大さじ2、みりん大さじ2、和風顆粒だし小さじ1を加え中火にかける。
- 沸騰したら濾したスープを加えて、ひと煮立ちしたら火を止める。お好みで塩で味を調整する。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
<台湾ミンチ>
- スープで使ったミンチからネギと生姜を取り除き、フライパンに移す。
- ごま油大さじ1、醤油大さじ1.5、輪切り唐辛子3g、砂糖大さじ1、味の素小さじ1、おろしニンニク小さじ1、おろし生姜小さじ1を入れ、火にかける。
- 2.3分炒めたらお皿に移し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
<トッピングの準備>
- ニラは5センチの長さに切る。
- ネギは小口切り10分ほど水にさらし、水気を切っておく。
<仕上げ>
- お湯を鍋たっぷりに沸かす。ボウルに氷水を用意する。どんぶりを冷蔵庫で冷やす。
- ニラともやしをザルに入れ、10秒ほど茹でて、氷水で冷やす。冷えたら水を切っておく。
- 中華麺を表示時間プラス1分で茹で、ザルに取り、氷水でしっかりと締める。(★麺は氷水でしめると固くなるので、表示時間より長めに茹でる)
- どんぶりにごま油小さじ1とスープを入れる。(浮いている固まった脂はなるべく入れない)
- 水を切った中華麺を入れ、ニラ、もやし、白ネギ、台湾ミンチを乗せて完成。
名古屋の名店がおすすめする「夏麺」。洋風・中華・エスニック……ジャンル豊かな「夏麺」なら、飽きずに味わい尽くせそうです。外に出るのが億劫な日でも、レシピを見れば自宅で名店の「夏麺」を楽しめます。バテ気味な日だって、つるっと麺をすすったらもうひと頑張りできそう。「夏麺」で暑さをおいしく乗り越えましょう!
※店舗の詳細情報は、「IDENTITY名古屋」の元記事に記載しております。メニュー・営業時間などは公開時点での情報となりますので、最新の情報は各店舗のHPやSNSにてご確認ください。