愛知県出身の少女漫画家と言えば、誰を思い浮かべますか?
少女漫画雑誌「りぼん」で連載されていた『神風怪盗ジャンヌ』の作者・種村有菜さんの名前を挙げる方も多いのではないでしょうか。
そんな種村さんの原画展が名古屋パルコで2月から2週間開催。名古屋ならではの特別展示もあるので必見です!
目次
『強気に本気、無敵に素敵、もひとつおまけに元気に勇気!』
人気少女漫画家の種村有菜さんは、一宮市出身
コミックス累計発行部数が500万冊を突破、海外でもアニメが放送された大ヒット作品『神風怪盗ジャンヌ』。
そんな大人気作品の作者である種村有菜さんは、実は愛知県一宮市の出身。現在は『31☆アイドリーム』を「メロディ(白泉社)」で連載中です。
漫画以外にもイラストの活動を精力的に行っており、累計200万以上のダウンロード数となったスマートフォン向け音楽ゲームアプリ『アイドリッシュセブン』(通称『アイナナ』)のキャラクター原案も手掛けています。
そんな種村さんの漫画家デビュー20周年を記念したプレミアムな原画展が、2月1日から名古屋パルコで開催されます。その名も「種村有菜 原画展 ~20th anniversary~」。
種村さんがこれまでに手掛けた数々の作品を振り返り、昔の作品を懐かしんだり、最新の作品に感動したり、様々な楽しみ方ができる原画展です。
デビュー20周年記念!地元・愛知への凱旋となる原画展
いつまでも色褪せない。130点以上の美しい原画を堪能しよう!
1996年、「りぼんオリジナル(集英社)」で漫画家デビューをした種村有菜さん。
今回の原画展では、1997年に「りぼん(集英社)」で連載されていた『イ・オ・ン』から最新作に加え、描き下ろし作品までを含めた計130点以上の原画を展示しています。
種村さんの描くカラーイラストはアナログでの作業がメインとのこと。アナログ原画の魅力は何と言っても、雑誌では見られないリアルな作業痕跡が見られることです。
アナログ作業にこだわりのある種村さん渾身の原画から、漫画の世界が生み出される瞬間を想像することも、観賞の楽しさのひとつです。
(※2016年頃からアナログとデジタルの両方を使用しているそう)
気になる展示内容は以下のとおり。
【1998年】『神風怪盗ジャンヌ』(りぼん・アニメ化)
【2000年】『時空異邦人KYOKO』(りぼん)
【2002年】『満月をさがして』(りぼん・アニメ化)
【2004年】『紳士同盟+』(りぼん)
【2008年】『絶対覚醒天使ミストレス☆フォーチューン』(りぼん)
【2009年】『桜姫華伝』(りぼん)
【2011年】『風男塾物語』(マーガレット)
【2013年】『猫と私と金曜日』(マーガレット)、『31☆愛ドリーム』(メロディ…現在連載中)
【2015年】『アイドリッシュセブン(スマートフォンゲーム)』(キャラクター原案)
【2016年】『悪魔にChic×Hack』(マーガレット)
まさに20年の歴史が詰まった、特別な展示会に相応しい内容となっています。
美しく色鮮やかなカラーイラストの数々を、ぜひその目に焼き付けてください。
名古屋限定の特別展示!プロが手掛けたジャンヌの衣装

種村有菜さんと一宮商工会議所がコラボレーションして制作した『神風怪盗ジャンヌ』の衣装
種村さんの地元である一宮市は繊維産業で栄えた街
このイベントでは原画のほかにも特別な展示があります。それは『神風怪盗ジャンヌ』に登場する主人公ジャンヌの衣装レプリカ。
実はこの衣装、種村さんと彼女の地元である一宮商工会議所が共同で制作したもの。
昔から繊維産業で栄えてきた一宮市。古くは平安時代から美しい絹織物を生産したと伝えられており、現在でも日本有数の生地の生産地です。
総合繊維産業都市・一宮市が誇るプロの技を持って作られたジャンヌの衣装を見られるのは、この名古屋パルコだけ。
写真は上半身のみですが、実際はブーツまでしっかりと作られているそう。ぜひ会場で全身をお楽しみください。
イベント開催期間の折り返しとなる2月9日(金)からは、入場チケットの絵柄が変わります。絵柄は公式サイトで確認できるので、好きなイラストを狙って行くのも良いかもしれません。グッズも「ジャンヌ」から「アイナナ」まで盛りだくさんです。
豪華絢爛な種村有菜ワールドをぜひ堪能ください!
種村有菜 原画展 ~20th anniversary~
開催期間:2月1日(木)~2月13日(火)
営業時間:10:00~21:00(※入場は閉場の30分前まで)
休館日:2月8日(木)
入場料:1,200円
主催:テレビ愛知
URL:種村有菜 原画展 ~20th anniversary~ 公式サイト
住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目29−1 名古屋パルコ西館8F パルコギャラリー
画像提供:テレビ愛知