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「ギャラリー・タンザニアフィリア」とは
まさかこんなところに?!東山通りに突如現れるアフリカンアート
地下鉄東山線「東山公園駅」から徒歩5分ほど。
大通り沿いのとあるビル。入り口は小さく、気付かずに通り過ぎてしまうくらい。
しかし、その店内に一歩入ると、カラフルなアートやグッズが所狭しと並んでいます。
このトートバックは、リバーシブルでとっても機能的!
鮮やかな日傘も、日本ではなかなか見かけないデザイン!可愛いですね。
どれも、本当に色鮮やかでパワフルなイメージ溢れるものばかり。
これらは、タンザニア独自のアート作品でもあるんです。
タンザニア発のアートスタイル「ティンガティンガ」
世界中から注目されているアフリカンアートの一つ
大胆にデフォルメされた動物たち。
この特徴的なイラストは、「Tingatinga(ティンガティンガ)」と呼ばれる、タンザニアで生まれた絵画スタイルなんです。
1960年代末に創始者であるエドワルド・サイッド・ティンガティンガ氏によって始まったこのアート、多くの弟子たちが作風を引き継ぎ、今ではアフリカを代表するモダンアートとして世界中から注目を浴びています。
「ギャラリー・タンザニアフィリア」は、このティンガティンガの作品にたくさん触れることのできる貴重な場となっています。
タンザニア愛に溢れたオーナー・清水さんの想い
愛知万博をきっかけにギャラリーをオープン!
このギャラリーの作品やグッズは、オーナーである清水邦子さんが現地で見つけたり、独自に企画開発して、現地や日本で制作したもの。全てのテーマはタンザニアです。
清水さんとタンザニアとの出会いは、大学卒業後、東アフリカでのスワヒリ語留学を経て南アフリカへの縦断の旅の途中だったそうです。
「情勢不安だったウガンダとタンザニアの国境で、ウガンダ市民の安全を守るために駐留していたタンザニアの軍隊に遭遇したことがあり、私たちは非常に動揺しました。しかし、そこで出会ったタンザニア兵士たちが、貴重な水を分けてくれるなど、本当に親切にしてくれて。それがタンザニアを好きになるきっかけでした。」(清水さん)
その後、通訳翻訳の仕事などの傍ら、趣味の会を立ち上げタンザニア等東アフリカと交流を深めていったのち、2005年の愛知万博でダンザニア・ブースのボランティア・サポートをタンザニア大使から任せられた清水さん。これを機に、「もっとたくさんの人たちにタンザニアについて知ってもらいたい!」と、ギャラリーをオープン。ティンガティンガのアーティストを招いてワークショップを行うなど、常にタンザニアの魅力を発信し続けています。
ちなみに、「ギャラリー・タンザニアフィリア」と言うお店の名前。
これは、「タンザニア大好き!」という意味があるそう。名前からも、清水さんのタンザニア愛が伺えますね。
ギャラリーに一歩踏み入れると、タンザニアに行きたくなること間違いなしですよ!
(ちなみに、年に何度もタンザニアを訪れている清水さんですが、運が良ければギャラリーにいらっしゃるので、タンザニアの魅力について熱く語ってくれますよ!)
ギャラリー・タンザニアフィリア
営業時間:12:00~17:00
定休日:不定休