さらにIDENTITY名古屋では、話題の「御朱印」と周辺のスポット情報もお届け。「御朱印集めをしている」「パワースポット巡りが趣味」「とにかくお出かけが好き!」という方は、お見逃しなく。
目次
芦毛の神馬が出迎えてくれる三重県『多度大社』へ
見応え抜群。「多度祭」当日は全国から見学者が訪れるほどの賑わい
名古屋から三重方面へ、車で約1時間。木曽三川を渡り、大きな鳥居をくぐり抜けるとその先に見えてくるのが『多度大社』です。
鳥居へ向かって続く、長い長い階段。その隣には、情緒あふれる御殿と「上げ馬神事」でお馴染みの絶壁が。
「上げ馬神事」とは、人馬一体となって坂から絶壁を駆け上がりその年の豊作や景気を占うというもの。多度大社のCMのワンシーンにもなっていますよね。
この神事が行われる「多度祭」は、三重県の無形民俗文化財に認定されており、全国から見学者が訪れるほど人気があるお祭りです。
鳥居をくぐると、出迎えてくれる芦毛の『錦山(きんざん)』。
白馬伝説の言い伝えにある「神馬」の役割を果たします。賽銭箱に100円を入れて、人参をあげたら錦山へのお参りは完了。本宮へ向かって歩きましょう。
緑、滝、せせらぎ……。マイナスイオンたっぷりの境内を歩く
於葺門(おぶきもん)から先の空気はちょっと違う? 静かに流れる時を体感して
もうひとつ鳥居をくぐり、緑がより深まったところで分かれ道に。順路は左側となっているので、指示に従って歩いていきましょう。
本宮へ辿り着くまでにある末社のなかには、天照大御神(伊勢神宮内宮と同じ神様)が祀られている「神明社」があります。
その他、摂社も決してスルーせずひとつひとつにお参りすることをお忘れなく。
於葺門(おぶきもん※本宮入口の門)をくぐると見えてくる滝とせせらぎ。
山から吹く風も心地よく、しばらくじっとしていたい気分になります。
最後に神橋を渡り、いよいよ本宮に到着です。
祀られている神様は「天津彦根命(あまつひこねのみこと)」。天照大御神の御子神にあたります。
すぐ隣にある別宮『一目連神社(いちもくれんじんじゃ)』に祀られているのは、天津彦根命の御子神となる「天目一箇命(あめのまひとつのみこと)」。
こういった御祭神の関係から、多度大社は『北伊勢大神宮』と言われ、「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば 片参り」と謡われてきたんだそう。ざっくりした意味を説明すると、「伊勢神宮へ行くなら、多度大社にも行かなければ意味がないよ」といった感じですね。
参拝が終わったら、御朱印をいただくべく社務所に向かいましょう。
戻る途中には、滝から続く小川へ降りることができる場所もあるので涼んでいくのもいいですね。(※水遊びはしないように)
多度大社の御朱印と周辺スポット情報
“おうちごはん”ランチが人気の古民家風のカフェや老舗店をご紹介
多度大社でいただいた御朱印はこんな感じ。「馬」という字が逆さになった絵が特徴的です。
さて、ここからは周辺スポット情報をご紹介。まずは、多度大社(正面)を出てすぐのところにある老舗和菓子店から。
昔ながらの建物と店構えが目を惹く『丸繁』。こちらのお店では名物のクリーム大福やアイスクリーム饅頭といった和菓子をはじめ、かつ丼やうどんなど軽食をいただくことができます。駐車場の目の前にあるので、参拝後のひと休みに立ち寄りやすいお店です。
丸繁の斜向かいに位置するのは、老舗米穀店が営む『車久米穀店』。こだわりのお米を店頭精米で販売しているほか、食べ歩きにピッタリのスイーツやおむすびを提供しています。
お店自慢のお米で作った「おもちのワッフル」や、「玄米あげウマもち」をぜひご賞味ください。
“隠れ家的”お店として人気がある古民家風のカフェ『花遊舎(かゆうしゃ)』は、多度大社から東へ300mほど進んだところにあります。

『花遊舎ランチ(1,000円)』 お得でボリューミーな美味しい手作りごはん
こちらは、栄養バランス&ボリューム満点のおうちごはん風ランチが話題のお店。風情ある店内でゆっくりとひと休みされてはいかがでしょうか?
手作りシフォンケーキのセットも大変人気だそうですよ。
出迎えてくれる芦毛の神馬。そして、生い茂る緑と滝から続くせせらぎ。多度大社へ行けば、カラダも心も癒されること間違いないでしょう。
IDENTITY名古屋では、今後も東海地方の神社と御朱印、そして周辺スポット情報をお届けしていく予定。次回も、お楽しみに!
多度大社
URL:多度大社 公式サイト