早いもので8月も後半になりました。夏休みもそろそろ終わりが見えてきて、子ども達は残念な反面、親御さん達は少しほっとしているのではないでしょうか。
ただイベント続きのお盆も過ぎ、プールや遊園地も行ったし、買い物だけだと子どもが飽きちゃうし、残りの夏休みをどう過ごしたら良いか、、、と悩む方いらっしゃいませんか?
そんな親御さんにぜひおすすめしたいのが、8月11日から開催されている「あいちトリエンナーレ」の「エデュケーションプログラム」です!
目次
エデュケーションプログラムとは
「あいちトリエンナーレ」は2010年より3年に1度開催されている国際的な芸術祭です。詳しい概要はこちらから。
「エデュケーションプログラム」は「創造する人間の旅」がテーマとなったあいちトリエンナーレをより楽しむために作られたプログラム。
多様な対象に向けた「みる」「であう」「たいけんする」「つくる」「かんがえる」「しる」「しらべる」活動を展開する当プログラムは、4つの常設活動空間と特定の日に行われる活動で構成されます。
美術館のプログラムと言うと、大人を対象とした作品を鑑賞しながら感想を交流するワークショップを想像するかもしれません。
しかし、あいちトリエンナーレのエデュケーションプログラムは大人はもちろん子どもこそ楽しめるものばかりなのです!
今回はそんなエデュケーションプログラムの常設活動空間の中で特にオススメなものを紹介します。
遊びながらアートの見方が身につく「ダミコルーム」
まずあたまとからだのウォーミングアップとして鑑賞する前に訪れて欲しいのが「ダミコルーム」です。
人の形をした門をくぐると、そこにはアートのおもちゃがいっぱい!自分で触り直感的に動かしながらアートを構成する「光・かたち・色」などの要素を感じられます。
ダミコルームの一角にあるビクトル・ダミコギャラリーでは、白い紙に自由に色紙やスポンジを貼った作品をその場で作ることができます。
こどもから大人まで『創意工夫』を体験する「キャラバンファクトリー」
時間に余裕がある人は「キャラバンファクトリー」を訪れてみてください。「キャラバンファクトリー」は、様々な素材や道具を使ってものづくりを楽しむ場所です。
グループを作ってその場で”なにか”を作り出す「とことんプロジェクト」や15分程度で気軽に楽しめる「のびのびプロジェクト」、想像力が掻き立てられるものを見たり聞いたりする「いつでもプロジェクト」の3つがあります。
色んなものが溢れる空間でのものづくりは、あなたもきっと時間を忘れてじっくりと取り組んでしまうはず。
あいちトリエンナーレをより楽しむ仕組みが満載の「エスタシオン」
「現代アートの楽しみ方がわからない」という方にぜひオススメしたいのが、「エスタシオン」!
各会場にあり、作品をより楽しむことができる工夫が満載です。ぜひ作品の見方のヒントが詰まった「キャラバンバック」を借りて、たくさんの質問が詰まった「クエスチョンシート」を使ってあいちトリエンナーレを回ってみてください。
きっと今までとは違った見方で作品を鑑賞できていると感じることができると思います。
あいちトリエンナーレを見て回る間に、アートにもっと詳しくなりたくなったら、「ライブラリー」にも足を運んでみてください。
この4つの常設活動以外にも、ガイドと一緒にあいちトリエンナーレを回る「ガイドキャラバン」や、キュレーターと一緒にベビーカーに乗った子どもも大人もゆったりと楽しむ「ベビーカーツアー」なども行われます。
事前の申し込みが必要なので気になる方はお早めに!
美術館といえば静かに見て鑑賞するイメージがあるかもしれません。しかし現代アートは音や動きが賑やかな物や、手で触ったりすることができる物も多く、どんな年代でも楽しむことができます。
ぜひ親子でわいわい話しながら、あいちトリエンナーレを楽しんでみてはいかがでしょうか?
あいちトリエンナーレ2016
開催期間:2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)