「Uber」というサービスをご存知でしょうか?このサービスは車を所有する一般の人が、空いた時間を使ってタクシーのように乗客を送り届けてくれるというもの。これは個人が持つ「使われていない資産」を共有することを表す「シェアリングエコノミー」を代表するサービスのひとつで、他にも民泊サービス「airbnb(エアビーアンドビー)」や、個人のスキルを売買する「coconala(ココナラ)」というサービスなどは聞いたことがあるのではないでしょうか。
Uberは2014年から日本での導入を試みており、2018年9月からはフジタクシーと協業しついに名古屋でサービスをスタートしました。今回はそのサービスを実際に使ってみた体験をレポートします!
目次
Uberの仕組み。2タップで配車ができ、料金の支払いもスムーズに
ドライバーの身元や評価を確認できるため安心して利用できる
Uberはアメリカの「ウーバーテクノロジーズ」というベンチャー企業が作ったサービス。2010年に創業したあと、たったの5年でUberは50カ国にまで展開するようになりました。
利用客はスマートフォンに入れたUberのアプリから、目的地と乗車する車のタイプを設定するだけ。ドライバーはGPSで利用客の位置を特定して迎えに来てくれます。
利用客は事前にクレジットカード(デビットカード可)を登録して、運賃の支払いはそこから引き落としされます。そのためドライバーと利用客の間でお金をやりとりする必要がないのです。
ドライバーはUberによって身元が確認されています。また顔写真の登録が必要であり、これまでに利用した客からの評価も見ることができるため、一般人がドライバーをしていても安心して利用できるというわけなのです。
海外でタクシーに乗ったときにぼったくりに遭いそうになった筆者からすると、事前にどのような人がドライバーなのか確認できるのはとても安心できます……!
また、目的地までのおおよその運賃があらかじめ表示されるというのも安心できるポイント。あとで法外な料金を請求されることがないため、ぼったくりを心配する必要がありません。
名古屋で実際にUberを使ってみた!
目的地の共有やお金の受け渡しなどの手間は一切ナシ
Uberの仕組みについて説明したところで、名古屋でも利用できるようになったUberを実際に使ってみた感想をシェアします!
この日DJの出演予定があった筆者は、自宅へドライバーを呼び、車道にあるライブハウスまで乗せてもらうべく、アプリを立ち上げました。
ライブハウスの名前を入力すると、何分で迎えに来れるか、おおよその運賃、予定到着時間などが表示されます。配車する車を決めると、その車の現在地がいまどの位置にいるかを見ることができるようになりました。
タクシーが近づいてきたので、家の外まで出るとちょうどフジタクシーの車が到着しました。車のナンバーも事前に確認できるので、「あの車で合ってるかな…?」という心配も要りません。車に乗ると、軽い挨拶のあと、発進。行き先はドライバーにも共有されているため、伝える必要はありません。
Uberのアプリを開くと、あと何分で到着するか表示されていました。表示された時間通りにライブハウスに到着して降車。支払いはクレジットカードで自動的に引き落とされるため、お金のやりとりは必要ありません。ちなみに運賃は6kmほどで2,800円程度。
初めてUberを利用してみた感想は、「楽すぎてあっけない…」というものでした。これまでタクシーを配車するときは、タクシー会社に電話をして、どの車かを探して、目的地を伝えて、運賃の支払いをして、という手順を踏む必要がありました。
しかしUberならこれらを省略することができます。これまでタクシーを利用するのに煩わしさを感じていましたが、スマホ一つで配車ができて、支払いもスムーズにしてくれるため、そのような煩わしさを感じずに済みました。
楽に配車をするならUberが圧倒的におすすめ!
現在はタクシー会社との協業のみ。一般ドライバーの参入に期待
あとで知ったのですが、Uberでは配車予定のドライバーとチャットで連絡を取ることができます。荷物の情報や、ドライバーが利用者を見つけられないときなどに利用できるようです。
筆者の個人的な感想としては、一般のタクシーと比べて料金面では大きなメリットはありません。しかし配車の便利さは圧倒的にUberに軍配が上がるでしょう。
現在名古屋では法律の問題で、Uberに一般人がドライバーとして登録することはできず、タクシー会社のみが配車されています。しかし法整備が整い、海外と同じように一般人もドライバーになることができたら、さらに移動が便利になるかもしれません。
画像引用元:https://www.uber.com/