今回は『zZz』と、同ブランドを立ち上げた大学生“D”に迫ります。
目次
『zZz(ジィーズ)』とは?
現役大学生“D”立ち上げたミステリアスなブランド
『zZz(ジィーズ)』は、コンセプトが明かされていない謎の多いファッションブランド。「Boys sleep sometimes.」というフレーズと、眠りを表すアイコンの「zZz」がロゴがブランドアイコンです。
『zZz』で取り扱われるアイテムは、ストリート風でありながら、モノトーンを基調としたものが多いことが特徴。アイテムはオンラインショップで販売されています。
『zZz』のアイテムは、その人気から商品が入荷するとすぐに完売。そのため商品入荷のタイミングを「Drop」と名付け、SNSで事前に告知しています。
前月(2017年8月27日)には、古着セレクトショップであるハクリョウにセレクトされ、名古屋PARCOの店頭にも並びました。当日は大阪や静岡など遠方からアイテムを買いに来る方や、開店前に3時間並ぶ方もおり、開店から2時間でほぼ完売。その人気ぶりが伺えます。
立ち上げ人でデザイナーの大学生“D”って何者なの?
“D”は愛知県の大学に在籍するファッションリーダー
『zZz』のブランドを立ち上げた中心人物Dさん。彼は愛知県の大学に籍をおく学生ながら、同ブランドのブランド戦略やデザインを手がける敏腕デザイナーです。
高校時代、古着屋で働いていた知人に影響を受けてファッションに興味持ったというDさん。ファッションコーディネートアプリWEARにはサービスが開始した初期から投稿をしていたそう。

Dさんのフォロワーは2万人を超える(2017年9月時点)
現在では2万人以上のフォロワーを抱え、自他共に認めるファッションリーダーです。
なぜDさんは『zZz』を立ち上げることになったのか
好きな服が高くて買えない、もどかしい。だったら自分で作ろう。
『zZz』が立ち上がったのは、Dさんが留学から帰国した2016年。ブランドのルーツは留学先のカナダにありました。
Dさんはカナダのトロントで触れた異文化、特に街中で黒人の人々が発揮するクリエイティビティに大きな影響を受けたといいます。路上で絵を描いたり、演奏を繰り広げたりするアーティストはもちろん、一見ダサいと思われるアイテムをアレンジしてかっこよく着こなす姿に魅了されました。
帰国後も、海外のファッションのように「あっ」と目を引くアイテムが欲しいと通販サイトを探したDさん。しかし、魅力的なアイテムは海外ばかりで、輸送費・関税で学生が買うには気が引ける価格のものばかり。
「好きな服が高くて、買えなくて、もどかしい。…だったら自分で作ろう。」
カナダのPOLOで働いた経験や古着屋に通って身につけた知識をフルに活用し、服の仕入れからデザイン、流通にいたるまでDさん自ら推し進めていきました。
「好きな服が買えないもどかしさ」から立ち上がった『zZz』。自らデザインも行うDさんは「海外のような目を引くデザインを、日本人にも解釈しやすいものにアレンジして届けたい」と語ります。
ブランドの背景にあった若者ならではの苦悩が、ファッション好きな若者の心を掴んでいるのかもしれません。
古着やストリートファションに興味がある方は、オンラインショップを覗いてみてはいかがでしょうか。
zZz(ジィーズ)
URL:zZz オンラインショップ
Instagram:公式アカウント
画像引用元:https://zzz.official.ec/,http://wear.jp/user/?search_word=D&pageno=2,