いよいよ開催する「やっとかめ文化祭2018」。こちらの記事では企画についての紹介をしました。
今回は、IDENTITY名古屋インターンのゆいにしおが、イベントを行う場所となる4ヶ所をレポート!ぜひ、やっとかめ文化祭を楽しむ参考にしてみてくださいね。
目次
秋色の着物を身にまとって、まち歩きに出発!
背筋がピンと伸びる、鮮やかな着物
この日、まず訪れたのは民族衣装文化普及協会伏見教室。こちらで着物の着付けをしていただきました。
「今の気候は羽織をしなくても十分だから、柄を丸ごと楽しめていいですよね」と、お話しされながら、手早く着付けていく先生に惚れ惚れ。
帯をキュッと締めて、帯締めをちょこんと飾ると、背筋がピンと伸びます。
鮮やかな扇子の柄の着物を着て、まち歩きへ出発です!
※やっとかめ文化祭期間中は、協会認定教室にて無料で着付けをしていただくことができます。詳しくはこちらから。
着物で名古屋城を散策すれば、いつもとは違う気分に
どっしり構える、名古屋のシンボル
今年のやっとかめ文化祭のオープニングは、名古屋城で行われます。
近場にあるから、と思ってなかなか足を踏み入れなかった名古屋城。せっかくだから、本丸御殿の中に入ってみることにしました。
歩いて感じる、上流階級の暮らし
今年の6月に復元工事を終えた本丸御殿。廊下を歩くと、キュッキュッという音が響きます。
どの部屋も屏風や襖の絵柄が違って、どんな人がどうやって使っていた部屋なのか、じっくり考えてしまいます。
鮮やかな色をした取手。細かなところからも、当時の暮らしぶりがうかがえます。
円頓寺商店街まち歩き
名古屋弁のおみくじ!?金刀比羅神社
次に向かったのは、名古屋駅から少し歩いたところに位置する円頓寺商店街。
この商店街の中にひっそりと佇む金刀比羅神社では、なんと名古屋弁で書かれたおみくじがひけるんです。
初詣以外にあまり引くことのないおみくじ。さっそく引いてみます。赤い包み紙をほどいて、出てきた結果は?
小吉でした。「思いがけにゃー不運に泣く事もあるけど気をしっかり持って好機を待っときゃあ」と、ちょっと厳しいけど、優しい言葉。バリバリ名古屋弁のおばあちゃんのことを思い出しました。
誘惑の匂いで溢れるお昼時の商店街
参拝後に商店街を歩いていると、揚げ物の良い匂い。目を引く赤い看板が見えてきました。「コロッケ2つ!」「今日はもう売り切れです、ごめんなさい」「あら、ないの?じゃあハムカツ2つね」と、そんな地元の人の会話が聞こえてきます。
正午の時点で、コロッケは売り切れ。とても人気の商品なんだとか。
私も何か食べたくなって、こんがりきつね色のミンチカツを注文。噛んだ瞬間、サクッという音とともに肉汁が溢れます。
着物にこぼさないように、注意しながらいただきました。
青柳総本家KITTEでひと休み
ミルク風呂でにっこりと浮かぶ、おなじみのあの子
名古屋の手土産として、長く愛されてきたかえるまんじゅう。2016年にKITTEにオープンした青柳総本家でしか食べられないのが、この「カエルのミルク風呂」です。
すっきりとした甘さのミルクシェイクに、かえるがにっこりと浮かんでいます。食べるのがもったいないから、とためらっているとシェイクが溶けてしまうのでご注意を。
一口で食べるのはもったいない!?一口ういろう
こちらは11月末までの限定、梨味のういろう。秋の香りが口いっぱいに広がります。
和菓子とコーヒーの組み合わせは新鮮で、でもとても落ち着く時間を過ごせました。
名古屋で愛される純喫茶 ライオン
ずっと変わらない拠り所
栄はよく歩くけれど、いつも通り過ぎていた場所。趣ある店構えのライオンに、入ってみることにしました。
栄の中心部とは思えないほど、昭和レトロの雰囲気が漂います。ジャズが人の会話を遮らない音量で流れ続ける、素敵な空間。
飲み物と軽食を注文して、雰囲気を味わいながら待ちます。
店員さんがお冷と一緒に持って来てくれたのは、ゆで卵!名古屋の喫茶店ならではのサービスです。
続いて運ばれてきたのは、卵サンドとトマトとハムのサンドがのったミックストースト。バナナの輪切りがちょこんと乗っかっているのが、なんだか不思議。絶妙な焼き加減で、コーヒーとの相性はバッチリです。
今年の春にリニューアルオープンしたライオン。だけど、店名が印字されたカップも、店内の雰囲気も全然変わらないのだとか。
これからもずっと、名古屋の喫茶店文化を支え、いろんな人の拠り所になっていくのでしょう。
さらに、レトロな喫茶店で味わうクリームソーダは格別!モザイクタイルと、古時計の前で記念に一枚。
今回は、やっとかめ文化祭2018の舞台になる4箇所を巡りました。この4つだけでなく、いろんな場所でやっとかめ文化祭は行われます。あなただけの「場所・モノ・コト」を探してみてください。
開催期間:10月27日(土)〜11月18日(日)
場所:名古屋市内一円
参考:
[名古屋城]オープニング
[円頓寺商店街]四間道・円頓寺界隈の来し方から行く末を考える
[青柳総本家KITTE]名古屋かわいい和菓子めぐり
[ライオン]名古屋の純喫茶まち歩き