去年もイベントをご紹介したように、今年もまち歩きプログラムに登場するスポットを訪れてみました。IDENTITY名古屋が時代を超えて楽しめるまちの歩き方を紹介します。
目次
恋愛運上昇のパワースポットでお詣りする『恋の三社めぐり』
恋の三社めぐりとは
長きに渡りまちを見守ってくれている神社めぐりは、歴史好きな人必見です。近年では、御朱印を集める人も多く、神社に足を運ぶ機会が多くなっているのではないでしょうか。
今回紹介するのは、そんな神社の新しいめぐり方です。
「恋の三社めぐり」は、その名のとおり、恋の神様をめぐり恋愛成就を願うもの。名古屋市内の3つの神社が実施しています。縁結びや良縁祈願なので、恋に悩む女子にはもちろん、友人との縁や仕事との縁など“良い縁”を求める方にもおすすめなんですよ。
三社めぐりで訪れるのは以下の神社。
- 高牟神社「恋の水(恋の霊水)」
- 城山八幡宮「連理木(縁結びの御神木)
- 山田天満宮(御嶽神社)「よりそい石(恋の導き)」
三社で配布されている集印スタンプ台紙に、それぞれの神社でスタンプ代100円を支払い、スタンプを集めます。
スタンプを三社分集めると、添付されている「願い文」を御神前に奉納でき、スタンプ台紙の表紙には恋愛運上昇印が押されます。
さらに可愛らしい記念品ももらえますよ。こちらはスタンプを集めてみてのお楽しみです。
それでは、この三社めぐりの舞台になる神社を紹介していきましょう。
【千種】高牟神社
千種駅から徒歩5分ほどのところにある「高牟(たかむ)神社」。境内に湧き出しているのは「古井(恋)の水」と呼ばれる霊水です。
日本名水百選にも選ばれており、長寿の水や恋が生まれる水とも言われています。1年を通して水温が変化しない珍しい水で、夏には冷たく冬に暖かい霊水として大切にされています。
【覚王山】城山八幡宮
覚王山駅・本山駅からそれぞれ徒歩7分程度のところに位置する「城山八幡宮」。本殿裏手にある「連理木(れんりぼく)」は、出会いと縁結びの御神木です。
ひとつの枝がほかの枝と連なり、再び木目が合わさったもので、男女の深いつながりや和合の象徴として、良縁祈願や夫婦円満の御神木として信仰されているそうです。
ほかにも城山八幡宮境内には、赤石と青石の間を目を閉じて歩く「桃取石の恋占い」や、水に浮かべることで運勢が浮かび上がる「水みくじの恋占い」があるので、恋愛運をアップしたい人必見の神社となっています。
今回は水みくじを行ってみました。授与所にて初穂料300円を納め、水みくじを1枚選びます。恋占いと人生占いの2種類から選ぶことができますが、今回は折角なので「恋占いの水みくじ」にしてみました。
おみくじを浮かべる水盤には、恋愛運のパワーストーンとしても有名なローズクォーツが、幸運のシンボルである四つ葉のクローバーをかたどって埋められています。
こちらの水盤にそっと水みくじを浮かべましょう。すると……
あっという間に文字が浮かび上がってきました。こちらの文字はまたしばらくすると消えますが、また水に浮かべると文字が浮かび上がってきます。
水みくじは持ち帰ってももちろんいいですが、みくじ結びに願いを込めて結んでいくのもアリ。
なんと城山八幡宮のみくじ結びはハート型になっています。より一層、恋のご利益がありそうですよね。
【大曽根】山田天満宮(御嶽神社)
大曽根駅から徒歩約7分ほどのところにある「山田天満宮」。その境内にある御嶽神社に、悪縁を断ち切り良縁を導く神様として信仰されている大巳貴命(おおなむちのみこと)が祀られています。
こちらの「よりそい石」を優しく撫で、恋の導きを祈りましょう。
お寺や神社が集まる大須にもご縁を結ぶ神社アリ
【大須】三輪神社
ここまで恋の三社めぐりを紹介してきましたが、実はもう一社ぜひ訪れてほしい、恋にもまつわる神社があります。大須にある「三輪神社」です。
御神木であるくすのきは「縁結びの木」と呼ばれており、多くの人が赤い糸を結んで願いごとをしたり、赤い糸で5円(ご縁)玉を結んだりしています。
三輪神社参拝の際には、神様のお使いであるうさぎにも注目です。
「幸せのなでうさぎ」と言われており、撫でることで福をいただくことができます。
茶室でゆっくり和菓子と抹茶を堪能!お土産にもおすすめの和菓子屋さん
【伏見】むらさきや
恋にまつわる神社を回って歩き疲れたら、伏見駅のほど近くにある老舗和菓子屋「むらさきや」で休憩はいかがでしょうか。「やっとかめ文化祭」では「名古屋らしい和菓子さがし」にて名古屋の老舗和菓子店を特集。名古屋ならではのネーミングや、歴史・文化が詰まった和菓子を販売する23店を紹介していますので、ぜひ期間中にめぐってみてくださいね。
「むらさきや」は水羊羹が有名なお店ですが、他にもたくさんの種類の和菓子が並んでいます。お土産として持ち帰りはもちろん、奥の茶室でゆっくり和菓子と抹茶を頂くのもおすすめです。
今回は6種類あった生菓子のなかから、「栗粉」と「葛製 羊羹まんじゅう」をいただきました。

「栗粉」(左)と「羊羹まんじゅう」(右)
「栗粉」は栗の茶巾しぼりのなかにあんが、「葛製 羊羹まんじゅう」は薄い羊羹のなかに栗粉あんが入っています。どちらも栗の風味が楽しめる生菓子です。
どちらもセットで836円(税込)でしたが、選ぶお菓子によっては料金が異なります。時期によって異なる和菓子の種類によっても変動しますので、お店でチェックしてみてくださいね。
明治の赤レンガ建築と洋食器を満喫
【亀島】ノリタケの森
近代陶業発祥であるノリタケ。「ノリタケの森」は、その本社敷地内にある複合施設で、“文化と出会う”、“暮らしを楽しむ”、“歴史を感じる”をコンセプトに陶磁器を楽しむことができます。
1904年に建築され1975年まで活躍した赤レンガ造りの建物は、日本陶器合名会社の最初の工場。味わい深い赤レンガ棟は、インスタ映えも抜群です。
今回はそんな赤レンガ棟のひとつに入っている、ライフスタイショップ「ノリタケスクエア名古屋」にお邪魔してきました。
ノリタケの食器をはじめ、キッチンアイテムや雑貨が充実しています。
数多くの食器のなかから、今回購入したのはこちら。
EL DORADO(エル ドラード)のオールドグラスで1個3,300円(税込)。特殊技術により腐食させ結晶のような表面に仕上げています。さらにその上から金転写加工を施しており、とてもおしゃれです。
このように贈り物はもちろん、自分のお気に入りにもきっと出会えるはず。見るだけでも充分楽しめるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
やっとかめ文化祭のプログラム当日は、普段は入れない本社正門扉が見られるなど、ノリタケの森を存分に楽しむことができますよ。
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
URL:ノリタケの森
住所:愛知県名古屋市西区則武新町3丁目1-36
関連プログラム:ノリタケ満喫ツアー 〜赤レンガ棟からミュージアム本社正門扉まで〜
名古屋の魅力を詰め込んだ「やっとかめ文化祭」。今回紹介したスポットはもちろん、名古屋のまちじゅうで開催されます。普段は見ることのできない場所に行けたり、学校では教えてくれなかったディープな歴史の話を聞けたりと、気になるイベントがたくさん開催されますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
やっとかめ文化祭2019
開催期間:2019年10月26〜11月17日
場所:名古屋市内一円